兵法家伝書まとめ

柳生宗矩の柳生家『兵法家伝書』まとめです。
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神無月久音 @k_hisane

【一、無刀と云ふは、人の刀をとる芸にはあらず、諸道具を自由につかはむが為也。刀なくして、人の刀をとりてさへ、わが刀とするならば、何かわが手に持ちて用に たゝざらん。扇を持ちて也共、人の刀に勝つべし。無刀は此心懸なり(続く)

2013-05-10 01:01:18
神無月久音 @k_hisane

(続き) 刀もたずして、竹杖つひて行く時、人寸の長き刀をひんぬひてかゝる時、竹杖にてあひしらひても人の刀を取り、もし又必ずとらず共、おさへてきられぬが勝也。此心持を本意とおもふべし」 (柳生宗矩「兵法家伝書」-無刀之巻)

2013-05-10 01:02:59
神無月久音 @k_hisane

あと、技の数に関して言えば、宗矩も家伝書で「右の数々を能々習い得て、此中より、先手万手をつかひ出すべし。三学九ケなどと云ふは、大体を云ふ也。此道をよく得てより、太刀の数を云ふべからず」と説いてま砂。技を数多く覚えるより、覚えた技を如何に上手く使いこなすかの方が重要、という塩梅で。

2013-07-04 02:27:35