渡邊芳之先生ynabe39の「自分の行動を決めているのは自分の意志や考えではない」「自分の行動の原因についての意識はあてにならない」

渡邊芳之 @ynabe39

「人は自分の行動の原因を意識できない」「行動の原因は意識ではない」というのは19世紀の「人間についての学」の最大の発見のひとつ。それでフロイトは「本人が意識できない深層心理」に行動の原因を求めたし，パブロフや行動主義者は「人間の外側にある環境」に行動の原因を求めた。

渡邊芳之 @ynabe39

人間行動の原因を「脳の働き」や「進化と遺伝」に求めようとする最近の考え方も，この「行動の原因は意識ではない」という発見ときちんとつながっている。

渡邊芳之 @ynabe39

このように「主張に反論されると人格が否定されたように思うことを本人の人格の問題だと考えること」も「主張に反論されると人格が否定されたように思う」ことの仲間だと思うなあ。

渡邊芳之 @ynabe39

20世紀の心理学の断片的な知識がいくら人口に膾炙しても，その根本にある「自分の行動を決めているのは自分の意志や考えではない」「自分の行動の原因についての意識はあてにならない」という認識が共有されないと，あまり意味がないのではないかと思う時がある。

渡邊芳之 @ynabe39

まさにまさに。「人格」ではなく「訓練」の問題です。 RT @uwao25: 主張にはそれをする人の人格が少なからず影響しているものではあると思います。主張と人格を切り離すのも訓練が必要かも知れませんね。

渡邊芳之 @ynabe39

「震災と原発事故で日本が変わるかもと期待したけどまったく変わらなくて失望」みたいなことを言う人がいるけど，震災と原発事故で日本はものすごく変わったよね。ただ変化の方向がみんなの期待したようなものではなかっただけで。

渡邊芳之 @ynabe39

ですから「あなたの期待した方向に変わらなかった」んです。おそらく逆の方向にどんどん変化しています。 RT @SignorTaki: いや、それは。。。変わらなかったんですよ。以前の傾向が強化された感じすらします。。。　

渡邊芳之 @ynabe39

「こういうことを言うのがみんなにとってなにかすごく必要な感じになっている」こともまさに「震災後の大きな変化」だと思う。