ACE10周年記念 千葉授業づくり研究会 第一部「「学び」と「まなびほぐし」」講師:佐伯胖先生(青山学院大学教授)
佐伯:(教師はどうする?という質問に対して)教師は子ども本人以上に、「もっとよくなる」可能性を予見できる。水路づけをする。すなわち、もっと面白くなる、もっとよくなるという、相手の見ているもっと先を見る。教師も一緒に味わう。 #ace10th
2012-12-16 15:06:32佐伯:小学校の算数を教えていても、子どもと一緒に筆算のすごさを味わうことがある。子どもたちどうしでもできるし(そのようにしかけられるし)、教師もできる。教えることを念頭におきながら、与えるのでなく、一緒に味わうことができる。 #ace10th
2012-12-16 15:07:54さて、ここからどう論点を擦り合わせられるか…どきどき #ace10th
2012-12-16 15:07:56脱学校のために。教師が学び続けること、特に教師が「おどろきつづけること」が大事。 #ace10th
2012-12-16 15:10:30佐伯先生が学生として留学していた時代に、「YOU的他者」と出会った話として、当時の教授が親身に指導してくれたという話をされています。 #ace10th
2012-12-16 15:19:12佐伯:アメリカの大学生、大学院生は、昔遊んでいた人が多い。だから「学びたい」という思いがある。日本では、「勉強はもう嫌だ」という学生。アメリカの学生は、「できない」ということに劣等感をもたない。「できる」ことばかりを狙っていない。 #ace10th
2012-12-16 15:23:22勉強好きな人をどうするか…という問題もありそうだなあ。遺伝子レベルの話にもなる? #ace10th
2012-12-16 15:26:21大学生はもっと遊んだほうがいい。なるほどなー! 後2年以上ある大学生活をもっと遊んだり、学んだりして充実したものにしたい! #ace10th
2012-12-16 15:26:55佐伯:あこがれは共感より少し遠い。ただ、あこがれは、「感染する」という形で、「その人にまるごとなってみる」という学びにつながることもある。このように生き様が自分の中に染みこむことは、学びの動機づけとして非常に大切。 #ace10th
2012-12-16 15:27:56宮台さんの感染的模倣のおはなし。学びの動機づけとしても大事とのこと。武道なんか、そういう世界観がありそうですが、学びよりも勉強と捉えられそう #ace10th
2012-12-16 15:29:00佐伯:大学生に聞くと、幼稚園や小学校1年生の頃の先生に憧れたという者が多い。幼児教育的世界では、教師も教えるのでなく、「面白いねえ」「何考えてるの?」と接してくれる。人は、そういう人に感染する。 #ace10th
2012-12-16 15:29:08佐伯:すごい人を教室に呼んだとき、教師は共感的に子どもとともに「すごさ」を見る。そして、子どもより一歩先を見る。ともに味わう。 #ace10th
2012-12-16 15:30:53佐伯:意欲を示さない子どもが最小公倍数や最大公約数を扱っていたときに「最小公約数や最大公倍数はないの?」と言い出して、家庭教師をしていた大学生が一緒にやってみた。子どもはおやっと思ったことを本気で探求していいと思い、学びに向かうようになった。 #ace10th
2012-12-16 15:37:59佐伯:わざの伝承の世界では、考えさせることが基本になっている。まわりにいると、生き様のすごさが感じられ、近づきたいと思う。企業の人が教えようと思わないでほしい。真剣に取り組んでいる姿を見てもらうのが、いちばんよい教育。それが感染ということ。 #ace10th
2012-12-16 15:43:01佐伯:「正統的周辺参加」(LPP)の言うところの「正統的」は、「ホンモノ性」ということ。本当にその人にとってよいアイデンティティづくりにかかわるということ。 #ace10th
2012-12-16 15:47:02感染の確率はけっこう低いですよね?と質問したところ、その通り、ただ企業で真剣に働いている人であれば教師より感染が生じやすいかもしれない、とも。 #ace10th
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