【文フリ15　読書メモ】『セカンドアフターEX2012』『rhetorica』『ハムスターを壁にバンバンぶつける Vol.2』

シノハラユウキ @sakstyle

@matchamttm ありがとうございます。よろしくお願いします。

シノハラユウキ @sakstyle

ゴーストの条件のレジュメ欲しいなw

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

自分のことをきれいに棚に上げていうと、「…について」というタイトルは漠然とした感じがするので、どうしてもという場合でない限り、もっと言い切った感じのことをタイトルに添えたほうが、主張は伝わりやすいと思う。

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

なぜこんなことをいうかというと、デザインのフラット化というのは、現代ではすでに自明のものだと思うからだ。副題の「来るべきデジタルファブリケーションのために」という着眼点は面白く、ぼくにとって知らない世界を知らされた。

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

この文章の主題は、すでに万人におそらく自明となってしまった「デザインがフラット化してしまった」時代の憂鬱にどう対処するかということだ。

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

本文によると、その憂鬱はフラット化したデザインの時代には、ものづくりにおきて「想像力」=「ものがたり」が作り手に強く要請される（強制される？）ことに由来する。

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

本文のエピローグでは、突然のように「秋葉原にあるDJバーで体験した心地よさ」が語られている。

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

「『ただ、当たり前に楽しむ』ということと創作との区別がつかなくなった現代におけるデザインのフラット化。これは白紙のキャンバスから絵を書き始めることよりも、他人のつくった成果の上に改変を施して創作することを推奨する」（「フラット化するデザインについて」、『rhetorica』）

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

という、DJバーでの体験と並行して導き出された結論。文章のこの一帯には「ニコニコ動画、アニソン、ネットレーベル、初音ミク」というキーワードが散りばめられている。

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

したがって読後にこの文章からわかることは、デジタルファブリケーションがわれわれにもたらすものを、「他人のつくった成果の上に改変を施して創作する」ことと「ただ楽しむ」こととを結びつけて想像せよ、ということ、なのかな？

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

これが噂の『ハムスターを壁にバンバンぶつけるvol.2』 http://t.co/Wglcs2sj

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料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

巻頭言「我々は何故、ハムスターを壁にバンバンぶつけるのか？」。子は親のもとに生まれたくて生まれるのではなく、またその親も生まれたくて生まれたわけではない。「ここに人間存在の不条理がある。どんな人間もあるべくしてあるのではなく、偶然に、突然に、『そこ』にある」という。

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

基本的には、「嘔吐感」や「不条理」をテーマに「ハムスターを壁にバンバンぶつける」というモチーフを、小説やTwitter風小説、絵画を通して描いている。その中でなぜか音楽のエッセイが入ってた。

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

不条理から目を背けるためにエンターテイメントはあるが、「人間存在の、ひいては世界の不条理を受容できなければ絶望しかあるまい」。それに対する訓練装置を作り出した結果、真の「強者」になるために、ハムスターを壁にバンバンぶつけるのだという。

料理研究家　やおき @yaoki_dokidoki

あまちゃんによる「肺腑を内側からサワサワvol.2」（『ハムスターを壁にバンバンぶつける』vol.2）は音楽レビュー。マゾンナ/SHINSEN NA CRITORIS、セシル・テイラー、中学生棺桶、M.I.L.I.の楽曲をエッセイ風の文体で紹介している。