遠藤まめたさん「ジェンダー・セクシュアリティと生きやすさ 〜知ってトクする?!フェミニズム〜」まとめ

2012年12月19日(水)に国際基督教大学(ICU)で開催された、「ジェンダー・セクシュアリティと生きやすさ 〜知ってトクする?!フェミニズム〜」の講演内容まとめです。基本的には、講師の遠藤まめたさん(いのち リスペクト。ホワイトリボン・キャンペーン共同代表、 .@mameta227 )のまとめツイートのみを拾っています。
icu フェミニズム 講演会 セクシュアルマイノリティ cgs 国際基督教大学 ジェンダー ジェンダー研究センター セクシュアリティ 遠藤まめた
YU_beARTist 6669view 21コメント
10
ログインして広告を非表示にする
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-18 21:47:53
    明日は国際基督教大学でお話してきます!「ジェンダー・セクシュアリティと生きやすさ~知ってトクする?!フェミニズム」。ご興味のある方、是非ご参加ください。http://t.co/B7rJAHgz
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 20:09:43
    ICUの講演、無事に終了!学外からも参加があり、質問や学生の反応もなかなかよくて嬉しかった。ご来場いただいた皆様、CGSの皆様ありがとうございました。
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 20:10:06
    実は高校の頃に憧れてたんです、と言われたのが今日のハイライトw
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:00:37
    今日の講演ダイジェスト。①個人的なことは政治的なこと②フェミニズムは知ってトクをするのか? の二つのテーマについてお話しました。 #フェミを少々たしなむ ←ハッシュタグはギャグw
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:03:28
    ①ではトランスとしての自分の体験と、社会の中で性同一性障害がメジャー化していった経緯を絡めて話しました。小学生の頃、初めて国内で公的に性別適合手術が行われ、中3で金八が放映され、高3で特例法(一定の条件下で戸籍の性別か変更できる法律)ができました。 #フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:05:33
    性同一性障害が社会問題化する中で、これまで「どうでもいいこと」「個人的なこと」とされていた自分の深刻な性別違和の訴えは、社会問題として扱われるようになりました。性同一性障害のメジャー化により、大学ではロッカーや健康診断における対応をしてもらえました。 #フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:06:58
    ここで考えたいのは、性同一性障害がメジャー化する前にも、性別違和をめぐる個々人の深刻な課題は存在したということです。社会問題は、深刻だから重要視されるのではなく、社会問題とみなされることで重要視されている、といったほうが正確になります。 #フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:10:46
    ところで、普段自分がトランスとして講演を行うと、必ず「共感した」「勇気づけられた」という感想があります。彼らはトランスではないものの、それぞれ性について感じることや息苦しさを感じています。だからこそ彼らは「トランスジェンダーに癒される」のです。#フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:16:46
    性同一性障害は社会問題としてメジャー化しましたが、私たちの多様な課題は社会問題として必ずしも扱われず「どうでもいいこと」とされ続けています。真剣なことであってもです。ここで考えたいのは、いつまで経っても全ての事柄が社会問題化されることはないということです。#フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:21:18
    ①全ての課題が社会問題化されないこと ②社会問題化されている事柄であっても、そこには線引きが存在してしまうこと(例えば性同一性障害については診断書の有無で「世渡りさやすさ」が変わってくることなど)を踏まえると、社会問題化アプローチの限界も見えてきます。 #フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:25:56
    社会問題としてメジャーではない、私たち一人ひとりのインディーズな感じ方ををどうやって重要な事柄として扱えるかが、ここで問われます。私たちはそれぞれがインディーズな課題を抱えている。それに向き合うヒントをくれるのはフェミニズムではないでしょうか。 #フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:28:15
    今は生きづらい社会です。仕事でも地域でも家庭でも、みんなが互いのインディーズな課題を「どうでもいいこと」として扱い、余裕をなくし、さらに他者の課題を蔑ろにしがちです。結果としてみんなが損をする「誰得社会」(誰が得するんだよ、の略)に陥っています。 #フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:31:22
    フェミニズムは当たり前を疑う力を私たちに与えてきました。当たり前を疑うとは、「当たり前だからやる」から「私や貴方にとってこれが良いからやる」へのシフトです。これは社会問題化アプローチでカバーしづらいインディーズな課題にも対応しやすい考え方になります。 #フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:35:11
    1911年、約100年前に自分と同い年だった平塚雷鳥さんは青鞜という雑誌を作りました。当女性に参政権や相続権、大学に行く権利が制限されることは、今の人なら顔をしかめるでしょうが、当時の人はきっと「そんなもんじゃねぇか」「考えたこともない」と答えたでしょう。#フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:38:01
    当たり前だから「そんなもんじゃねぇか」「考えたこともない」とみんな反応する。100年後の人が聞いたら、昔は大変だったねと驚かれる。そんなネタは、今のインディーズな私たちの課題の中にも必ずゴロゴロしています。当たり前とは、きっと、そーいうものです。 #フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:41:14
    青鞜の頃から時代を変えてきたのは「当たり前だからやる」ではなく「自分や貴方にとってこれが良いからやる」という人々の実践だったと思います。当たり前を疑うフェミニズムは、そんな意味で私たちにやはり有益なんじゃないでしょうか。 #フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:44:09
    次に後半では、フェミニズムはほんとに知ってトクをするのか、という話をします。フェミニズムって知ってトクをするんですか?(と、田中和子先生に聞いたら笑顔で首を傾げておりましたw) #フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:46:04
    フェミニズムとは、男性をつるしあげる女性たちの思想ではなく(まぁ、つるしあげざるをえない局面というのもあるでしょうが)「性に関する差別や抑圧をなくそうとする運動」という風に定義されています。シンプルでニュートラルな定義なので、今日はこれに沿って話します。#フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:48:09
    「性に関する差別や抑圧」とは何なのか。自分には①トランス(典型的な男女でないこと)への差別や抑圧の他にも、②女性に関する差別や抑圧、③男性に関する差別や抑圧がグチャグチャと自分にトラブルを起こしてきました。#フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:52:39
    ①は一般にトランスとしての苦労ですが、②については「女らしくしろ」という言説について「だってオレ男(FTM)だもん」で済ませてはあかんやろという部分や、③については社会的に男として認められたい反面で、マッチョな文化への馴染めなさという課題がありました。 #フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:56:15
    ③について考えるのは、自分にとってものすごく勇気がいることでした。男どうしだと(せっかく)みなされている関係の中で、自分が女子校出身であることを話したら関係性は壊れます。スーツや下ネタが苦手なのも、合わせたほうが無難かもしれない。だけど正直面倒でした。 #フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 21:57:23
    男としてのアイデンティティと、女性への差別に「だってオレ男だもん」では済ませたくない気持ちと、男らしさに馴染めない自分。このグチャグチャを言葉にする力(環境、勇気、仲間)こそが、自分にとってのフェミニズムです。 #フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 22:02:07
    過去から現在にかけて、私たちはフェミニズムの恩恵を受けています。女性の参政権や長男プレッシャーの軽減など、100年前と比較したらトクなことは圧倒的に多いでしょう。しかし当たり前を疑うのが「過去の誰か」ではなく「いま私」だったら面倒なことも多いでしょう。#フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 22:04:51
    一つ例をあげます。大阪市では今年職員への入れ墨調査がありました。三万人以上いる職員の中で、回答を拒否したのは6人でした。彼らは入れ墨をいれていません。アンケートが不正だと思い、回答を拒否したのです。私はその6人ではありませんでした。回答してしまいました。#フェミを少々たしなむ
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-19 22:07:20
    回答したのは、当たり前から外れるのが面倒だったからです。そのコストを払った6人の勇気はほんとにすごいと思いました。彼らには「トランスとしてカミングアウトして講演してるあんたも大概やで」と言われるかもしれませんが、実践とはときどきかくも困難なのです。 #フェミを少々たしなむ

コメント

  • ミラクルひっぴぃ♪(節操なし、即廃炉) @hibinomakoto 2012-12-22 03:02:22
    「社会問題は、深刻だから重要視されるのではなく、社会問題とみなされることで重要視されている」「全ての課題が社会問題化されない」とか、いい感じ。私の趣味的には、刺青調査のことを、自省的に言及していたのが良かった。
  • ミラクルひっぴぃ♪(節操なし、即廃炉) @hibinomakoto 2012-12-22 03:08:00
    実際に自分の生活に関わると、つまり自身の生活に被害(この場合は処分)を受ける可能性があると、人は割りと平気で普通に人を裏切ったり見て見ぬふりをしたり、ダブスタ実践したり、言行不一致したりする(クィア学会の清水晶子さんがいい例)。その辺のことをあえて取り上げたのが良かったです。
  • ミラクルひっぴぃ♪(節操なし、即廃炉) @hibinomakoto 2012-12-22 03:22:58
    私の経験では、GIDだけではなくトランスの話は、比較的聞いてもらえる。でも、女性差別・男性特権の話は、全然ダメ。性の話をするときも、セクマイの話はOKでも、女性差別はスルーされることが多い。なので、フェミニズムに言及するときは、まず「女性差別・男性特権」を強調する癖がついています。
  • ミラクルひっぴぃ♪(節操なし、即廃炉) @hibinomakoto 2012-12-22 03:27:34
    まめたは、男性だって「男女という制度」で損することもあるよ、女性だけのことを言っているんじゃないよ、ということに、とても気を使って書いていると思った。これが、「男女という制度を維持強化するようなフェミニズムにしたくないから」「シス女性だけのフェミニズムにしたくないから」「フェミニズムに加担し延命させたいからこそ、性全般への視点を持ったフェミニズムを作りたいから」故に、そうなっているんだろう、という気がするけど、そうなの?
  • ミラクルひっぴぃ♪(節操なし、即廃炉) @hibinomakoto 2012-12-22 03:27:44
    それとも、権力を持った(持っていることにすら気がついていない)男性たちからの拒否反応を避けるための方便?その辺は、気になったりはしたです。
  • ミラクルひっぴぃ♪(節操なし、即廃炉) @hibinomakoto 2012-12-22 03:49:22
    あと確かに、性の二分法や「男女という制度」を自分でも実践してしまうようなフェミニズ、男性特権を実体化して認識しているフェミニズムはダサいので、フェミニズムが前提として共有されている場では、逆に、トランスやセクマイからの話を積極的にしてるけど。
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-22 19:38:09
    ひびのさん、コメントありがとうございます。 >「男女という制度を維持強化するようなフェミニズムにしたくないから」「シス女性だけのフェミニズムにしたくないから」「フェミニズムに加担し延命させたいからこそ、性全般への視点を持ったフェミニズムを作りたいから」はご指摘のとおりです。
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-22 19:39:50
    男性からの拒否反応を踏まえると、逆にもう少し踏み込んだ言及が必要になりそうですね。今回はあえて「女性に関する差別や抑圧」「トランスに関する~」に並べる形で「男性に関する~」と書きましたが、男性への差別といったときに世間で言われている内容はご存じのとおり、かなりお粗末です。
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-22 19:42:08
    自分がFTMでありながらも社会的に男としては生きていない/(もっと言えば)フェミと出会った故に生きていきたくないことを、自分の人生の中でも捉えなおす必要があると思っています。「女性らしさへの違和感」は性自認で片づけられても、「男性らしさへの違和感」は私の場合、お前は男じゃないといわれるかなり致命的な(耳が痛い)批判で、だからこそ個人的にも重要で。
  • 遠藤まめた @mameta227 2012-12-22 19:44:24
    今回「男性に関する~」を入れたのは、世間一般の(まとめてしまうけどw)のヘテロ&シス&無自覚男子を視野に入れているよりは、そういう意味では個人的な関心とか問題意識ですね。
  • ミラクルひっぴぃ♪(節操なし、即廃炉) @hibinomakoto 2012-12-23 23:57:08
    なるほど、納得です!そうですよね、「無理してまで【典型的な男】を演じる必要はないよ」というメッセージは、たくさんのFtMにもぜひとも伝えたいメッセージですね。その意味では、フェミニズムは、FtMにとっても人生の選択肢を広げるために使える有効なツールなんだな、と改めて思いました!
  • ミラクルひっぴぃ♪(節操なし、即廃炉) @hibinomakoto 2012-12-24 00:02:03
    草食系男子とかが「男らしくない!」と攻撃されるのは、まさに「典型的な男」ではない人が攻撃されるということで、一人ひとりのFtMに男ジェンダーを強いる社会的圧力と同じ。「男らしく」なくても、典型的な男ではなくてもいい、いろんな男がいてもいい、という社会になると、FtMにも生きやすいもんね。うんうん、やっぱりフェミニズムは男にもメリットもある!
  • 愚民Artane. @Artanejp 2015-05-26 16:40:37
    「トランスジェンダーは得をする」と言う所から先が見えないですよね。非GBT男性の感じてる圧迫感は確かに男性がなんとかするより無いですが、それの幾らかが80~00年代のフェミニズム運動の政治的成果によるものであるのも事実なので…
  • 愚民Artane. @Artanejp 2015-05-26 16:42:17
    男性らしさとかそういう所に、現代の男性の多くの「つらさ」があるという感じがないのです。「つらさ」は、男女問わず競争を強いられる上に、痴漢冤罪とかに顕著ですが、「男という属性であるだけで犯罪者予備軍とされてしまう」法制度の有り方から受ける圧迫感が非常に大きい。
  • 愚民Artane. @Artanejp 2015-05-26 16:43:41
    で、その「圧迫」の基になった法制度の多くは、実は90年代以降フェミニズム運動家が(それこそ宗教極右や警察官僚と結託してまで!)政治に働きかけてきた事で出来たという歴史的経緯がある。
  • 愚民Artane. @Artanejp 2015-05-26 16:45:04
    で、フェミニズムは「運用が悪い」の一点張りで、では、その「男性という属性で犯罪者予備軍と見做す」差別的な法運用をどうにかするように「ケツを拭く」かといえば、「それはあんたらがやりなさい」の一点張り。
  • 愚民Artane. @Artanejp 2015-05-26 16:45:38
    フェミニズム叩きの男性の多くは、そういうフェミニズム運動の無責任さに怒ってるんですよね。
  • 愚民Artane. @Artanejp 2015-05-26 16:48:22
    男性当事者が「男性という属性で犯罪者予備軍と見なす法制度」の改善要求に踏み込めるかといえば、フェミニズム運動や宗教右翼等が法制度を作る時点で反対意見を「犯罪者予備軍の自己正当化だ」と叩きまくったお蔭で踏み込めない。一度犯罪者予備軍とされてしまった人達が、その圧迫感故に制度と運用の改善を求めるという事は、恐ろしく困難なんですよ。特に、「世間の空気」を重んじる日本社会では。
  • 愚民Artane. @Artanejp 2015-05-26 16:49:43
    そういう歴史的経緯に基づくバックグラウンドが、最低でも非GBTの男性の「フェミニズム叩き」にはあるということで。趣旨とはズレましたが…
  • 愚民Artane. @Artanejp 2015-05-26 16:51:04
    追伸。このまとめをFYIしておきます。昨日起こった「事件」です。 http://togetter.com/li/826493 こういうことが、最低でも都会では日常茶飯時になってる。
  • 愚民Artane. @Artanejp 2015-05-26 16:59:36
    蛇足ですが、「満員電車で痴漢と間違われないように両手を上にあげて押されて身体が触れるごとに肝を冷やしてる」男性が多くいる時代に、フェミニズム的な「男らしさの呪縛」論が、果たして有効なのだろうかと思うのですね。それは、一部の男性に対しては未だ有効でしょうが、既に多くの(DQNのようなそもそも男らしさに依拠してる人を除く)男性の多数には有効ではない。既に、「つらさ」の質が全く異なってしまってる。

カテゴリーからまとめを探す

「ログ」に関連するカテゴリー