リバタリアンと保守派の会話
どうにせよリバタリアンの僕にとっては国境線がどこにあろうと政府なんてものを消しちゃえば関係ないので、どうでもいいですが、あまりに粗雑じゃないでしょうかはい。
2010-08-07 11:40:14@hilowmix 例えば僕も大好きなノージックの最小国家論がありますね。ただ、あくまで「必要悪」です。ついでに言うなら同じくノージックが展開したメタ・アナーキズムではほぼ無限の土地を想定していますから、国境はやっぱりありません。そしてそこには「日本」も「韓国」もないでしょう。
2010-08-07 11:49:22@hilowmix 財産権の問題に集約して、「お前のものなんてねーよ!誰でも自由に使えるよ!」がアナーキスト(リバタリアン左派)で、「いや俺のものは俺のものだろ」がリバタリアン(リバタリアン右派です)でもいいです。どっちにしろ「自然権」なので国家は要りません。どうでしょうか?
2010-08-07 11:55:14@Solvenc 自然権という概念が少々分かりません。世界は有限なのに、人が生まれながらに権利を保障されるということがあるのでしょうか。
2010-08-07 12:35:14@hilowmix まあ、功利主義ってそういう考え方なんですよね。究極の話、最大幸福のためなら奴隷制だって容認されるかもしれない。(現実にはそんなこと最大幸福にはならないと、功利主義者は言うでしょうが)
2010-08-07 13:53:45@hilowmix いいえ奴隷ではありません。なぜなら働く場所は職業選択の自由によって保証されているからです。自分の時間を自分の為に売ることは奴隷ではありません。自分の時間を他者の為に売るならば、それは奴隷でしょうけれど。
2010-08-07 14:01:16@Solvenc どうも「自由」の定義自体についてすりあわせが必要そうですね。おっしゃることはわからないでもないですが、そもそも論になってしまいそうです。
2010-08-07 14:05:04@hilowmix 何が言いたいかっていうと、別に社会保障なんて保険会社にやってもらうし、その他の行政サービスも全部民間に俺は任せたいから税金払わないよ、なんて意見が通るのがリバタリアニズムです。だから政府は今の形では存在しませんし、国境もなくなります。ってことです。
2010-08-07 14:12:47@Solvenc そこなんですがね、ちと引っかかるのです。誰でも食事も睡眠も必要。たいていは衣類も住居もいるでしょう。これは人が人である以上避けられない話です。それは意志に関わらぬ話ですが、それを満たすための行為は「自由」なんでしょうか。
2010-08-07 14:15:23@hilowmix 結論から言うなら「余り関係ないこと」ではないでしょうか。「寝ることができる状況」が自由であるかは分かりません。政治犯収容所でも寝ることはできます。「自身の納得した対価なしに寝ることができない状況」は自由であるかもわかりません。理不尽であっても。
2010-08-07 14:19:43@Solvenc 移行の過程が想像できません。ある日突然、全世界が変わったりはしないでしょう。であれば、その「国境もない」土地やそこに住む人々の権利・財産はやすやすと他者「今の形」の国に奪われるんじゃないですか。
2010-08-07 14:18:23@hilowmix 残念ながら明確な移行の過程は僕にはわかりません。考えてはいますけれど。であるとしても、それが僕の理想であることに変わりはないのです。ルソーの時代に、民主主義がこんなにも広がるなんてこと誰が想像できたでしょうか。そしてその手段を思いついた人間は?
2010-08-07 14:24:04@Gross_1610 「空想的社会主義」としてマルクスやエンゲルスに批判された論を思い出します。道義的、論理的であっても、実効性を持たぬ論となってはいないかと危惧するところです。
2010-08-07 14:28:51@Solvenc たとえば貧しい人がいます。彼は無産者で、人に雇用されないと収入もなく、生きていけません。彼ば低賃金に甘んじて雇用される道を選ばざるを得ません。これは「自由」な選択になりますか?
2010-08-07 14:25:44@hilowmix もっと分かりやすく言うなら、ぼくが年に所得税を10万円収め、行政サービスに全く満足しておらず、それらが不要であるとするなら、10万円分ぼくは奴隷となっていたわけです。
2010-08-07 14:32:25@hilowmix 逆にボランティア精神のかけらもないクズであるところのぼくは、10万円をなぜ収めなければならないのですか?なんでボランティア精神のかけらを強要されなければいけないのでしょうか?
2010-08-07 14:34:58@Solvenc それを「パートタイムの奴隷」と見なしてもいいですか。その場合、生きていくために低賃金に甘んじる者もまた、「パートタイムの奴隷」ではありませんか?
2010-08-07 14:35:35