MOX燃料覚書
- HiromiFUKAMACHI
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対大間原発建設抗議活動をきっかけに #MOX燃料 について調べた事及び概算メモ:Pu239のMOX燃料中の濃度については、各原子炉、各運転時で異なる。(現時点でMOXを用いる「プルサーマル」自体がそもそも一回一回全て「実験」であるため。)軽水炉に用いられる燃料では数%のオーダー。
2012-12-22 14:02:00#MOX燃料 メモ(続き):【承前】高速増殖炉用では20%程度(確か、炉心中心部と外側で違うはず) 参考サイト http://t.co/BZYz47aO
2012-12-22 14:03:58#MOX燃料 メモ(続き):ウラン燃料の主成分U238の半減期約45億年に対しPu239の半減期約24000年。放射能強度[Bq]は、原子数と半減期の逆数に比例。UとPuでは質量数がさほど変わらないので質量(∝原子数)とすると比放射能(単位質量当りの放射能強度)はほぼ半減期の比。
2012-12-22 14:09:57#MOX燃料 メモ(続き):Pu239の比放射能はU238に比べ約20万倍。(U235に比べても約3万倍。)小出さんのPDFの最初の部分と合う。 http://t.co/IHfrkpFt
2012-12-22 14:13:59メモ:放射性物質の「毒性」は、1どこにどのように取り込まれるか、2出す放射線の種類、3放射能の強さ 4体内での化学的挙動、が総合的に絡んできそうなので、単に許容量だけの問題では無いのかも…。許容量を考える場合、すでに化学的影響と放射能による影響が合わさっていそう…。
2012-12-22 14:44:16いずれにしても話を戻して、#MOX燃料 メモ(続き):とにかく、ある質量のウランと、その1%程度の質量のPu239を比べると、後者の放射能強度が約2000倍なので、数%のPu含有量の軽水炉用MOX燃料でも、ほぼ同質量のウラン燃料と比較して、数千~数万倍の放射能強度ということか。
2012-12-22 14:59:00#MOX燃料 メモ(続き):こちらのページ→ http://t.co/nyjjuTYN では、「MOX燃料はウラン燃料に対し、40万倍も放射能が高い」とある。高速増殖炉用の20%プルトニウム含有MOX燃料ならその通りか。
2012-12-22 15:05:52#MOX燃料 メモ(続き):放射能強度以外のMOX燃料の問題点は、核分裂断面積(同じ中性子環境におかれた際の核分裂のし易さか)がUに比べて大きく、核分裂時に放出される中性子数が多い(遅発中性子は少ない)Puを含むこと。(Pu239の娘各種はU235、U235の娘各種はTh231)
2012-12-22 15:20:50#MOX燃料 メモ(続き):遅発中性子の数は、娘各種の半減期を見るとそうかな、と思う…。Puの核分裂は、その分制御しにくいとか。(「即発中性子のみにより臨界に達する」ということは、「臨界に達するまでの時間が桁違いに早い」ということか。)制御棒の効きが悪くなる。
2012-12-22 15:23:18#MOX燃料 メモ(続き):更に別の観点からの問題はPuがUより融点が低い為事故時燃料溶融の危険が高い、核分裂により発生するガスがUより多い為燃焼が進むと燃料棒内の圧力が高まる、不可避の不均一性による燃えムラ等。参考『原発はいらない』、http://t.co/vZnBYtmB 等
2012-12-22 15:39:24