註終わり
(。-_-。) ちょっと引用すべ。『杖の品格』(愛杖会/H20.8.25/濱地 光男)から。
2013-01-06 16:53:33(一) 「トフ:最近の教え方は外国人の影響ではないかと思う。外国では理論的に解らないとやりたがらないところがあります。日本人の教え方、教わり方も変わってきたと思います。 濱地光一:昔は、厳格というか、師匠というものが非常に大きく、弟子にへつらうなどということは全然なく、
2013-01-06 17:03:40(二) いやならやめていけ、口を挟めばそんなに杖のことがわかるなら来る必要はない。自分の言った通りにしないのは弟子ではない。そんな色々な疑問をはさんで師匠に質問すりようなやつはもうそれで終わりだ、という考えで指導されていたようです。それで伝書などを渡すにもその人が上手であろうと、
2013-01-06 17:10:16(三) 下手であろうと、先生に気に入られなければだめなのです。それは形の上で上手・下手ということではなく、その人(弟子)の性格、態度が少しでも先生の気に入らなければいくら上手くても伝書も渡さないし、秘伝も教えないという非常に教えるほうに見識があった。」
2013-01-06 17:20:21(。-_-。) これはジェラルド・トフ氏が日本の武道家にインタビューした際に録音されたテープから起こされたものだそうだ。受けた側はあの西岡常夫師範の兄弟子にあたる濱地光一師範。白石師範から清水師範がどう教わったのか、など昔の稽古に関する話が簡単だが貴重な回顧がなされている。
2013-01-06 17:28:00(。-_-。) 個人的には西岡師範が濱地師範を尋ねて伝書の「あること」を聞きにいった話が印象的。一見、ふ〜んと読み流してしまうほど簡単な話だが、その道の人が読んだら得心することがあるんじゃないかと勘繰ってしまう。エロコーナーには並ばない薄い本です。
2013-01-06 17:41:49@g369 そういうのがいるってよく聞きますけど、幸い後輩の上達を阻害する人間に出会ったことはないんですよね でもそのせいで、そんな人間が果たしているものなのかと甚だ疑問でもあります 武心さんは実際にそういう人間を目にしたことがありますか?
2013-01-06 17:11:45@kiriha4343 特に上がりな人はたくさん居ましたね。指導すると楽なんですよね。自分の問題点が見えないですし、出来ないようにコントロールもできますし。こういうのを無意識でやってしまうというのが怖さです。完全な親切心で、条件を外して技を受ける。条件が外れているから失敗する。
2013-01-06 17:28:31@g369 へー!そういう人って自覚はないんですね それじゃなかなか自分で気づいて修正するって難しいでしょうね
2013-01-06 17:31:32@kiriha4343 本来そんな状態を道場なり流儀なりの最高指導者が許すべきではないのですが、往々にしてそうなっているのを見かけてきましたね…。本人では自覚するのは不可能だと思います。気持ち良いですしね。
2013-01-06 17:34:15結構多いのが意図せずに意地悪をしてしまう指導。型の前提条件から外れているから、上手くいくわけがない状態にして失敗させる。そりゃ技知ってるから、失敗させるのも簡単で、後輩はそういう前提条件が整っていない事がわからないからいつまでも出来ない。
2013-01-06 17:31:37そこで先輩が指導し、言うとおりにすると出来るようになる。受けが成功させるからそりゃ上手くいくのは当たり前なのだが、先輩は正しく指導も凄いとなる。ところが他の人と本来の動きがまず出来ないからうんうん唸る…。
2013-01-06 17:32:59こうして生じる権威は色々見てきたが、結局教えてやってるばかりで、自分の稽古に興味が無い。まあ自分より上の先生に教わる場合には、それなりに教わるが、あくまでも仕上がった自分というのがあって、恒常的な上達など興味がない。これ以上は上が無いと思い込んでしまう。
2013-01-06 17:36:29@g369 確かに自分のことをまだまだ未熟者だって想うより、こいつよりはできるなーって日々思ってるほうが気持ちいいですものね
2013-01-06 17:36:49私は型稽古における「技掛からない病」の一番の問題だと思っている。そういう人は当然前提条件を整える事の大事さを理解していないので、傍目で指導しててもそこを見とらないで技術的な部分でしか指導しない。 そもそも間合いが外れて届いていないのに対処している事とかまったく気づかなかったりする
2013-01-06 17:42:23(。-_-。) .。oO (私、初心者に好きに打たせて、でも絶対に打ち込ませない、とか、初心者が後れるの分かってて形を詰めるとかやったわー。どうやったらその状況を覆せるのか?だから「構え」の要求、「形」の要求に応じなければいけないと思うの。)
2013-01-06 18:27:36@bubunken_web 意図的な汲み上げ引き上げのための意地悪(というのが正しいのか不明ですが)というのはむしろ必要だと思うんですよ。そうでないと同格同士とかで稽古すると、要求を応じないままももにゅあもにゃするので、徹底的に違いを教えれば徹底てテェックするようになりますし
2013-01-06 18:53:22もちろん意図的というか悪意や明瞭な功名心で意地悪するというのは最悪なのだが、流石にそこまで問題のある人は少ない。むしろ基本的には悪意ではなく善意で指導する先達の中に潜む功名心、優越感や上級者という立場を欲する内なる意識が怖い。
2013-01-06 18:56:01私自身そういう気持ちはもう山のようにあるし、必要だからではなく、自分を実力以上に見せたいというプライドなりなんなりに突き動かされる衝動というのが凄くあるのでおっかない。だからこそそういうのには酷く嫌悪感がある。同族嫌悪ってやつだと思うが。
2013-01-06 18:58:07バカボンドであった気がするね。「俺が最強、俺が俺が俺が」みたいなの。でも稽古の中でそんなことやっても時間の無駄。でも指導して自分より下手な人を見るとホッとするし、褒められおだてられて調子に乗って、なんだか偉くなったつもりになってしまう。まぁ指導する側はその場では一応偉いのだけど…
2013-01-06 19:00:08こういうのこそ自信のなさのあらわれなんだと思う。昔は夢で散々殴ってもまったく効かない…というような悪夢を散々見たのも、自信の無さのわかりやすいあらわれだったと思う。夢はもう見ないが、自信など求める暇があったら稽古しろなのだが、無意識に求め依存するのもまた避けがたい本能でもある。
2013-01-06 19:02:03だから重要なのは自覚と制御、抑制である。そういう意味で川村氏の書いていた昔の指導法というのはチンケな矜持など介在する余地は無いほどに、指導者は絶対的な権威者であったのだと思う。
2013-01-06 19:04:19