神津恭介長編マラソン(2)

高木彬光の「神津恭介もの」長編作品を刊行順に読んでいこう、というお玉さんのチャレンジのまとめ第2部です。第2部では、『悪魔の嘲笑』『人形はなぜ殺される』『死を開く扉』『成吉思汗の秘密』『白魔の歌』『火車と死者』の6作分を収録しています。※他の方とのやりとりは収録しない方針でしたが、今回は内容を鑑み一部拾っています。
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お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『白魔の歌』で扱われる犯罪は、後の『仮面よ、さらば』を思わせるよなぁ。

2012-10-22 01:37:52
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

@ashibetaku 五作目の『白妖鬼』は松下研三の恋愛パートの部分だけが面白かったです。トリックが穴だらけなのですが、密かに酸による死体を溶解するトリックを『眼の壁』以前に使っていたという事実が、興味深かったです。あと柳原緑風が実名でしれっと登場していたりします。

2012-10-22 01:43:49
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

@ashibetaku 今回の『白魔の歌』は、高木彬光作品を読み慣れた人ならば、一発でわかるトリックなのが……。本筋の幹がか細く、余計な贅肉をつけまくって、一応のカタチにはしました、という感じでした。つまらないわけではないのですが……、手放しで褒めもできない、ごく普通の作品です

2012-10-22 01:47:16
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『白魔の歌』 結局、この作品も探偵という存在が、事件に関与しまくっているのが難点なのである。 神津恭介という人物が、あまりにも事件の主要素に関わりすぎているのよねぇ〜。

2012-10-22 01:51:04
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

というか『白魔の歌』、ネタバレしたい……。いいかなぁ?

2012-10-22 01:52:18
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

やっぱネタバレはよくないと、自問自答。『白魔の歌』、これも後期クイーン問題とかに興味をお持ちの方は、読んでおいて損はない一作だと思いますよ( ´ ▽ ` )ノ

2012-10-22 02:10:01
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

さて、神津恭介長編マラソン其の12 『火車と死者』 1959年発刊なのね。見立て殺人のお話だったっけ?

2012-10-22 02:13:35
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『火車と死者』は、読むのが……、ツライですとね( ´ ▽ ` )ノ

2012-10-22 03:24:36
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

今日は神津恭介はお休みなのです。 ……目が痛いから。

2012-10-23 01:21:00
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

今日は『火車と死者』を読み切るゾォ〜

2012-10-23 23:54:13
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

神津恭介長編マラソン其の12『火車と死者』読破。 まさに読破。疲れた。すごく消耗しているよ。今までの神津長編の中で一番ツラかった。

2012-10-24 01:18:34
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『火車と死者』 1959年の前半に発行されているみたいなの。『人蟻』連載中くらいかしら。『白昼の死角』がこの年の五月くらいからの連載だから、まさに高木彬光が、探偵作家から面白エンタメ作家へと変貌しようと胎動をし始めた頃の小説なんだよね。

2012-10-24 01:25:28
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

従来の探偵小説的な道具だてを用意して、興味をひくような謎の提示もある、掴みはOKなんだよ〜『火車と死者』 火車伝説の話から、殺人被害者の片腕だけの発見、現場に残った動物の死体。そして、急展開での誘拐事件。 これだけ書くと、何かすごく面白そうだなぁ

2012-10-24 01:34:33
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

しかし小説冒頭から出ずっぱりの神津恭介は冴えない。というか、ワトソン役が『火車と死者』には不在であり、神津自身が事件の進行を観察しているのだが、ややこしくなっている事態の解説者以外何者でもないのだ。(中盤から東洋新聞の真鍋記者が無理から投入される……\(´Д` ) あちゃー)

2012-10-24 01:39:54
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『火車と死者』 火車にまつわる、鴉、猫、狐の死骸が犯行現場とおぼしき場所に添えられて奇っ怪さに彩りを与えてるわけだが、いいぞー、いいぞー、……えっ、これ、たまたまそうなってしまったってのが真相なのΣ(゚д゚lll)

2012-10-24 01:43:10
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『火車と死者』 こういうプロットじゃないのかしら〜、と解体してみるとそこそこの意図は見えてくるのだが、『魔弾の射手』同様で肉付けがアマい 魔弾の場合は作家技量が足りなかった、という一言で済ませそうだが、この作品に関しては、明らかに探偵小説への情熱の欠如と言い切っても問題ないだろう

2012-10-24 01:48:18