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志賀理江子さんの展覧会『螺旋海岸』の感想まとめ(せんだいメディアテーク)

志賀理江子『螺旋海岸』 2012年11月7日[水]~2013年1月14日[月] せんだいメディアテーク6階 ギャラリー4200 http://www.smt.jp/rasenkaigan/ 続きを読む
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考えるテーブル @table_smt

志賀:今回の撮影は、ひたすらに体を動かす作業が続いた。今回、展覧会の形にするまでの過程を「演じきった」という手応えを感じている。会場で配られるマップについても、読んだ人はどんなことを考えるのだろうとどきどきしていた。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:30:29
考えるテーブル @table_smt

志賀:ひたすら穴を掘ったその作業のあとに、今日の対話で「作品をみて『怖い』という感想がよく出ていたが、私はその『怖い』という言葉が怖かった。発言者の顔も見えなかったし。でも語ってくれたことがすごくありがたかった。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:32:25
考えるテーブル @table_smt

てつがくカフェスタッフ房内:志賀さんは、自信の作品が怖いと捉えられることを予想していなかったのですか? (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:34:54
考えるテーブル @table_smt

志賀:していなかった。作品の制作はひたすらに穴をほったり投げたりと体を使う作業だった。その作業の結果を写真という形に落とし込むことを考えていたので、怖い印象の作品を作ろうとは考えていなかった。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:36:51
考えるテーブル @table_smt

房内:「演じきった」という初めの発言の意味は? (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:37:25
考えるテーブル @table_smt

志賀:撮影のために「穴を掘る人を演じてください」とお願いする。自分も穴を掘る。すると、初めは穴を掘る人を演じているつもりが、次第に掘る作業自体に没入していくというか、演じるという要素が薄れていく。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:39:04
考えるテーブル @table_smt

近田:作品の中に映っている人との交流を感じたり感じなかったり、そこに怖さや不安を感じたのかもしれない。正対してみることができず、顔を横にしてみる作品もあったりしたし。ただ1点だけ、笑えてしまう作品があった。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:40:55
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てつがくカフェスタッフ菅原:石が大きく映っている作品があり、色彩も鮮やかで、石が自分に迫っているように見えた。それを怖いと感じた。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:42:09
考えるテーブル @table_smt

てつがくカフェスタッフ永井:会場をランダムにみて、感情にぐっときた。螺旋という要素もあいまって、僕らは過去と未来とに生きているということを思い立った。未来に生きるため、過去を掘り起こしていくような感覚を覚えた。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:43:56
考えるテーブル @table_smt

smt清水チナツ:てつがくカフェ全体として、怖さ、見てはいけないものを見てしまったタブー感、悲壮感といった感想がしばしばあったが、そこから祝祭的なパワーを読み取った発言もあり、印象的だった。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:45:53
考えるテーブル @table_smt

smt清水建人(展覧会担当学芸員):僕としては、「怖い」という感想ひとこと出ただけで充分です。作家と作品を見る人の間には断絶があるし、作家と作品との間だって断絶もある。すべてが一つにつながっているわけではない。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:47:23
考えるテーブル @table_smt

smt清水建人:そうした断絶があるということを、今日集まった皆さんに共有していただければ、もっと思考が耕せるかもしれない。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:48:29
考えるテーブル @table_smt

志賀:「断絶」とは言っても、完全に断ち切れるわけでもない。北釜の話や私のバックグラウンドが薄れていって、見る人個々人の感じるところに落ち着いていく…ということじゃないかと。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:50:40
考えるテーブル @table_smt

志賀:今日、発言したいなーと思ったシーンが1回あった。対話の終盤に「祝祭的だ」という指摘があったとき、あ、私の「演じる」という感覚につながっている、と感じた。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:52:16
考えるテーブル @table_smt

西村:一参加者(観覧者)としての感想は、絶対的な物量感、質感を感じた。写真の表面がテラテラしてるし、夏にこの展示やったらすごいかもなーと思った。…あえて関係ないこと言ってみたんだけど。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:54:45
考えるテーブル @table_smt

志賀:写真というものがここにあるという存在感、生的な気配というものがあるかもしれない。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:55:44
考えるテーブル @table_smt

smt佐藤泰:夜の神社って、皆さん行ったことありますか。すごく冷たい感じがする。でも神社は、お祭りをするところであり、人々が集まる場でもある。今日の「祝祭的」という指摘を聞いて、そうした夜の神社を想起した。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:57:39
考えるテーブル @table_smt

smt佐藤:またモチーフに石があったりして、その鉱物の冷たさもあるのだろう。作品1つ1つのサイズが大きいし、物理的存在感はある。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 18:58:55
考えるテーブル @table_smt

西村:補足を一つ。今日の対話では、身体性について言及されなかった。石のような冷たい印象をあたえるモチーフに触れたが、生々しさは指摘されても身体性について話す及ぶことがなかったかな、と。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 19:02:18
考えるテーブル @table_smt

房内:展示空間そのものが怖いと感じた。志賀さんは、どのようにしてあの空間を作るに至ったのか? (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 19:03:03
考えるテーブル @table_smt

志賀:それはすごく遠い道のりなんですけど。。メディアテークの模型を作って、それが津波で流され、もう一度模型を作り、仮設住宅2部屋のうちの1部屋においてあって、それとともに寝起きしてた。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 19:05:06
考えるテーブル @table_smt

志賀:「写真の空間」を作りたかった。「写真のインスタレーションを作ろう」とかではなく。ある日、メディアテークにいる時、フロアに西日がさしてきて隣のビルに反射し、すごくきれいだなと感じたことがあった。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 19:07:12
考えるテーブル @table_smt

志賀:そうした体験をこの建物(メディアテーク)で重ねていくうちに、写真の空間を作るという考えにつながっていったのかな。展覧会初日、朝は会場に光が入らず暗くて「これはまずい」と慌てたものの、じきに「これでいいんだ」と。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 19:09:51
考えるテーブル @table_smt

smt清水建人:空間としては、もっとおもてなし空間というか、一般的な展示をすることも可能だったがそうしなかった。メディアテークの空間自体、なんにもない状態が一番きれい、という志賀さんの見方もあったりして。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 19:13:05
考えるテーブル @table_smt

smt清水建人:展示については、作為的な演出はある程度しているものの、できるだけ自然なままにみせたかった。照明を控えたり、誘導板などの要素を削ったり、説明を抑えたり。それが見る人に「怖さ」と捉えられたのかもしれない。 (live at http://t.co/48ShHkcM)

2012-11-25 19:14:45
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