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医学者は公害事件で何をしてきたのか

coolくんによる書き起こし 津田 敏秀 著「医学者は公害事件で何をしてきたのか」 (現在、絶版につき図書館での貸借を推奨致します。)
支援 震災
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coolflat @coolflat
アスベスト(石綿)の健康被害を研究する立命館大(京都市)の研究グループが、阪神大震災の復旧作業に従事した建設労働者に実施したアンケートで、回答者の20人に1人の割合で石綿特有の疾患を発症していたことが9日までに分かった。http://t.co/tvN7Aj07
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水銀の使用や輸出入などを規制する条約の制定に向けて13日にスイスで始まる国際交渉で、日本政府は新条約の背景や理念をうたう前文に、水俣病の経験を踏まえた水銀対策の必要性を盛り込むよう提案する方針を固めた。http://t.co/bRp4swIa
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「加害者」側の議論のうち、かなりの部分が病院物質、原因食品、原因施設を鮮明にすることにより、論破できる。(略)逆に言うと、わが国ではこの区別を曖昧にすることにより「科学的原因究明」という口実で対策を講じることが先送りされてきた経緯がある(続http://t.co/SeBBJzLb
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続)(略)原因が明らかになっていても「メカニズムはまだ解明されていない」「科学的原因究明はまだだ」と言って対策を講じる事を先送りする事である。この時学者は「メカニズムを明らかにするとは何か」と「科学的原因究明とは何か」とについて、その中身を決して具体的に明らかにしようとしない(続
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続き)(略)抽象的な「メカニズム」という言葉をもし具体的に明らかにしてしまうと、それが明らかにされた時点で対策を取らねばならないからだ。つまり「メカニズムの科学的原因究明」は具体性を帯びない限り、対策を先送り、すなわち対策を講じないことの口実にすぎない。
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病気の「原因」を語る際には通常、少なくとも原因物質と病因物質は区別して考える必要がある。なぜ病因物質を「原因物質」と書いてしまっては不都合が生じるのか。それは、対策を取るべき時期を誤ってしまうきっかけとなるからだ。(続く
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続き)原因物質と書いてしまったためか否かは分からないが、水俣病事件において対策を取るべきであった時期を、「原因物質」が有機水銀であると確認された1959年7月であると多くの人が信じて疑わない。 『医学者は公害事件で何をしてきたのか』より http://t.co/SeBBJzLb
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食品が有毒化していて多発している病気の原因食品が何であるかということが確認されている時、その病気の発生を予防するには、その食品を食べなければよい。工場廃水がどうとか、海の汚染がどうとか、という問題とは全く別である。この時点で原因食品を食べるのを止めさせなければ、(続く
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続き)たとえ工場排水を止めたとしても病気の発生は予防できない。原因食品が水俣湾産の魚介類であることは、綿密な調査結果の後に1956年11月にすでに判明している。この時に、食品衛生法に基づいた被害調査と対策が行われるべきであった。これが食品衛生行政の通常の処置である。(続く
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続き)それを阻止したのが厚生省公衆衛生局長が出した回答だったのだから、国の責任がないと国が主張すること自体が不思議である。このような異例の措置の後、同様の経過をたどって次の大規模食中毒事件、カネミ油症事件が起こることとなった。 http://t.co/SeBBJzLb
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①例えば、タバコ喫煙と肺がんの因果関係が問題になったとしよう。この時「メカニズム」を明らかにするとは具体的にはどのようなことなのだろうか。煙の中の発がん性分が、肺や気管支の細胞に取り込まれ、それらの細胞が正常細胞からがん細胞に変化するのを写真で捉えることなのだろうか。(続く
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②しかし、そのようなことは不可能に近いことは誰でも知っている。もし、それが可能になったとしても、発がん成分によりがん細胞が「発生した」とは言えないはずだ。そもそもその新しく発生したがん細胞が、実際に臨床的に肺がんと認識される程度のがん細胞にまで成長する保障は何もない。(続く
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③逆に、さまざまな発がん物質を含む「タバコ煙」を長年直接肺に吸い込み続けて、その肺や気管支にがんが発生したという単純な事実を「メカニズム」として説明してはいけないのだろうか。このように、何がどのように観察されたかを具体的に挙げることになしに、(続く
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④たとえどのような「立証」がなされたり明らかにされたりしても「メカニズムはまだ明らかになっていない」といい続けることは可能である。検証目標を次々と先に持ってゆけば良いからだ。細胞レベルで明らかになった場合は分子レベルで、分子レベルで明らかになった場合は原子レベルで、(続く
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⑤原子レベルで明らかになった場合は量子レベルでと…、延々と「メカニズムの判明」を先に持ってゆくことができる。これによって「因果関係が分からない」という議論を続けることができ、結果として「因果関係がない」場合と同じ判断と処理で済ませることができるのである。(続く
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⑥すなわち判断を先延ばしにして責任を回避し、回収が遅れてしまったことを正当化することができる。判断を先延ばしにするとは、その時点で、「何もしない」ことを選択する判断を下したのと同じことになる。 『医学者は公害事件で何をしてきたのか』よりhttp://t.co/SeBBJzLb
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学問の世界には、たとえば「ppm」といった数字で定量化できない現象はすべての科学の分野から切り捨ててゆくという「専門馬鹿的権威」がまだはびこっており、公害と取り組む学者を常にけんせいしている。因果関係が学問的に証明されていないことを口に出して、(続く
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続き)公害を論ずるのは良心的学者のとるべき態度ではないと言って圧力をかけてくる。因果関係がはっきりしていないからこそそのことを口にし、究明への行動を起こさねばならないのに、専門馬鹿的権威は初めから疑わしきものは切り捨てようとする。(続く
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続き)またその権威を信奉する学者の問には公害は必要悪だといった考え方が根強く温存されており、そういった立場がからみ合って企業と密着し、行政の手助けをし、疑わしきものはすべて避けてゆこうとする 『医学者は公害事件で何をしてきたのか』より http://t.co/SeBBJzLb
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「専門馬鹿的権威」は、殆どの場合、因果関係を明らかにする具体的な方法論を持ち合わせていない。このような学者達は「因果関係が学問的に証明されていない」と偉そうに言うものの「では、因果関係が「ない」ことを学問的に証明してください」と言い返すと、たちまち言葉につまってしまうのである(続
coolflat @coolflat
続き)(略)因果関係について真剣に勉強してもいないのに因果関係を口に出してはぐらかしているのである。彼らは、中身のないただの「権威」である。その権威は学問の世界で作り上げたものではない。単に行政が採用したというだけの権威だけでしかない。 http://t.co/SeBBJzLb
coolflat @coolflat
公害や薬害に関する重要な政策決定に、当事者である公害や薬害の被害者たちが直接加わることができないのがわが国の現状である。代わりに誰が政策決定の鍵を握っているかというと「学識経験者」という名の権威、或いは学者と、官僚である。そしてその学識経験者は誰が選ぶかというと、官僚が選ぶ(続く
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続)権威の定義が何かは明らかにされないものの、官庁はあくまで自らが選んだ学者を権威と呼び続けている。こういうシステムだと、たとえ官僚の判断ミスがあったとしても、決してその点が明らかにされることなく曖昧にされることは、誰が考えても明らかだろうhttp://t.co/SeBBJzLb
coolflat @coolflat
世界の水銀排出量1960トン 過去20年ほぼ同水準 小規模な金採掘現場での水銀使用によるものが37%を占め、発電に使われる石炭の燃焼によるものが24%。地域別では発展途上国を中心とする東南アジア・東アジアが39・7%と突出している。 http://t.co/s5P14gO1
coolflat @coolflat
水俣病の発症を予防するのに、「原因物質」(の名前)が分かる必要があるのだろうか。「原因物質」が何だろうと、魚の中にとても体に悪いものが入っているのである。その魚を食べている人たちが今なおいるのに、なぜ食べないようにするための対策を取らないのだろうか。(続く
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