原広司『集落の教え100』(彰国社)
《山の姿に似せて集落の姿をつくれ。山が見えるのではなくて、山に反射する光が見えるのだ。だから、山の変容に注意しなくてはならない》原広司『集落の教え100』(彰国社)52 #shuraku_100
2012-12-16 14:44:12《海のうたは、どこまでもとどくとはかぎらない。けれども、いずれの場所でも海が澄むように、人は住みたいと思っているものなのだ》原広司『集落の教え100』(彰国社)54 #shuraku_100
2012-12-16 17:07:03《樹木に寄りかかるな。樹木を際立たせよ。樹木に知性を吸い取られぬよう、緊張しつづけることだ》原広司『集落の教え100』(彰国社)56 #shuraku_100
2012-12-17 07:30:45《過去の記憶である石の切り方が、集落や建築の様相を決めることもある》原広司『集落の教え100』(彰国社)57 #shuraku_100
2012-12-17 21:06:23《不定形であること、透明であること、光を映し出すこと、不断に変化すること、境界がさだかでないこと、密度の分布があること。そうしたことどもを、雲は教えてくれる。〔続く〕》原広司『集落の教え100』(彰国社)59 #shuraku_100
2012-12-18 01:30:05《〔承前〕また、ひとつとして同じ雲はない。ときに、集落は、雲に例えられる》原広司『集落の教え100』(彰国社)59 #shuraku_100
2012-12-18 01:30:13《かげろうのように、集落をつくれ。遠方から集落に近づくにつれて、次第に事物の個別性が明らかになるように、形象を階位づけよ》原広司『集落の教え100』(彰国社)60 #shuraku_100
2012-12-18 07:05:00《合理的な解決は、一通りではない。すべての要請が、一気に解決されるような解答は、この世にないからである。最も特異な解決を選び、それを一般化せよ》原広司『集落の教え100』(彰国社)61 #shuraku_100
2012-12-18 22:00:04《独自のたたずまいを誘起する仕掛け(device)がある。このからくりが、辺りから集落独自の空気を切り取る》原広司『集落の教え100』(彰国社)62 #shuraku_100
2012-12-18 23:00:29《境界であって境界でない閾(しきい)には、特に注意せねばならない。閾は、出入りするものどもの限界を指し示す。だから、閾は境界のシンボルであり、あらゆる出入りするものどもに対する門である》原広司『集落の教え100』(彰国社)69 #shuraku_100
2012-12-20 01:30:07《遠くからは、辺りに溶けこむ姿をもて。近くからは、辺りから際立つ姿をもて》原広司『集落の教え100』(彰国社)71 #shuraku_100
2012-12-20 07:00:04《建物の内部から外が見えるように、外から建物の内部を見せるものではない》原広司『集落の教え100』(彰国社)72 #shuraku_100
2012-12-20 20:00:14《アンチノミー(二律背反)は、勾配のわかりやすい表示である。多数のアンチノミーを同時に意味づけて、重ね合わせよ》原広司『集落の教え100』(彰国社)73 #shuraku_100
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