神津恭介長編マラソン(1)

高木彬光の「神津恭介もの」長編作品を刊行順に読んでいこう、というお玉さんの試みをまとめました。第1部では、『刺青殺人事件』『呪縛の家』『魔弾の射手』『わが一高時代の犯罪』『白妖鬼』『輓歌』の6作分を収録しています。
14
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

さて、お玉さんは、かねてから懸案であった、高木彬光・神津恭介長編マラソンを結構するのであります( ´ ▽ ` )ノ

2012-10-11 22:57:42
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『神津恭介長編マラソン』 だけど、少年ものは除く。合作は除く。出版芸術社の平成三部作も除く。例のシリーズも除く。そんなヌルいルール設定でいくんだよ〜♪ もちろん『地獄の舞姫』も除くー( ´ ▽ ` )ノ つまり、角川文庫で発刊された神津ものが対象となるんだよ〜

2012-10-11 23:02:46
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ちなみに、神津恭介の長編は光文社文庫『五人の探偵たち』の巻末リストによると17本みたいだね。刊行順に読んでいくヨ。

2012-10-11 23:09:00
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

というわけで神津恭介マラソン其の1 『刺青殺人事件』 初稿と見比べながら、チマチマ読むとしましょう( ´ ▽ ` )ノ 初稿の松下研三、スマートでやたらカッコいいんだよなぁ〜

2012-10-11 23:28:21
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

講談社現代推理小説体系(昭和47年刊行)の高木彬光巻に収録されている『刺青殺人事件』を読んでいるよ。 神津が「こうづ」でルビふられているのが、私、気になります。

2012-10-11 23:43:34
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

個人的な作品の好き嫌いはともかくとして、高木彬光という作家を長編二本だけで表現してみようと考えたら、やっぱり『刺青殺人事件』と『破戒裁判』になっちゃいますね。 邪馬台国とか白昼だったら、誤解を与えかねんよ。 現代推理小説体系、グッジョブ!

2012-10-11 23:50:41
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

現代推理小説体系はいい装丁だなぁ。集めたいけど場所とるなぁー。あと、ところどころセレクト変だもんなぁ〜。佐野洋、松本清張、中島河太郎。誰の声が一番大きかったのやら?

2012-10-11 23:58:17
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

あー、神津恭介マラソン17分の1。 『刺青殺人事件』読了( ´ ▽ ` )ノ じつはじゅうねんぶりくらいによんだよー。 扶桑社発行の初稿と読み比べていたんだけど、松下研三のクズ度が格段に上がってよかったですねぇ。 細部まで考え抜かれて演出された構成。うーんグッドだなぁ〜

2012-10-12 02:00:38
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

高木彬光『刺青殺人事件』 多分、みんな読んでいるから、ちょっとだけネタバレ。すっかり忘れてたけど、容疑者の一人が証拠の一つを何故か盗んでいく、といった謎があるんだよ。その理由が、自分で殺人事件の謎を解くため! という。 サラリと書かれてるけど、コレ、すごくセンスがいいよねぇ〜

2012-10-12 02:04:28
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

舞台が終戦直後なのだけど、『刺青殺人事件』、ちっとも古びてないからステキだよ。刺青を背負った登場人物たちが闊歩する閉鎖世界が扱われているからなんだろうなぁ。「あれ、この人ら、何で携帯使わないの?」読みながら、そんなことをふと思ってしまったよ

2012-10-12 02:10:37
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

初稿では情け容赦ない推理機会の神津恭介も、改稿ではいささかくだけた雰囲気なのが、いい。真性クズの松下研三と並べると、ホンマ、ええコンビやで( ´ ▽ ` )ノ

2012-10-12 02:13:04
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『刺青殺人事件』といえば真理の密室。乱歩も絶賛な真理の密室! うーん、 鮎川哲也の某作品を経験しちゃうと、鮎哲の方がより鮮やかな分、意図はわかるけど手順に不満を感じるわけで……。 あと、子どもの写真のくだりは、アンフェアともとれる後出しジャンケンに近いよなぁ。

2012-10-12 02:21:47
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

神津恭介マラソン其の2 『呪縛の家』 わーい、高木彬光の本格探偵小説ジャンルの中では、お玉さん、一番大好き〜( ´ ▽ ` )ノ にんぎょうよりもじゅばくだよー

2012-10-12 02:36:03
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

前にも呟いた内容ですが、金田一少年の事件簿の『異人館村殺人事件』は、『占星術殺人事件』のパクリもそうなんですが、『呪縛の家』からのパクリもかなりのものなので、要注意です!

2012-10-12 03:06:40
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『呪縛の家』がいいペースで読めているけれど、そろそろ集中力が切れ始めているのですよ〜

2012-10-12 04:12:59
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

神津恭介長編マラソン17分の2 『呪縛の家』読了( ´ ▽ ` )ノ 高木彬光の「本格探偵」小説では、一番大好きな本作。 けど感想ツイートは明日にするよー。時間ないしー。

2012-10-13 03:17:30
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

というわけで、神津恭介長編マラソン、其の3。『魔弾の射手』へ。数ヶ月前に読んだばかりだけど、たぶん見落としているところがあるので、丁寧に読む予定( ´ ▽ ` )ノ

2012-10-13 03:19:15
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

なんかTLが横溝正史のベストでいい感じになっていますが、私は我が道を行くわけですよ。 高木彬光、神津恭介長編マラソン其の2。『呪縛の家』の感想だよ〜

2012-10-13 23:15:40
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

さて、高木彬光『呪縛の家』は、私の中の神津長編ベストでは確実にベスト3に入るのですが……、正直、見るべき点よりも、傷のほうが多い作品なんだよね〜Σ(゚д゚lll)

2012-10-13 23:17:41
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『呪縛の家』 光文社文庫で300ページくらいなんだけど、もう、とにかく人が死ぬ、死ぬ。最後、何人くらい死んだのかしら? というのかわからないくらい、人が死にます。5人?

2012-10-13 23:21:13
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『呪縛の家』 殺人事件と並行して、効き目の弱い毒薬での殺人未遂事件が3、4件続くので、本当に何人死んだのかよくわからんのよ( ´ ▽ ` )ノ ちなみに、何故、犯人は殺人未遂事件を行っていたのか? という謎は、かなり割り切れるキレイな解決が用意されているので、感動するよ

2012-10-13 23:24:23
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ただ、二度解決パートを読み返してみたのだが……、殺人が預言の内容とリンクして行われたという謎と、死体にオモチャの短刀が突き立てられたかという謎、この二つに関しては、なんとなく理解できるのだが……、殺人現場に猫が走り回らせた謎は、……さっぱりよくわからないのだよΣ(゚д゚lll)

2012-10-13 23:33:16
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『呪縛の家』 かって栄華をほこった新興宗教、紅霊会。教祖の孫娘三人に殺人予告とも捉えられる預言が伝えられる。教団内部で繰り広げられる、殺人劇! 捜査に合流する名探偵・神津恭介。 この内容を300ページでやっちゃってるんよね〜。詰め込みすぎ〜。

2012-10-13 23:40:22
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『呪縛の家』の第一の殺人の密室はスゴイよ〜。 探偵を間違った解決へと導く偽の手がかりが用意されていて、その偽解決が犯人の身の安全を確約させるわけだが、とある偶然が絡んだミスのせいで、偽の手がかりが機能しなくなって、不可解になっている……、そんな密室。これがサラリと扱われてるんよ

2012-10-13 23:46:55
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

そんなエグい密室なのに、300ページの短い長編なので、掘り下げることもなく、サラッと扱われているんよ。 容疑者のタイムシート作ろうよ。 不可能状況の拾い出ししようよ。 殺人現場に立ち会った松下研三、自らの推理すらしないんだよ。「神津恭介がいてくれれば……」 愛すべきクズだよ〜

2012-10-13 23:51:52