2012年12月10日

「東北の女性はなぜ立ち上がったのか」――GCOE特別連続セミナー1日目

2012年12月8日、9日に、東京大学(本郷)で開催された特別連続セミナー、『復興元年を総括するー持続可能な社会の条件』のメモです。 このまとめでは、1日目の「東北の女性はなぜ立ち上がったのか――ジェンダーと多様性」をまとめています。 2日目の「食・雇用・コミュニティ」のまとめはこちら。→ http://togetter.com/li/420898 参考URL: http://ow.ly/fVNYK
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高橋 準 @myriel_june

本日は、東大本郷で開催された特別連続セミナー、『復興元年を総括するー持続可能な社会の条件』(東大社研GCOE等)の1日目に出てきました。内容をメモしておきます。濃淡あります。 http://t.co/L3AvNIVv

2012-12-08 22:27:54
高橋 準 @myriel_june

なお、1日目のシンポジウム、サブタイトルは「東北の女性はなぜ立ち上がったのか――ジェンダーと多様性」です。

2012-12-08 22:30:42
高橋 準 @myriel_june

今日の司会は皆川満寿美さん。冒頭の趣旨説明は大沢真理さん。「趣旨説明はしなくても、タイトルとサブタイトルですべて説明されている。こういった催しは被災地でやるべきかもしれない。しかし、『現地で声を上げるとつぶされる』という意見もあった。外部でやることにも意味はあるということか。」

2012-12-08 22:32:17
高橋 準 @myriel_june

トップバッターは高橋福子さん。エンパワーメント11(い)わての方です。「『わたし』のふっこう(復興・復幸)~いわてのふっこう(復興・復幸)と女性のチカラ」。

2012-12-08 22:34:35
高橋 準 @myriel_june

高橋「エンパワーメント11わては、もりおか女性センター主催の講座で、男女共同参画の視点を学んだ女性たちが自主的に作ったグループ。岩手では、ジェンダー平等を実践するのは難しい。参画は進んでいないし、地域社会の規範もまだまだ。男社会というにふさわしい感じ。震災後さらに保守化。」

2012-12-08 22:36:31
高橋 準 @myriel_june

高橋「2011年に設立したので『11』と書いて、「い」と読むようにした。震災を忘れないように。メンバーは20代から70代まで。11人のグループ。活動も、今回の震災について考えることからスタート。」

2012-12-08 22:38:32
高橋 準 @myriel_june

高橋「最初に取り組んだのは、岩手県の復興基本計画案へのパブリックコメント。この計画案に男女共同参画の視点は入っていない。意見交換会もとても出てきた意見を反映させようとしているとは思えないという参加者の声があった。締め切りが近かったが、メンバーで2回の学習会をやった。」

2012-12-08 22:40:21
高橋 準 @myriel_june

高橋「行政の文書を読むのも初めてという人もいた。メンバーそれぞれの良さを活用して、アンテナに引っかかった点を洗い出してまとめ、メールとファックスをフル活用して県に提出。最初の大仕事。その後、竹信三恵子さんを盛岡に招いたり、NWECや岩手大で活動事例報告をした。」

2012-12-08 22:42:50
高橋 準 @myriel_june

高橋「こうした活動から、さまざまな交流が生まれた。震災後1年以上経過すると、被災地の女性団体が被災経験の感想や記録文集を発行し始めた。読んでみると、支援してもらった事への感謝の言葉などが多い。もっとジェンダーの視点で記録を残したい、苦労や見聞きしたことを含めて、と感じた。」

2012-12-08 22:45:54
高橋 準 @myriel_june

高橋「そこで、さまざま人の協力を得て、沿岸部と内陸の両方で、アンケート調査を実施することに。お世話になった方に手渡しで用紙を渡して、返送用の切手だけはこちらが負担するという、お金のかからないやり方を取った。316名に配布して、返送は150名、5割弱の回収率。」

2012-12-08 22:47:47
高橋 準 @myriel_june

高橋「まだ結果は完全にはまとまっていない。質問項目では、回答者の属性のところで、性的指向を入れたり、障がいの有無なども訊いている。」単純集計のグラフを見てみると、「同性愛」という回答が1人、「両性愛」という回答が6人。

2012-12-08 22:50:23
高橋 準 @myriel_june

高橋「設問29の自由記述では、『あなたにとって、地域やあなた自身がどのような状態になったら「復興」したといえますか? 復興後をイメージしたとき、地域やあなた自身はどのような状態ですか?』という質問をしている。」

2012-12-08 22:52:20
高橋 準 @myriel_june

このあたり、メモが欠けているのですが、「わたし」についての記述が少ない、主語が欠けている、などの指摘がされていました。このことについては、女性が「復興」を自分のこととして語りにくい、という解釈が報告の中でされています。(なお資料では、自由記述の回答が整理して記載されています。)

2012-12-08 22:55:22
高橋 準 @myriel_june

なお、「エンパワーメント11わて」には、わたしがレインボー・アクションのシンポジウムでご一緒した山下梓さんも加わっていらっしゃるようです。

2012-12-08 22:56:45
高橋 準 @myriel_june

二番目は「インクルいわて」の山屋理恵さん。「インクルいわては震災をきっかけに設立された団体。主にひとり親家族支援だが、あらゆる貧困や社会的排除の解消に取り組む団体。社会的包摂、インクルージョンだから『インクル』」

2012-12-08 23:01:26
高橋 準 @myriel_june

(しばらく「リンクルいわて」だと思っていたわたしをお許しください<ドモホルンリンクルちゃう)

2012-12-08 23:02:26
高橋 準 @myriel_june

山屋「沿岸から内陸への避難者(子育て世帯が多い)への支援が足りていないのが現状。シングルマザーも仕事がある内陸へ移動してきている。支援が津波の被害を受けた沿岸部に集中しており、内陸部で困難を抱えている人に届いていない。」

2012-12-08 23:07:02
高橋 準 @myriel_june

山屋「震災遺児・孤児支援はあるが、『死別家族』としてのシングルマザー世帯を支援するという形でない。」「就労支援もするが、その一歩手前の支援、自己肯定感の回復から取り組む必要性を感じる。」「三本の柱、生活支援、就業支援、子育て支援。活動は4月からで、活動歴は浅い。」

2012-12-08 23:08:39
高橋 準 @myriel_june

山屋「インクルモデルといわれているもの、包括的就業支援モデル。シングルマザーが就労機会を得るために、また就労を続けるためには、人としての尊厳を回復すること、すきるや職務経験を積むこと、社会的資源へのアクセスを確保し、生活面でのニーズを満たすことが必要。単なるマッチングだけでなく」

2012-12-08 23:10:19
高橋 準 @myriel_june

「インクルいわて」の活動紹介、「お茶っこサロン」「ハンドマッサージ」など。

2012-12-08 23:11:25
高橋 準 @myriel_june

山屋「自分たちスタッフも震災の影響を受けている。疲弊しないように、地道な活動を着実に、と心がけたい」

2012-12-08 23:12:00
高橋 準 @myriel_june

3人目の報告は、李善姫(イ ソンヒ)さん、東北大GCOE所属。「被災地の外国人女性の現状――声なき現地適応からエンパワメントへ」。

2012-12-08 23:15:01
高橋 準 @myriel_june

李「東北地方の外国人移住女性、通常よく『外国人花嫁』と呼ばれている人たちの調査をしている。日本では結婚後3~5年すると永住者資格が得られるが、その時の判断基準はジェンダー役割を彼女がどのぐらい担っているか。たとえば、子どもを育てているとか、介護をしているとかで左右される。」

2012-12-08 23:17:47
高橋 準 @myriel_june

李「問題は2つあって、一つは永住資格を得る前に離婚してしまうと、さまざまな誘惑が待ち受けているということ。人身売買や犯罪につながっていく。もう一つは、永住資格を得るためには日本人の夫の協力が必要になっていること。妻に資格を得させない、ということが意図的に可能。」

2012-12-08 23:20:18
高橋 準 @myriel_june

李「今年7月に入管法改正があったが、そこでもやはり永住資格を取るまでは、移住女性は従属的立場に置かれていることには変わりない。」

2012-12-08 23:22:46
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