”機関騎銃”とM1カービンについての小話

この言葉の定義で荒ぶっていた某氏もすっかり昔話の人ですねえ…。
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試作止まり @Mitsuteru_M

@Dropmeet 30-06弾が余っていたというのは、M1ガランドの採用経緯に関する話ですね。もともとガランドは.276口径で設計されていて、それが3006弾の在庫や新弾薬の生産ライン新設リスクから、30-06口径に改められたとか(続く)

2012-11-16 20:34:58
試作止まり @Mitsuteru_M

@Dropmeet ただ、結局そのリスクは米国の工業力の前には問題にならず、前線でM1911があんまり役に立っていない事実が判明したことから、じゃあ新しい弾薬と銃を作っちゃうかということで、ピストル弾とライフル弾の中間的な威力の弾薬を使用するM1カービンの開発につながったとか。

2012-11-16 20:36:35
Dropmeet/原田塩鳥 @Dropmeet

@Mitsuteru_M そうです。説明が足りませんでした。小銃弾が余っているのに対して補助武器的な位置を確保して中間弾薬的な弾も採用されたM1カービンと、余っているからと紆余曲折を経ることになったMkb42の対比というのが面白いなと。

2012-11-16 20:39:33
試作止まり @Mitsuteru_M

@Dropmeet なるほど、当時のドイツとアメリカの工業力を反映していて面白いですね。で、革新的な銃を作ることが得意なドイツのStG44の方が、より洗練されている点も含めて面白いです

2012-11-16 20:45:01
Dropmeet/原田塩鳥 @Dropmeet

@Mitsuteru_M M1カービンも、銃としては順風満帆だった分、補助武器の枠から離れることがついになかった点も面白いなと。そしてそんなM1~M3カービンの後継者いうべきM4が、いまや米軍全軍に配備されていることまで考えると、より趣き深いものを感じます。

2012-11-16 20:52:51
試作止まり @Mitsuteru_M

【訂正】機関騎銃の話の流れで、「中間弾薬」という用語について述べましたが、これは日本では一般的ではないですが、英語ではIntermediate cartridgeという言葉で示されることがあります。(続く)

2012-11-17 19:17:09
試作止まり @Mitsuteru_M

(続き)そしてこのIntermediate cartridgeを翻訳して、「中間弾薬」と表記することが日本の専門書で皆無というわけではありません。具体例を挙げると、『歴群図解マスター 銃』(小林宏明、学研、2010)です

2012-11-17 19:19:20
試作止まり @Mitsuteru_M

中間弾薬という用語を使う専門書はほぼないと言いましたが、今になって『歴群図解マスター 銃』を改めて読み直したときに使われているのに気付きました。3回も繰り返し読んだ本なのに、失念しているとはお恥ずかしい話です

2012-11-17 19:22:02
試作止まり @Mitsuteru_M

Wikipediaでも中間弾薬と言う言葉は半年くらい前まで使われていたんですけどね。彼の残して行った忘れ形見みたいな感じで

2012-11-17 19:36:27