F/T12イェリネク三作連続上演 『レヒニッツ(皆殺しの天使)』演出:ヨッシ・ヴィーラー
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『レヒニッツ』観てきました。“語りえない言葉”というのがふと浮かんだ。当事者でない者が報告する事柄には、いくら事実を語ろうとしても言葉にならない、できないものが出てくる。しかし過去を残していくことができるのも言葉の役目なのだと。言葉の届かないものに対して何ができようかと考えた。
2012-11-09 23:05:58(承前)『レヒニッツ』、イェリネク自身がブニュエルその他いろいろな引用があり、少なくとも僕はわかりにくかった。ただし知識を確認する演劇ではなくて、服と食事と暴力についての演劇なのじゃないか。
2012-11-09 23:04:03ちなみに「レヒニッツの虐殺」に関与したとされる故マルギト・ティッセン=ボルネミッサ(マルギト・フォン・バッチャー)は、09年に森美術館で開催された「万華鏡の視覚」展で紹介されたフランツェスカ・ティッセン=ボルネミッサの大叔母にあたる。フランチェスカの財団は現代美術支援で知られる。
2012-11-09 23:03:17F/Tの『レヒニッツ』。演出が素晴らしかった。ヘッドホンの読み替えはなかなか考えつかないけれど、実は同じ機能なのかもしれない。記憶と歴史、世代。ドイツにおける歴史認識は「日本」のそれとはだいぶ違うのだろうとは思うけれど、起きていることは原理的に日本と同じかもしれない。
2012-11-09 23:00:28テアトロトーク黙殺からのモブを目撃、参加してからのレヒニッツからの言葉からのバイオナレーション、そして狂人日記でしめるという明日の予定は無茶すぎるな、でもだってちょうどよさそうなタイムスケジュールだよ。
2012-11-09 22:57:38だからこそ、イェリネクが紡いだ架空の言葉にもあるリアリティーは存在するはずなのだ。惜しむらくは、私たちには、それを直感するためのヨーロッパ(特にオーストリア)近現代史、ドイツ語に関する知識があまりにも足りないということだ。それもまた「ことばの彼方へ」が示すものかもしれないけれど。
2012-11-09 22:54:06やはり第二次世界大戦時の日本を思い出す。例えば「南京大虐殺」(と呼ばれる)出来事を巡っては国内外に諸説あり、その真相を現在の私たちが知ることは容易いことではない。だが、現在を生きる1人の日本人として直感する「間違いない」という感覚は、そう的外れなものではないだろう。(続
2012-11-09 22:48:31帰路。『レヒニッツ』観劇後、久しぶりに舞台関係者の中でも数少ない気安く話せる方々の集いに同席。空きっ腹にビールを入れてしまったので、酔っ払い中。舞台とともに刺激を受けたし、色々腹が据わった気がする。一気に決めていく。とりあえず、お腹空いたな。
2012-11-09 22:47:11人間の多くも亡くなり、非常に重要な関わりを持っているオーストリアの富豪一族ティッセン=ボルネミッサ家は現在も沈黙を保っているという。したがって本作に登場する5人の演者が語る言葉は人称を剥ぎ取られた声なき声と言えるのではないか。ホロコーストを扱う作品ゆえ、日本人である我々は(続
2012-11-09 22:43:11イェリネク三部作『レヒニッツ(皆殺しの天使)』。昨晩見た村川拓也『言葉』が、「言葉は誰のものか?」と問うのだとしたら、本作は「それは誰の言葉なのか?」を問うているだろう。「レヒニッツの虐殺」で殺害されたとされる180(200人)のユダヤ人は既になく、事件に深く関与した(続
2012-11-09 22:39:25イェリネク『皆殺しの天使』大変興味深かった。なにも予習しなかったので、難解ではあったし、字幕をみるのが大変だったが断片とも思える言葉からいろいろ想像した。本を買ってみたら、だいぶカットしてある。読むとかなりよい。やはり日本語で聴けたら、言葉の理解としてはよかったかも。
2012-11-09 22:39:07イェリネク作「レヒニッツ (皆殺しの天使)」鑑賞 http://t.co/saueJvOs 久しぶりの外国演劇。字幕追うの疲れた。
2012-11-09 22:37:37『レヒニッツ(皆殺しの天使)』見終わった(>_<) 言葉の表現が面白くて重いテキスト。消化出来ないので本買っちゃった(笑) 終盤集中力削がれてしまって思考停止。でも【食べる】って行為ってエロいなと思ったりした金曜日♪チョコレートケーキとピザが食べたい。韻のふみ方、リズムとか。
2012-11-09 21:55:14「舗道の囁き」イベントでは、還暦をとうに超えている中川弘子さんの生タップをギリギリ見て、FTへ。「レヒニッツ」は大量のテキストの扱いに評価は別れようが、内容と演出の分厚さは圧巻。どうやっても単調になりがちなところを見せてくれる。壁の向こうに見える風景まで変えてきやがるたぁ。
2012-11-09 21:54:51体調最悪だが駆けこみギリギリでイェリネク/ヨッシ・ヴィーラー。いかにもヴィーラーらしい軽やかな重みでジワジワこちらを追い込んでくれる。今後魔弾の射手を聴くとトラウマのようにこの舞台思い出すだろうな。しかしお世話になった人が多い割にオペラファンが少ないのはライマンと重なってるから?
2012-11-09 21:48:47イェリネク「レヒニッツ(皆殺しの天使)」観た。非常に難解だったが、もう難解だったで済ませてはいけない。何かを語らなくては。
2012-11-09 21:43:10