あるまとめについて、tonkyo_hanageさんとマキノさんの会話 と関連ツイート
- uchida_kawasaki
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@jun_makino さらに、ベースも考慮せずhttp://t.co/YUh9XcB6 のFig.2だけから「 JNCIの方が1.5~2倍くらい高くなるのは到達年齢の差から考えて妥当。」なんて主張しているので、調査期間の発症数と思い込んでると思われても致し方ないですね。
2013-01-05 02:20:45@tonkyo_hanage そういう意味ではそうで、それが「私の真意」です。ただし、別にあなたの「考え方」を「新しい情報として得」たかったわけではなくて、単に確認です。
2013-01-05 11:07:59但し、数字については特に変更されてないし、私の推論の間違いの指摘も ない ( 特に意味のないほのめかしのようなものはある )
2013-01-05 11:24:58とりあえず、このまとめの比較では DDREF を使っていないというのは 間違いないようである。 Preston et al. 2007 より Imaizumi et al. 2006 を使うべきという 適切な根拠もあげられていない。
2013-01-05 11:25:00結局、このまとめの意味するところは DDREF で 2 倍、年齢依存等の論文のデータ の解釈違いでやはり 2 倍程度ずらすと、 LSS と Cardis et al. の差を 2 倍以下にでき る、ということでよいようである。
2013-01-05 11:25:02かなりどうでもいいが、「 JAMA の方は被爆後約 50 数年時点でのオッズ比増 加を見ていて」と書いてた人が「 55~58 年後時点での発症例だけを見ていたらそ れはそもそも症例対照研究にもならんわけだけどな。」というのはかなり意味 不明である。
2013-01-05 11:25:06実際、 Imaizumi et al. では、甲状腺がん以外の甲状腺疾患については 2000-2003 の調査期間に発見されたもののほうがそれまでの累積より多いもの もある。これについては「症例対照研究にもなら」ないということになってしまう。
2013-01-05 11:25:08「 Preston らの研究は年齢、性別ごとに全部層別化しちゃって個別に出し ている」これも間違い。データ全体に対してモデル関数でフィッテイ ングをかけている。
2013-01-05 11:25:10「当然誤差範囲 ( というかポアソン回帰の最尤推定値 ) も精度悪くなるん だけどな。」も間違いで、実際、信頼区間は Preston et al. の数字 (0.24-1.1) のほうが Imaizumi et al. の (0.67-4.92) よりかなり狭い。
2013-01-05 11:25:12「大事なのは ( 層別化する前の ) サンプルの総数ではなく、モデル推定に 使うデータの ( 症例の ) サンプルサイズ」これはそうで、サブサンプルにして 症例のサンプルサイズが大きくなるわけはないので、全体を使っている Preston et al. のほうがよいわけである。
2013-01-05 11:25:17ちなみに「 LSS 調査の中のサブコホートの集団( AHS コホート ) を用いた Nested case control study 」も若干微妙な表現である。実際には AHS の調査時点での生存者の 1/3 程度のサンプルで、このことによるバイアスがないかどうかは不明。
2013-01-05 12:08:18私は Preston et al. のグラフから 10 歳 -70 歳で 30 歳 -70 歳の「 2 倍に ならないくらい」と書いたんだけど、新しい論文では 10-60 で 30-70 の Preston et al. の数値のほぼ 2 倍になっているということのようである。
2013-01-06 11:26:55