体罰と教育に関するまとめ。
体罰判例が約50あり、まとめが難航。有形力のうち、目的、態様、継続時間等から判断して、教員が児童に対して行うことが許される教育的指導の範囲を逸脱する場合が体罰として禁止されるとした最判平成21年4月28日民集63巻4号904頁が最重要だが、これ以外に何を選定すべきか... #体罰
2013-01-10 07:56:16管理のため体罰が有効かといったら、有効に決まってる。しかし体罰それ自体に教育的効用はなく対象者にとっては害悪だが管理(間接的に他の生徒の教育に資する)のため許される場合がある、という話なら、それは適正な手続に乗せることが必要で、結局現に横行してる裁量的体罰は許されないことになる。
2013-01-10 08:22:21要するに、最高裁は、教員が生徒を殴る、胸ぐらを掴む等の有形力を行使することについて、「教育的指導の範囲を逸脱する体罰」と「教育的指導の範囲内の単なる懲戒権の行使」に分け、体罰に該当する行為は禁止されているが、単なる懲戒権の行使であればいくら有形力の行使でも可能としている。 #体罰
2013-01-10 08:39:04体罰が対象者のための教育行為であることを否定し秩序維持のための「罰」であることを素直に認めた場合には手続の不適正さの問題が出てきてしまい勝ち目がないからこそ、肯定論者は「本人のため」と強弁してるわけで、「本人の教育に効用はないが管理に効用がある」というのは肯定論の自殺でしかない。
2013-01-10 08:40:04学校の先生に会うことが多いので、家と事務所と2冊置いてあります>松本 美代子 の Q&A 学校事故対策マニュアル を Amazon でチェック! http://t.co/tBWr7uLo @さんから
2013-01-10 08:44:49「遺書は昨年12月22日付。「長い間バスケットボールをさせてくれてありがとう。迷惑をかけることは分かっていますが、死ぬことに決めました」」大阪・高2自殺:体罰当日に遺書 「なぜ僕だけ」 http://t.co/sWt9jyoD
2013-01-10 09:46:28「2人は顧問の教え子で、校長に対し「恩師であり、指導としてやっているから止めようとはしなかった」と説明」 <大阪・高2自殺>教員2人が体罰を黙認 自殺前日(毎日新聞) http://t.co/DZ0CFfmX
2013-01-10 09:47:31体罰についていろいろな意見がTLに流れています。僕も小学生四年生から中学二年までずいぶん殴られました。ぼくは「いい子」だったのでトータルで二十発くらいでしょうが、誰にどんなときに殴られたかは全部思い出せます。そのときの痛みとショックはそれから半世紀経っても忘れられません。
2013-01-10 10:03:35殴る先生には共通点がありました。抑制が効かなくなっているということです。ふだん穏やかな先生が何か別のことで烈しくいらついていて、廊下ですれ違った生徒のちょっとした笑い声を咎めていきなり張り倒すというようなこともありました。抑制を失った人間は醜いということをそのとき知りました。
2013-01-10 10:07:52それとは別に「挨拶代わりに殴る」というような先生もいました。彼らの多くは復員兵でした。下士官だった教師はとくに殴るのが上手でした。片頬だけ笑いながら、鮮やかなビンタを決めました。不思議なもので、この「鮮やかなビンタ」は演劇的であるせいで、痛みはそれほどでもありませんでした。
2013-01-10 10:11:31「体罰」だけが批判されていて、中等教育のクラブ活動における顧問のすさまじい「罵倒」については特に問題にされませんが、僕はこれは同根のものだと思います。生徒に向かって「おまえら」と呼ぶ教師に出会うと、いまでも僕はつよい違和感を覚えます。
2013-01-10 10:18:42結局、教育というシステムは、プラス評価(褒める、優しく接するを含む)とマイナス評価(貶す、注意する、叱るを含む)の二値コードでしか作動しないので、トータルとしてはパラドックスorダブルバインドでしかない。そこんとこをケムに巻いて全体として良い所みたいな印象を醸し出すのが教育学。
2013-01-10 13:51:33「正論」なんだけど,それが成立するためには「自立した強い個人」が必要で,そういうことが求められること自体が「平均以上の知能があって平均以上の社会資本を持っている人にだけ有利な社会」につながってしまうという。
2013-01-10 13:54:10法学を少し勉強すると、手続的適正の問題はいつも気になるようになると思うのですが、法学を勉強したことのない人には、すごく理解が難しいことなのかもしれない。
2013-01-10 13:54:51@kabutoyama_taro 体罰事件について論調が批判と擁護の真っ二つに分かれてしまうのもまさにこの「二値コード」の為せる技でして。逆に言うと、教育に関する議論は、このパラドックスorダブルバインドにしっかり直面し、両義性を常に内包したもの以外は信用しないほうがいい。
2013-01-10 13:57:17@fjhiro3 教育に限らずシステムというものの作動が元より弁証法的ではありませんから…。ただ私から見ると、例えば法学などと比べても、教育学を含む教育言説はパラドックスの扱いが極めて苦手であるように見えます。ゆとりvs詰め込みの二項対立なんてまさにそうした失敗の結果ですよね。
2013-01-10 14:05:05@kabutoyama_taro @fjhiro3 もうひとつ誤解なきよう強調しておけば、私の用語法で「ケムに巻く」は決してネガティブな言葉ではありません。むしろ「世界が成り立つために必要な奇跡」を指す言葉です。Trozdem Ja sagenです。
2013-01-10 14:18:15体罰ではなく、ご褒美がある方が、部活を一生懸命に練習すると教えてくれたのは「おっぱいバレー」ではなかったかと思われ。
2013-01-10 14:34:34http://t.co/UEhcK2hy 「30、40発なら犯罪。完全な暴行、傷害です」市長が数回なら問題ないと考えていることは確かだわな。どこで線引きしとるんだろ。
2013-01-10 14:36:03学校で起こりそうな事例をもとに罪刑法定主義と適正手続についても分かりやすく解説したオススメ本(ステマ?)>教師と弁護士でつくる法教育研究会 の 教室から学ぶ法教育 — 子どもと育む法的思考 を Amazon でチェック! http://t.co/4a5qgiGc @さんから
2013-01-10 16:48:37