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この名言をそのまま引用しても意味がありません。面接の場で名言を引用して語っても高評価はもらえません。そうではなくて、この名言からユニークな話し方のインスピレーションをもらうのです。こんな風に考えてみましょう。
2012-10-27 20:41:03皆さんが次の1冊は何を読もうかと探すとします。図書館に行って探すかもしれませんし、大型書店に行って探すかもしれませんね。そこでは何をするでしょうか。まずは、片っ端から本を手に取ってみて、これでもない、あれでもないと選びながら、最終的に一冊の本を選ぶことになるでしょう。
2012-10-27 20:42:49最終的に一冊の本を選び出すまでに、100冊、200冊の本を手に取り、眺め、あるいは、本棚に目を走らせるでしょう。その中で選んだのが最終的に買った(借りた)1冊です。ここに読書の醍醐味を見出すこともできますよね。それを言葉で表現してみるとどうなるでしょうか。
2012-10-27 20:44:34例えば、「読書の醍醐味は1冊の本を選ぶ時にも味わえます。図書館や書店で1冊の本を選ぶために、少なくとも200冊以上の本を眺めます。手に取ったけれど読まなかった200冊の重みを感じながら、選んだ1冊を読みます。年間100冊読めば、手に取ってみた本はのべ2万冊になります。(続く)
2012-10-27 20:47:26(続き)手に取ったけれど読まなかった2万冊に心を馳せながら100冊をじっくり読むのが私の読書の醍醐味です。読みたい本を選ぶという行為も読書の一部だと思いますし、そこには知的な楽しみもあります。去年読んだ100冊の本と読まなかった2万冊の本は私の宝物になりました。」のようにします。
2012-10-27 20:50:07直前の例は、あくまでもあるひとつの名言からもらったインスピレーションを語りに応用してみたという一例です。多くの名言に触れておけば、語りの切り口を発見する際の大きな助けになるということをお伝えしたかったのです。
2012-10-27 20:54:58ユニークに語れるようになるためには、たくさんの名言や文章に触れておく必要があります。他人の優れた言葉もろくろく知らないのに、自分の語りが上手くなるはずがありません。引用や盗作を奨めているのではありませんよ。自分の言葉の感性を磨くことが重要だということを申し上げているのです。
2012-10-27 20:57:40「面接が苦手で上手く話せなくて悩んでいます」という相談をよく受けます。そんな人には私はこう聞きます。「あなたが共感する、感動するような言葉に何百も何千も触れてきましたか?触れようとしていますか?」ほとんどの場合、答えはノーなのです。話が下手な人は、人の優れた話を聞いていないのです
2012-10-27 21:01:18私は教採志望者の面接指導をするときは、優れた表現をシャワーのように浴びてもらうように努めています。ですから時には、教採の面接対策講座というより、ライター養成講座みたいになることもあります(笑)。
2012-10-27 21:14:16ポジティブに語るということは、単に語り手がポジティブであるというだけでなく、聞き手の心をポジティブにするということが何よりも大切です。そして、ポジティブとは、比較的インフォーマルに、「明るく、元気に、爽やかに」くらいに捉えておけばよいと思われます。
2012-10-27 21:17:43ポジティブに話すという際に、よく使われる例があります。コップに半分、水が入っているとします。最もネガティブな言い方は「コップには半分しか水がない。」です。次は「コップにはまだ半分も水がある。」ですね。最もポジティブなのが、「あと半分でコップの水はいっぱいになる。」ですよね。
2012-10-27 21:31:44ポジティブに語るとき、語り手は聞き手の心を明るくします。元気にします。爽やかにします。「そうか、そう考えればいいんだ!!」という元気を与えるのです。それがポジティブに話すということです。そして、この話し方は教師ができなければならないものです。この話し方は教師の資質なのです。
2012-10-27 21:34:07教採の面接では、いかにポジティブに語れるかが合格を決めると言ってもいいでしょう。聞き手である面接官の心に元気を与えて「なるほど、そういう考え方はいいなあ!!」を思わせることができれば、合格はぐんと近づきます。
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