一つの流派を会得した上でそれを乗り越えようとするのは大歓迎。日本の社会学はそういうのに寛容だし、それが原因で就職に苦労するというのは少なそう。
2012-12-25 14:08:14ただ、オーソドックスな型が体得できていないケースに対しては、「自分の関心を突き詰めるのも重要だけど、並行して基礎をきちんと学びなさい」ということになりますね。
2012-12-25 14:12:20まあ学問としてのアイデンティティも「政治学かくあるべし」みたいな問題意識ももちろん研究者として大事なことだと思う。問題はそれが「過剰なほど強過ぎる」ことではないだろうか。理論研究だと「○○理論に一生捧げます」みたいな人もいるし、「政治学原理主義」としか言いようのない人もいる。
2012-12-25 13:51:14「政治学原理主義」とは、○○な点において政治学は他の学問分野よりも優れているという問題意識を強く(時として過剰なほどに)持っている人たちを指して使っています
2012-12-25 13:52:47"no discipline" …… 対象に引き摺られて、何をやっているのかわからなくなって、論文が書けなくなる状態のことでしょうか。QT @myamadakg: 「interdisciplinaryな研究はno discipline」ではできない…
2012-12-25 14:27:31@odg67 僕がいたのは国際系でしたので,学問的な基礎知識を抑えずにカレントな問題にばかり目が奪われてしまうことについての学生に対する注意として,"no discipline"という言葉が使われていたと思います.(続)
2012-12-25 14:44:40@odg67 (承前)つまり政治学なら政治学,経済学なら経済学の,少なくとも基本的な理論や概念をきちんと学習したうえで,現在の問題に向き合いなさいという教えだったと理解しています.
2012-12-25 14:45:29まあ政治学自体がdisciplineとして分裂症気味で,絶えずそのアイデンティティに悩まされているということはあるわけだが.
2012-12-25 14:48:33昼間の続き。「xx研究の方法論」なんていうのは多分あんまり重要じゃない。存在するのは個々の研究者の方法論であって、それ以上でも以下でもない。そして個々の研究者の方法論を考えるためには、個々の研究者がどういう資源を持っており、その資源でどういう優位性を獲得できるかが大事。
2012-12-25 16:17:25