毎日新聞記者さんの「森の防潮堤」推奨発言をめぐる議論(2012年12月)

▽2012年12月14日(金)、「いのちを守る森の防潮堤」構想と宮脇昭氏の「潜在自然植生」に関する毎日新聞記者の @hidetoga さんのtweetをきっかけに広がった議論や周辺tweetをまとめます。 ▽まとめ末尾には、東日本大震災後、林野庁が進める海岸林復旧事業についての @jnishihiro さんのtweetも収録しています。  →▼毎日新聞記者hidetogaさんの語る「森の防潮堤」構想と宮脇昭氏(2012年12月) - Togetter http://togetter.com/li/422611  →▼「いのちを守る森の防潮堤/森の長城プロジェクト」と宮脇昭氏の「潜在自然植生」概念に関するまとめ一覧 - Togetter http://togetter.com/li/426192
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津田和俊/急激に進行した網膜剥離と闘っています @kaztsuda

多重防御と減災の考え方は、こちらの仙台市の計画の図がわかりやすいと思います。 http://t.co/umJ4pFsh 論点となるのはこの「公園(丘)」の部分のありかたでしょうか。@hidetoga @moriokahiguma http://t.co/NbqJkjtL

2012-12-14 18:35:53
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 ※参照されている概念図と同様のものは、「仙台市震災復興検討会議(東部地域検討ワーキンググループ)」第3回の「資料5 仙台市の津波防災対策について」に見える。
 →▼東部地域検討ワーキング(第3回)〔2011年12月14日〕|仙台市 http://www.city.sendai.jp/fukko/1201388_2757.html

津田和俊/急激に進行した網膜剥離と闘っています @kaztsuda

仙台港周辺地区の防災計画おさらいしていたんだけど、この一帯はキリンビールの工場が避難ビルになる予定で、ふーん、とずっと思っていたら、震災前から地元の間でそういう協定があったらしい。 http://t.co/VFwNV7Gt 全然知らなかった ^^

2012-12-14 23:14:58
津田和俊/急激に進行した網膜剥離と闘っています @kaztsuda

しかし、海沿いの普段行かないところ行った時に、必ず津波が来たらどう避難したらいいかチェックしておくとか、新しくできたビルは天井などの内装や駐車場のスロープの構造を確認しておくとか、妙な習慣がついたもんだなぁ。

2012-12-14 23:18:18

‏@kaztsuda さんによる補足資料

津田和俊/急激に進行した網膜剥離と闘っています @kaztsuda

関心いただいてどうも。支障はないですが、先日、仙台市宮城野区蒲生にあった日和山の跡地の写真、撮ってきました。ここにかつて、標高6mの「山」がありました。議論のご参考になれば。 http://t.co/ivDvuhIj @layujie http://t.co/wTiV6hEZ

2012-12-30 18:53:26
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津田和俊/急激に進行した網膜剥離と闘っています @kaztsuda

さらについでながら、この蒲生の日和山の200mほど内陸にあった高砂神社の現状が、こんな具合です。 http://t.co/ZiL2FJTB針葉樹だからこう広葉樹ならこう、という議論は、 あんまり適切じゃないんですよねえ。 @layujie

2012-12-30 18:58:36
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津田和俊/急激に進行した網膜剥離と闘っています @kaztsuda

さらについでながら、タブノキの根で本当に津波が防げるの?、という検証で以前tweetしたのがこれですが、根は残っていてもその周りの土が全部えぐれてますので、かなり疑問に思います。 https://t.co/8CQXhuoT @layujie

2012-12-30 19:15:16

 ※リンク先は次のtweet。

津田和俊/急激に進行した網膜剥離と闘っています @kaztsuda

タブノキの防災上の効果を前にTVのニュースで見たのですが、この02:05からの映像を見ても根の周りの土は津波で流されてますので、木は残っても堤防は壊れると思います。この先生にとって木のほうが大事なのかなと。 http://t.co/jWlUGSJ1 @YongoShingo

2012-06-28 13:57:46
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layujie @layujie

@kaztsuda 資料写真、ありがとうございます。森の防潮堤構想では基盤の盛り土の強度はほぼ言及されておらず、不安を感じています。 (じつは今お知らせいただくまで、「日和山」を、なぜか石巻市の日和山と勘違いして混乱していました。「仙台市蒲生の」とお書きくださっていたのに…。)

2012-12-30 20:25:13
津田和俊/急激に進行した網膜剥離と闘っています @kaztsuda

土木に詳しい人は相手にもしてないですからねえ。根が張りやすいように土をふんわりと盛るというので、岩沼の実物を見ても、木が森に成長する前に大雨でどんどん崩れてくると見てます。 @layujie 森の防潮堤構想では基盤の盛り土の強度はほぼ言及されておらず、不安を感じています。

2012-12-30 20:37:50
工藤嘉英 温泉行きてー @y_kudo

@kaztsuda @layujie 津浪による土壌の侵食を想定していないのがイタタな構想ですもんねえ‥。リアス式海岸地域で岩盤がむき出しになるくらい津浪に抉られた山肌を見ていれば盛土でOKとはとても思えませんが‥

2012-12-30 20:53:23
津田和俊/急激に進行した網膜剥離と闘っています @kaztsuda

ええ、津波被害の状況をよく知っていれば、ねえ。。。 @y_kudo 津浪による土壌の侵食を想定していないのがイタタな構想ですもんねえ‥。リアス式海岸地域で岩盤がむき出しになるくらい津浪に抉られた山肌を見ていれば盛土でOKとはとても思えませんが‥ @layujie

2012-12-30 22:39:59
layujie @layujie

@kaztsuda @y_kudo 同感ですが、いちおう陸前高田市で検討の動きも出ている「森(緑)の防潮堤」では、基盤の盛り土を「ブランチブロック」工法で固定する方向で議論されているようです。ご参考までに。 ▼http://t.co/CRcm1XZF

2012-12-30 23:35:43

 →▼ご存知ですか? がれきを燃やさない有効活用〔2012年5月26日〕|岡山 NO NUKE プロジェクト http://ypp.sakura.ne.jp/okayama/download/20120526/

津田和俊/急激に進行した網膜剥離と闘っています @kaztsuda

さらについでですみませんが、仙台市沿岸部で例外的に防潮林がかなり残った個所もあります。Google Mapで「仙台市宮城野区岡田砂山」の地名で探し航空写真を見てください。正直わたしにはこの理由がわかりません。針葉樹ならこう広葉樹ならこう、と単純な議論は危険かと @layujie

2012-12-30 22:46:35

 ※「仙台市宮城野区岡田砂山」のGoogleマップ航空地図は次のリンクを参照。
 →▼https://goo.gl/maps/hK3SdBE8mps

layujie @layujie

@kaztsuda あ!「仙台市宮城野区岡田砂山」ですが、これ「荒浜地区」という地域と同じですよね? 次の報告書の第2章「第2節 現地調査報告(大野亮一)」で取り上げられています。(が、なぜ筋状に残存したのかはよくわかりません…) ▼http://t.co/NVJmnF2N

2012-12-30 23:25:11

 →▼「津波と海岸林に関する調査研究事業(平成22年度調査報告書)」森林保全・管理技術研究会(平成24年1月) http://www.hozen-ken.jp/menu/2012-01tunami-mokuzi.html

津田和俊/急激に進行した網膜剥離と闘っています @kaztsuda

@layujie あ、この資料は初めて見ました。どうもありがとうございます。確かにまさにこの資料で取りあげられている場所です。街道筋から見ると、かなり松林が残ってる様子が見えます。ただ、理由が地下水云々は、ちょっと疑問ですねえ。筋状に残っている理由の説明がつきませんし。

2012-12-30 23:40:54

 ※盛り土の強度や土壌の浸食の問題については、たとえば次のまとめの指摘も参照。
 →▼「森の防潮堤」構想と宮脇昭氏への土木工学的観点からの批判(2012年3月-6月) - Togetter http://togetter.com/li/359591

 ※同まとめコメント欄には、土木の観点から @f_zebra さんによる次の指摘がある。
 →http://togetter.com/li/359591#c1113356
▽「ロックフィルダムについては必ずしも「浮力」が問題となるわけではありませんが、強度を要求される盛土構造物で規格の揃っていない瓦礫等を主要な堤体材料として使う事はあり得ません。
木材等の有機物を含む瓦礫を、腐食による体積変化で崩れても周囲に危険を及ぼさないよう緩い傾斜で積み上げること自体は可能ですが、そこに堤防としての強度を期待することはできません。」
 →http://togetter.com/li/359591#c1113357
▽「盛土構造というのは何も考えずに土を盛っているだけに見えますが、支持地盤の強度や要求される性能に応じて綿密に設計され、それぞれの部位で材料も細かく指定されます。
なるべく近場で採取可能な材料を選んで輸送距離を減らす工夫はしますが、特性の不明な(バラバラな)瓦礫等を使う事は考えられません。
土木工学の感覚からは、完全にナンセンスで検討の価値すらない、というのが率直なところです。」
  

‏@yomehoti さん、@rwalker13 さん

okuoku @yomehoti

学会の先輩と新聞記者の議論進行中。横入りはしないが、スギ、ヒノキ、マツの山が悪いという言説は誰が広めているのだろうか。秋のカラマツ林なんか、ほれぼれする位美しい。人と自然の最高のコラボなんだけどな

2012-12-14 18:22:53
okuoku @yomehoti

ヒノキを一本一本手植えしたばあちゃんの話を聞くと、あの山に賭けた人たちの思いの深さを思わざるを得ない。潜在自然植生云々は時計の針を何処まで戻すのかと言う点で場所を選ぶし、他者が汗を流して植えた山に簡単に優劣をつけるのは賛成できない。それだけの事だと思う

2012-12-14 18:31:26
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