コミケ・同人誌は潰されないのか? TPP知財条項の懸案
- tarareba722
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コミケでの「黒子のバスケ問題」とは
http://www.comiket.co.jp/info-a/C83/C83Notice1.html
(以下、上記より引用)
コミックマーケット83における『黒子のバスケ』サークル・頒布物対応に関する緊急のお知らせ
非常に残念かつ遺憾ではありますが、2012年12月29日(土)~31日(月)に開催されるコミックマーケット83においては、後記の『黒子のバスケ』サークルに参加を見合わせていただき、また、『黒子のバスケ』以外のサークルにおいても『黒子のバスケ』の同人誌・グッズ等の頒布については、ご遠慮いただくことになりました。
何も言わないと、「TPPの知的財産分野について、国民の間では特に反対の声は無かったようだ」と判断されてしまうため、何らかの声を上げておくことは重要でしょうね。こんな活動やってる団体は他にあまり無いわけだし。(農業ならいっぱいあるけど)
2012-12-11 10:54:18まあ「TPPが来ても心配ない」という論者でも、「一応声を上げておく」ことを禁止したい人はいないでしょう。「けったいな」とは思うかもしれませんが。(笑)
2012-12-11 10:56:03応援するかなぁ、と心配になる⋯ RT @tamai1961: (続き)⋯「商業的規模」というのが現に日本で一般的なコミケなどを含まないことを交渉過程で明確化することはできるし、経産省のコンテンツ課あたりも応援するはずです。⋯(了) RT @tarareba722
2012-12-11 10:55:34応援して、裁判所の解釈を変えられるのですか?RT @sakaima: 応援するかなぁ、と心配になる⋯ RT @tamai1961: (続き)⋯「商業的規模」というのが現に日本で一般的なコミケなどを含まないことを交渉過程で明確化することはできるし、経産省のコンテンツ課あたりも
2012-12-11 11:33:10そういうこともあるようですが、ここでは条約交渉のことを言っています。 RT @Hideo_Ogura: 応援して、裁判所の解釈を変えられるのですか?
2012-12-11 13:14:00コミケでの二次創作を対象外にするなんて細かいことが条約に盛り込めるのでしょうか?RT @tamai1961: そういうこともあるようですが、ここでは条約交渉のことを言っています。 RT @Hideo_Ogura: 応援して、裁判所の解釈を変えられるのですか?
2012-12-11 14:57:31米韓FTA締結後の韓国の改正著作権法を見る限り、「営利目的または常習性」が認められると非親告罪化の対象となるようですから、TPP知財も同様だとすると、コミケはアウトになりそうですが。RT @tamai1961: そういうこともあるようですが、ここでは条約交渉のことを言っています。
2012-12-11 14:59:08小倉弁護士によるシンポへの付言
@KenAkamatsu @fukuikensaku @tamai1961 明日のシンポにはたぶん出席できないので、ちょっと言及。
2012-12-11 17:01:09@KenAkamatsu @fukuikensaku @tamai1961 市民の自由をダイレクトに規制する知財法の整備義務を伴う通商条約の作成、調印を、その内容を秘匿したまま行えるようにすることの問題点の1つは、その改廃に反対する市民に重い反証責任を負わせることになる点です。
2012-12-11 17:04:37@KenAkamatsu @fukuikensaku @tamai1961 通常の立法であれば、現在ある法律を改廃しようとする側に、その必要性を説明する責任が生じます。しかし、FTAやTPP等の包括的な通商条約の中に改廃義務が盛り込まれた場合、その改廃に反対する市民は(つづく)
2012-12-11 17:06:15当該包括的通商条約全体の批准を断念する必要があることの説明責任まで、事実上負わされることになります。当該通商条約を作成する過程では、当該改廃義務が盛り込まれることになるかどうかを知る機会がなく、これを盛り込むことに反対する機会が与えられていなかったにもかかわらずです。
2012-12-11 17:08:49@KenAkamatsu @fukuikensaku @tamai1961 すなわち、自分たちの利益を代弁する人材を、包括的通商交渉の場に送り込むことに成功したセクターは、秘密裡に、自分たちの利益に繋がる改廃条項を包括的通商条約に盛り込むことにより、立場を逆転させることができます
2012-12-11 17:12:02@KenAkamatsu @fukuikensaku @tamai1961 また、通常の立法ですと、その制度の創設を完全に潰すことはできなくても、その弊害を緩和するために譲歩を迫ることもできますが、包括的通商条約に盛り込まれるとそれも困難となります。
2012-12-11 17:13:50@KenAkamatsu @fukuikensaku @tamai1961 例えば、包括的通商条約で、「法定賠償金の上限金額は1著作物あたり1万ドル以上とすること」とする条項が盛り込まれてしまえば(続く)
2012-12-11 17:16:07@KenAkamatsu @fukuikensaku @tamai1961 法定賠償金創設に反対する市民が、法定賠償金創設に伴う弊害を軽減するために「法定賠償金の上限を1万円とするならば、法定賠償金制度の創設を認める」という妥協をすることができなくなります。
2012-12-11 17:17:24@KenAkamatsu @fukuikensaku @tamai1961 そして、例えば、包括的通商条約の内容が確定する前に「法定賠償金を創設するとしても、その上限をいくらにするのかは、加盟国の裁量に任せろ」と要求するのと
2012-12-11 17:22:00@KenAkamatsu @fukuikensaku @tamai1961 上限を1万ドル以上とする国内法を制定することには反対者が多いので、包括的通商条約の批准自体をしないこととするのとでは、明らかに困難度が違います。
2012-12-11 17:23:08@KenAkamatsu @fukuikensaku @tamai1961 このように、包括的通商条約の締結交渉を国民に秘密裡に行うことは、通常であれば反対者が多くて立法が困難な法制度の立法を容易にするための、ポリシーロンダリングに用いられがちです。
2012-12-11 17:24:16@KenAkamatsu @fukuikensaku @tamai1961 もちろん、知的財産権法の内容について条約で縛りをかけることの問題もあるわけですが。
2012-12-11 17:30:55「レコード」という有体物の頒布によらざる音楽著作物の拡散についてまでレコード製作者に禁止権を与え続けなければならないのは、レコード会社の方がネット事業者よりも圧倒的に強かった時代に締結された国際条約があるからでもあるわけですし。
2012-12-11 17:33:41