#SJで妄想 #shortshortstory
1-1. 彼は、眠るとき、必ず私の手の小指を握る。 試しに離れてみると、むにゃむにゃ言いながら私の手を探してまた握って。 #SJで妄想 #shortshortstory
2013-01-01 11:44:201-2. きっと私だけが知っている彼の可愛らしい癖。 普段は大人っぽい彼だけど、この時だけは子どもみたい。 言ったらきっと恥ずかしがるから、言わない。 #SJで妄想 #shortshortstory
2013-01-01 11:44:581-3. 彼女は、眠るとき、少し口があいている。 試しに手で閉じてみたことがあったけど、ものの数分でまたあいてしまって。 #SJで妄想 #shortshortstory
2013-01-01 11:45:491-4. きっと僕だけが知っている彼女の可愛らしい癖。 普段はしっかりしている彼女だけど、この時だけは子どもみたい。 言ったらきっと恥ずかしがるから、言わない。 #SJで妄想 #shortshortstory
2013-01-01 11:46:151-5. 「おはよ…」 『おはよ…』 あ、また、彼女の小指握っちゃってた…痛くなかったかな。 あ、また、口あいてたかも…万が一にもよだれなんて垂れてないよね。 #SJで妄想 #shortshortstory
2013-01-01 11:47:011-6. ふふ、彼女が口の周りをさりげなく確認してる…笑 ふふ、彼が私の小指をさりげなく見てる…笑 #SJで妄想 #shortshortstory
2013-01-01 11:47:481-7. 「ね、可愛いね…」 『どうしたの、突然』 「なんとなく」 『あなたも、たいがい可愛いよ…』 「男に可愛いって…」 『んー…愛しい、の方が近いかな』 #SJで妄想 #shortshortstory
2013-01-01 11:48:151-8. 後ろから彼女を抱きしめた。僕の愛も伝わったかな。 彼に後ろから抱きしめられた。僕も同じ、って意味かな。 『シウォン、今日仕事は?』 「ん、昼前には出る」 『オッケ、じゃあ何か作るね?』 「ありがと」 #SJで妄想 #shortshortstory
2013-01-01 11:49:541-9. こうして可愛らしい恋人同士は、かっこいい恋人同士に戻っていく。 また自分だけが知る可愛らしい恋人の姿を見るまで、ね。 fin. #SJで妄想 #shortshortstory
2013-01-01 11:51:042-1. 『あなたが好き』 朦朧とする意識の中で、それだけを伝えようと必死だった。 こんなにも好きなのに。 あなたは……? #SJで妄想 #shortshortstory
2013-01-01 20:42:592-2. 彼は私の髪をくしゃくしゃにしながら、長い長いキスをした。 舌が私の唇を割って入ってくる。 上あごをつたう舌の感覚にたまらなくなって、彼の舌をとらえて吸った。 #SJで妄想 #shortshortstory
2013-01-01 20:44:152-3. からだを離したふたりの間には細い糸が繋がって、カーテンのわずかな隙間から指す月の光でキラキラ光る。 彼は丁寧に私の後ろに腕をまわすと、首もとに頭をうずめた。 #SJで妄想 #shortshortstory
2013-01-01 20:45:242-4. 「…あっ…」 『 ここ、良いんでしょ』 私の良いところを知っているあなたが好き。 「……はあっ…んっ…ソンミナっ…すき…」 『うん、僕も』 本当かどうかわからないトーンで、余裕そうに言うあなたが好き。 #SJで妄想 #shortshortstory
2013-01-01 20:46:422-5. 情事後に手を繋いでみたら握り返されて。 私の心は完全に掻き乱される。 好きじゃなくても良いから、暗闇の中でも私を見つけ出して。 私には、あなたしかいないの。 fin. #SJで妄想 #shortshortstory
2013-01-01 20:49:05