【コストを取るか】 電子書籍と校正のお話 【精度を取るか】
金がないから、コスト節減のために、端折ってはいけない工程を削る。
人件費削減と合理化のために、安全性を担保すべき工程を削る……という話にも通じるが、今回は「電子書籍と校正」について。
電子書籍は原稿以外の工程に掛けられる予算がかなり、というかほとんどないので、著者がセルフパブリッシングするような場合、費用の壁の問題から職業的校正者によるチェックがほとんど望めない。そのため、電子書籍は誤字脱字満載のものが増える可能性があり、そうなると消費者から「金を取れるレベルじゃないだろ!」のお叱りを受け、電子書籍が初出になるような書籍はますますお金を貰いにくいものになる――かもしれない、というお話です。
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加藤AZUKI
@azukiglg
そこまでの能力を持った作家でなければ電子書籍は「ペイできる金額では出せない」か、分業しても十分に回収できるアテがある、と【最初から分かっている売れっ子作家】ならペイできるかもしれないけど、そうすると、「売れるかどうかわからない新人作家」は非常に不利になる。
2012-11-30 03:57:56
加藤AZUKI
@azukiglg
もしかしたら、新人作家は掛かるコストの全てを自腹で賄わないとデビューできなくなるかもしれない。新人に限らず、中堅作家でも部数がささやか系(´Д`)の作家さんともなると、「お疲れ様です。では、費用を振り込んで下さい」とか、自分の本を出すのに金取られる(プロでも)となるかも。
2012-11-30 03:58:44
加藤AZUKI
@azukiglg
もしくは、そういった「精度」は完全に諦めて、誤字だらけでも納品して出してしまうか。しかしそうなると、消費者は「あの作家、誤字だらけワロスwww金払う価値ねえwww」とか言うと思うし(´・ω・`)
2012-11-30 03:59:39
加藤AZUKI
@azukiglg
「電子書籍は誤字が多い」「紙の本は(電子書籍に比べれば)少ない」となれば、紙の書籍はあともう少しは延命できるかもしれないwけど、電子書籍を「市場として育てる」ってことを考えると、それじゃダメなんだよね。
2012-11-30 04:00:56
加藤AZUKI
@azukiglg
そんなわけで、校正さん、デザイナーさん、編集さん、といった「縁の下の力持ち」が、本の出来不出来以外の部分で「作業料金」をちゃんと貰えるような仕組みが構築されないうちは、なんとも難しいんじゃないか、という気がしたまま2年経過です。
2012-11-30 04:01:53
加藤AZUKI
@azukiglg
そうよー。「精度の低い小部数商業誌」と「大部数同人誌」のボーダーは、今後ますます曖昧になっていくと思うよ QT @koalaclaw: @azukiglg おいちゃん、落ち着けw そりゃもう同人誌だ。
2012-11-30 04:02:42