なぜ”学校が企業化した”などと、あの記事はミスリードしてしまったのか
- Okocha_Makocha
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桜宮高校の事件を、”怠惰だった軍の規律を正すため見せしめに首を刎ねた”という孫子の立身出世の逸話に準え、”真面目で優等生”だったキャプテンだからこそ”チームを一丸とするための見せしめの捨石”だった構造を解説する指摘はすごく分かりやすかった http://t.co/KavBNzou
2013-01-30 05:15:10”お前なら耐えられるだろう”と桜宮高校の監督はその子を買っていたわけだ。 この孫子のエピソード=軍隊式の「公開処刑」は古いタイプの”練兵”方針だ。強兵はつくれるだろうが、教育としてはどのような影響が残るのか、議論すら行われていない問題だ http://t.co/KavBNzou
2013-01-30 05:15:45だから記事でもまとめてるとおり、桜宮高校の事件は軍隊式の「公開処刑」にて統率を図ろうとした(もしくは繰り返してきた)指導法が、少年たちのスポーツ指導方法として是か非かという問題提議が本質だhttp://t.co/KavBNzou
2013-01-30 05:16:18なのに、いつの間にか「体罰」という別な議題にすり替わってる。 それがこの記事の主題。 http://t.co/KavBNzou ほんとマスコミはなぜ教育についていつも問題をすり替え、いつの間にかミスリードしてしまうんだ?
2013-01-30 05:16:56おそらく、恣意的なんかじゃない。教育とマスコミという関係ならではの地滑り的にミスリードしてしまう構図がある 記事を追うことでそれを語れそうな気がする。 まずは、桜宮高校とマスコミによる印象操作といったら、この話題
2013-01-30 05:17:09『桜宮高校バスケ部の主将が自殺した問題で、同じ学校の生徒が会見を開いた。この会見を見た教育評論家の尾木直樹氏は、背後で糸をひく人間の存在をにおわした。生徒たちは自分たちでやったことと否定するが、本当に“黒幕”はいなかったのか』 http://t.co/lSYOUS4D
2013-01-30 05:17:22筆者は先の記事同様、教育関係の裏側もよくご存じだ。故に、園児に「サツモイモ掘り」をさせた第二京阪道路の建設予定地で立ち退きに応じなかった保育園と、”自分から”マスコミに会見した例の生徒を促した”黒幕”と構造が同じという指摘に説得力がある http://t.co/8zJx8BcE
2013-01-30 05:17:44前に『教育関係者は熱意がある善人であればあるほど似非科学を広める悪循環のエネルギー源となる』構造を指摘したけど( http://t.co/hTWasmIT )、サツマイモや黒幕が産まれる構造もそれと同じ。熱意ある”善人”である故、悪気なく小賢しい手を使う。自らが信じる正義の為に
2013-01-30 05:19:52善人が「人の心を信じる人」なのだと定義すれば、人の心を信じれば信じるほど、自らの文化的要素である”隠れたアニミズム”にハマる。 http://t.co/PA1ZLj34 それ故の手法が、似非科学を広める”迷惑で善人な教育者”と”サツマイモや桜宮高校の黒幕”に共通している
2013-01-30 05:23:00確かに人の心は科学では表現できない。 西洋文化の際たるもの科学では言語化できない。 だから人の心を信じることはアニミズムに直結するんだけど、似非科学の流れと同じく、科学的批判精神など二の次で臨むから、オカルティックな価値観を帯びるんだよね。 最後にはマインドコントロールに帰結する
2013-01-30 05:25:57それが、教育者≒アニミズム信望≒人の心を信じたい善人≒迷惑な普及者≒日教組≒マインドコントロール≒内ゲバへと串刺す一本串の中核に思える。”迷惑な善人”が似非科学を広める構造と同様、自らが信じる正義の為にマインドコントロールを駆使し、他人の精神を犠牲にしてでも自らの目的を達成する
2013-01-30 05:26:46そして教師を”人の心を育む存在”と捉えたい新聞記者・ジャーナリストが、この構図によくひっかかる。 たぶん、先の串には続きがあって、教育者≒日教組≒左巻き≒新聞記者・ジャーナリストと一本串で連なってるんだろう。 たぶん、これがミスリードの本質だ
2013-01-30 05:27:06お互いに、信じるモノが共通であるが故、裏取りがゆるいと簡単に現場から乖離した方向に地滑りミスリードしてしまう。相性がいいんだ。サツマイモは、記事でも指摘があったとおり、保育園側がジャーナリストが信じたい基盤が共通であることの構図を利用して、意図的にハメた狡猾なテクニックの結果だ
2013-01-30 05:27:48でも、そんな極端な例を出すまでもなく、教育は”人を信じる”現場と信じたいが故に、自然とジャーナリストがミスリード記事を量産してしまう構図がある その象徴が、この記事 http://t.co/DJYba1Xz
2013-01-30 05:30:22http://t.co/DJYba1Xz ”駆け込み退職は無責任? 裏に潜む“職員室崩壊”の影 企業化する学校から失われる「心理的契約」というサポート” 先の窪田順生氏の2記事とは真逆の、現場の実情を知らず教育に幻想を持っているジャーナリストが簡単にハマるっていう記事の典型だ
2013-01-30 05:30:34”先生はもう先生じゃないのよ。ただのサラリーマン。だって子供たちのための仕事より、管理職のための仕事ばかりなんだから。職員室では、どの先生もパソコンに向かって、息を潜めている” 記事は、インタビューにて引き出した元教師のこの言葉にて教師擁護の材料としてるが、笑止千万
2013-01-30 05:31:461. 学校が子どもとのコミュニケーションが減っているのは、人材流動が低い職場構造問題のまさに最たるものだ。 ミドルエイジの教師が、職場の1/3を占める50代の教師のフォローのために、どれぐらい業務が負担になっているかって話。 それこそが、コミュニケーション量についての最大の問題だ
2013-01-30 05:33:10運動部の部活動といえば50代の教師に任せる訳にはいかず、ヒップホップダンスみたいな新教科の準備には年齢を理由に結局ミドルエイジがケツを拭く。ミドルエイジクライシスという言葉があるけど、試算によれば、50代の教師の現役バリバリの頃に比べて、今のミドルエイジは4倍ぐらい忙しいらしいし
2013-01-30 05:33:30ミドルエイジは、職場人口構造のせいで、かつての4倍もの業務量に追われ、子どもとは十分なコミュニケーションをとれる時間はない。 もし学校全体が”子どもとのコミュニケーションが減っている”と感じているなら、何とかフォローすべきは職場人口ピークの自分達なのにね
2013-01-30 05:33:562.教師が責任の追及から逃れるように動かざる得ないのは、鍋蓋組織のような、組織論の歴史の教科書にも載らないような旧世代の体制を未だ”問題があるのが分かりつつ”運用し続けているからだ。責任が持てない以上ケツは持てない。サラリーマン化してるんじゃなくて学校は未だ満足に組織化されてない
2013-01-30 05:34:263. 学校の業務は信じられないぐらい非効率の塊だ。教育委員会が独立予算だとか理由は色々あるけど、いろんな理由で今まで学校はIT化が進まなかったせいだ。 現在の教員室が常に事務におわれてしまう問題を、旧態依然としたシステムしか知らない元教師の世代は何も語る能力はない
2013-01-30 05:37:58法でリストラされることもない超流動性が低い職場構造のせいで50歳以上で1/3を占める高齢化人材となってしまった職員室に、IT化についていけない人材ばかりとなってしまうのはしょうがない。人口構成的を考えると一般企業に遅れること20年…Win95が導入されたころの職場の雰囲気に近い
2013-01-30 05:39:25紙であの非効率な事務をこなしていたら、もっと事務で机にへばりついてなければいけない。「職員室では、どの先生もパソコンに向かって、息を潜めている」なる発言は、様々な視座から考えても単なる元教頭の個人的な嫌悪感以上の意味はない
2013-01-30 05:39:57記事でミスリードしたかった”学校の企業化”なる事象の原因は、記事で主張している外的要因というより、偏った職場人口にほぼ全ての原因の根がある。職場の1/3が50歳以上で、しかも時代の変化を容認せず、自分の若い頃のままのスタイルを崩さなかったとしたら、そらどんな組織でも崩壊するよ
2013-01-30 05:41:05まさに筆者がインタビューをした元教師のような存在が、現場にその問題を引き起こしてる張本人だ。 そして自覚がない発言が、まさにこの問題を象徴してる。 ”典型的な”教師像=迷惑な善人の世迷い言だ。 その発言を引き出しながら、その発言にて教師擁護の方向にて記事を組み立ててしまってる
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