2011/3/15の2号機大量放出について、ゼブラさんに教えていただきました

質問しているまとめ人は迷走しているので、ゼブラさんの答えの部分を読んでいってください。 参照資料 事故調査委員会 http://icanps.go.jp/111226Honbun4Shou.pdf 東電報告書 続きを読む
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Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley 配管の破断などによらずシール部から漏えいする場合、漏えい量が内部の圧力に応じて不連続になり、ピークを形成するのは特に不自然ではありません。逆に、何らかのきっかけでベントラインが構成されたとすれば、弁操作をしていないのに放出が不連続になるのは不自然です。

2012-12-14 12:31:04
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley ベントラインの中でラプチャーディスクの手前にあるPCVベント弁は電動弁(MOV)、S/CやD/Wベントラインにある大弁、小弁はいずれも空気作動弁(AOV)です。AOVは開状態を保つには空気圧をかけ続ける必要があり、固定しておくことができません。

2012-12-14 12:31:40
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley 常用の空気系統が使えないため、弁の場所にコンプレッサーを持ち込んで直接圧縮空気を送り込んで開操作を行っていました。こうした状況で、人手を介さずに勝手にAOVが開閉することは考えにくいと思います。

2012-12-14 12:32:12
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley なお、昨日の時点では格納容器上蓋シール部からの漏えいが推定されている理由は知らないと言いましたが、ご紹介下さったこちらの資料によれば建屋内の線量率上昇がそのフロアで高かったというのが理由のようです。 http://t.co/gtYyX7Tr

2012-12-14 12:32:36
リーフレイン @leaf_parsley

@f_zebra  あ、なるほど、冷却水のS/C-D/Wの循環ラインは、特に圧力障壁とかはもたずに繋がっているわけですね。

2012-12-14 13:35:17
リーフレイン @leaf_parsley

@f_zebra  わかりました(PDF)http://t.co/NC72QKYk 5P目の圧力容器と格納容器の圧の変化図を確認してきました。15日0時までは、格納容器のほうが低かったですが、2時ごろまでには両者はほぼ同じ値になっています。解放状態になってしまったわけですね?

2012-12-14 13:59:38
リーフレイン @leaf_parsley

@f_zebra  この点なんですが、S/C部分で圧力障壁がなかったとるすと、今度はラプチャーディスクが問題になります。ラプチャーディスク破壊前にその状態になってしまうと、排気塔までの空間圧より先にS/Cの漏水側へ圧力が逃げてしまって、開かないということはないですか?

2012-12-14 14:02:44
リーフレイン @leaf_parsley

@f_zebra  つまり、「一度空気圧が下がって、ベント弁が閉まってしまうと、手で開けない限り開かない」、ということでいいですか?ということは、「解放状態のベントラインからの放出であるのなら、コンスタントにキープされた放出であるはず。」?

2012-12-14 14:13:08
リーフレイン @leaf_parsley

@f_zebra  シール部からの漏洩ならば、安全弁のように圧力に応じて開放される現象が起こりやすい。 のですね。

2012-12-14 14:16:49
リーフレイン @leaf_parsley

@f_zebra  漏洩がトーラス周辺で起きたとは限らないんじゃないでしょうか?水を扱う機関ですから入水、排水の全ての配管とつなぎ目が漏洩の可能性を持っていたと思うのです。実際の漏洩箇所はタービン建屋から遥かに離れた場所だったという可能性はありませんか? 

2012-12-14 14:29:42
リーフレイン @leaf_parsley

@f_zebra  色々ありがとうございます。。。段々イメージが描けるようになってきました。 ところで、現在、2号炉のラプチャーディスクは、破壊されてるんでしょうか?それともまだ嵌っているんでしょうか? この点はどこにも書いてないような気がします。

2012-12-14 14:41:10
リーフレイン @leaf_parsley

@f_zebra  こうして教えていただきながらつくづく思うんですが、この14日15日16日の緊迫した現場で、心が折れてしまわないで復旧を続けられたみなさんは、本当に凄いです。 

2012-12-14 16:55:34
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley そうですね。報告書を読み込むほど、あの時現場にいた人達の努力と機転、絶望的な状況でも気力と冷静さを失わず、限られたオプションから解決策を見つけ出す高い技術力に裏打ちされた不屈の精神には頭が下がります。

2012-12-14 18:26:06
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley 彼らの多くが家族と共に地元に住んでおり、被災している家族の安否すら分からない状態で自らの危険を顧みることもなく働き続けたことはしっかりと記憶され、感謝されるべきだと思います。個人のそのような犠牲的献身に頼らない仕組みが必要ですが、それはそれとして。

2012-12-14 18:26:23
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley 大規模放出以前の格納容器からの漏えいの可能性ですが、大きな漏えいがあればD/W圧力が下がると思います。圧力計の指示に現れない程度の漏えいの可能性は否定できませんが、ラプチャーディスク破壊には影響しないでしょう。

2012-12-14 18:26:51
Flying Zebra @f_zebra

@leaf_parsley 格納容器圧力がラプチャーディスク動作圧力より高いのに破壊されなかったというのは、ベントラインが構成できていなかった、つまりベント弁が閉まっていたと考えるのが自然だと思います。なお、ラプチャーディスクが結局破壊されたかどうかは確認されていないと思います。

2012-12-14 18:28:38
リーフレイン @leaf_parsley

@f_zebra  深く同意いたします。 読めば読むほど、怖い、よくぞ切り抜けてくださった感がひしひしとします。

2012-12-14 19:25:57
リーフレイン @leaf_parsley

@f_zebra  もしラプチャーディスクがまだ残っていたら、放出が排気塔以外(つまりベントライン以外)であることが判明しますね。(なかったとしても、いつ除去されたかが論議の的になるかもしれません  ともあれ、ベントラインの確保の大変さが、だんだんわかってきました。)

2012-12-14 19:32:04
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