「被災者のための科学研究活動のあり方を問う」@早大シンポ(2012.12.20)

公開シンポジウム「不安と恐怖への適切な対応で未来を拓こう」 https://ssl.waseda-pracdoc.jp/h-ship/ 2012年12月20日(木)13:00~19:00 於:小野記念講堂(早稲田大学) 続きを読む
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かえるくん(多言) @sjozk2

溝口「Csはフラットな土の上では表土5cmに留まっていると言う事前の研究に基づき、農水省は表土剥ぎ取りの方針を決めた。しかし飯舘の19行政区のCs土壤垂直分布を取ると、測る場所によって全然違った。 http://t.co/2nHzQ319 http://t.co/JJVrbgpu

2012-12-24 12:14:47
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かえるくん(多言) @sjozk2

溝口「少し専門的な話だが、放射性セシウムは粘土に固定されている。粘土表面の綺麗な六員環の穴にセシウムははまる。これにより、土壤表面からなかなか逃げて行かない。粘土の移動を注視し、粘土の除去を行う、これがポイント。

2012-12-24 12:15:13
かえるくん(多言) @sjozk2

溝口「春先には、田車による除染実験を実施。昔から農家が使っていた手押し車の除草機。これで泥水を混ぜ込んで、テニスコートのブラシで掃き出す。老若一緒に作業した。線量は8割程度落ちることがわかった。 http://t.co/bgzcE6hM http://t.co/8epDdxnF

2012-12-24 12:16:14
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かえるくん(多言) @sjozk2

溝口「では泥水はどこに行ったのか。寺島さんの記事やHPでも紹介しているが、南相馬はの主婦から「うちの地下水は大丈夫なの?」と言う答書が送られてきた。

2012-12-24 12:16:48
かえるくん(多言) @sjozk2

溝口「泥水を溝に入れて、3ヶ月後に泥水が干からびた後に、土壤Cs濃度を測ったところ、下、左右に10cm以下しか染み込まなかった、Csは粘土にピタっと固定されるので、下に移動するうちに、土の途中途中にトラップされる。つまり汚染土はフレコンバッグに入れず、素掘りの穴に埋めれば良い。

2012-12-24 12:17:53
かえるくん(多言) @sjozk2

土壤中のCs濃度(下、左右に10cm以下しか染み込まなかった)之圖 http://t.co/mvkzv1Cu

2012-12-24 12:22:50
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かえるくん(多言) @sjozk2

(cf.農地除染の新たな試み http://t.co/m7grl1x4 (cf.セシウム、地下浸透せず 飯舘村で田んぼ除染実験(河北新報12.8.31) http://t.co/M23zfGCg (※魚拓)

2012-12-24 12:18:11
かえるくん(多言) @sjozk2

溝口「…汚染土はフレコンバッグに入れず、素掘りの穴に埋めれば良い。なぜならこのデータを見てください…と言いたいんですが、信用されないので別のことを。ペットボトルに詰めた泥水を上から流して、下から出てくるのは濁っていない水、という土の濾過機能の実験をyoutubeにアップした。

2012-12-24 12:18:46
かえるくん(多言) @sjozk2

(cf.砂による泥水のろ過実験 - YouTube http://t.co/SfoOmYET

2012-12-24 12:18:54
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かえるくん(多言) @sjozk2

溝口「このようにサイエンスコミュニケーションが重要だと思う。如何に理屈でわかっても、なんとなくの不安をどうするか。強力なツールとして、動画などを使っている。

2012-12-24 12:20:31
かえるくん(多言) @sjozk2

溝口「までい工法。までいとは手間暇惜しまず丁寧にと言う意味。農水省は、剥ぎ取り、代かき、反転耕は認めている。ならば、農地に穴を掘り、剥ぎ取り土を土中に埋めれば、剥ぎ取り+反転耕の組合せとして実施できるのではと、までい工法と名付け実験中。 http://t.co/dV4iXigt

2012-12-24 12:24:21
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かえるくん(多言) @sjozk2

溝口「その中で、ヨイショヨイショと汚染土の踏み固めを皆で一緒にやったり、暗渠の埋設をしたり。昔からの農業技術。水田は地下に管がある。

2012-12-24 12:24:37
かえるくん(多言) @sjozk2

溝口「理屈だと線量は20cmの客土で1/20。50cmで1/100だが、埋土からCsが漏れない更なる工夫として、土中に線量計を埋め込み、モニタリング(までいモニタリング)。ざっと見た所、剥ぎ取って埋めた土の層は高線量だが、その下層は何十分の1。実際に試し、測定し、証明している。

2012-12-24 12:28:03

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かえるくん(多言) @sjozk2

溝口「まとめですが、まずは現場を見ることが大切。現場に合った総合的な技術の適応を考えることが大事。 http://t.co/HC87K8qW

2012-12-24 12:30:24
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かえるくん(多言) @sjozk2

溝口「また、老若男女、地域組織を超えた協働が重要。特に一緒にやっている農家さん達には生活の知恵が詰まっている。背伸びする必要はない、研究者は専門をどう活かせるか、現場を見れば見つかるはず。自分にできることを持ち寄ることが大事。人材・知識を総動員する。

2012-12-24 12:30:38
かえるくん(多言) @sjozk2

溝口「ごく最近も、農学部内に教職員サークルを作り、昨日も勤務時間外に資料作成など手伝ってくれた。色んな人が関わって支援体制ができて来るのではないかと思う。

2012-12-24 12:31:31
溝口勝 @msrmz

勤務時間後、サークル室で試料作成なうの農学部サークルまでいメンバー。本当にありがたいことです。 http://t.co/ZNvx1FJt

2012-12-19 19:20:10
かえるくん(多言) @sjozk2

溝口「全ての発表、データはみぞラボ(先生のHP)にありますので御覧下さい。(cf.Mizo. lab「福島土壌除染技術」 http://t.co/SArBnalQ

2012-12-24 12:31:39
溝口勝 @msrmz

早稲田大学での講演スライドを http://t.co/I4xINoxZ の(その12)にUPしました。

2012-12-24 16:14:36

寺島英弥氏のご発表

寺島英弥(河北新報編集委員)
…地震直後から被災地をくまなく歩き、震災前の姿を知る地方紙記者ならではの視点で伝え続ける。新聞紙面からあふれる丁寧な取材をブログ「余震の中で新聞を作る」に綴り、『悲から生をつむぐ』(講談社)として書籍化。(当日配布資料より引用)

かえるくん(多言) @sjozk2

寺島「私も、こちらの東北学院大の斉藤先生とご一緒し、柳田邦男さんを招いて「原発事故と東北再生」というシンポジウムをした。(cf.復活と創造 東北の地域力③-原発事故と東北再生- 柳田邦男氏基調講演のご案内|東北学院大学 http://t.co/HZM5Qxey

2012-12-24 18:24:13
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