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軍馬は大事です

中世欧州や日本で軍馬をどうやって養成していたのかという話とか、物資の調達の話とか、遊牧民マジ怖いって話とか。
歴史 乗馬 モンゴル 軍事 騎馬 騎兵 騎馬民族 軍馬
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司史生@がんばらない @tsukasafumio
近代以前の軍事常識では異常な速度の足利尊氏や北畠顕家の東奔西走見てると、替えの馬の調達はどうしてたんだろなとは思う。実戦力としては互いにものすごい磨り減り方したんだろうなあ。
和泉樹林 @IzumiKibayashi
材木座の発掘調査見ても、軍馬の損耗って凄まじかっただろうなぁ……。
司史生@がんばらない @tsukasafumio
戦場に耐える良馬は、現代ならテクニカルどころか装甲兵員輸送車を自弁する経済感覚でしょうから、中小の地頭や国人領主にはすさまじい負担だったのではないかと。 RT @Izumi_asato 材木座の発掘調査見ても、軍馬の損耗って凄まじかっただろうなぁ……。
お菓子っ子 @sweets_street
兵站や軍制が確立していない時代に、どうやってあんな行軍したんでしょうね? RT @tsukasafumio 近代以前の軍事常識では異常な速度の足利尊氏や北畠顕家の東奔西走見てると、替えの馬の調達はどうしてたんだろなとは思う。実戦力としては互いにものすごい磨り減り方したんだろうなあ
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs
@sweets_street @tsukasafumio 中世西欧では単純に物量の組織化で解決していますね。13世紀半ば、ソールズベリ伯が2年間で失った軍馬は69頭。それを即補充できなければ戦争は不可能になる。そういった必要が集権的な軍事行政の発達を促しています。
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs
https://t.co/VGA3mGZu 大間違い。×13世紀半ば、ソールズベリ伯が~ ○14世紀半ば、ソールズベリ伯が~
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs
フィリップ3世は全ての騎士、名望家、上層ブルジョワは1頭、全ての貴族は4ないし6頭の種馬を持つべしと命じています。低地地方のある貴族は(家来用でない)自分用だけで7頭の軍馬を持っていましたが、うち1頭が行軍専用。これを装軌輸送車とすると、最良ランクの馬の値段はまさしく戦車。
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs
出征した騎士が失った馬に対する主君の補償(レストール)の制度化、一般化が、封建騎士軍から近代軍への過渡期の重要な目印になると、中世軍事史では考えられています。逆に言えば騎士が戦士としての自律性を失い、国家権力に組み込まれてゆく過程ですね。
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi
@thorn_the_socrs 壮絶にかみ砕いた表現ですが、「オレのマジンガーZ(壊れたら自弁で修理)」だったものが、「連邦軍から支給されたガンダム(修理費は国持ちだけど自分のものじゃない)」に変わって行った、ということでしょうか。その結果、国家のシステムになる。
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs
@u_kodachi そうそう、その通りです。中世のスーパーロボットが衰退して近代のリアルロボットになると。
小太刀右京/Ukyou Kodachi @u_kodachi
@thorn_the_socrs なるほど! 暗黒中世を巨大ロボ世界に置き換えた「バトルテック」シリーズで、「自分のロボットを自分で整備運営して軍役を果たせるのが騎士の条件である」という設定がようやくきちんと理解できた気がします。
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs
中世の軍隊が略奪で食っていたというような印象はまったくの間違いです。バイユーのタピスリーにも、段列の輜重兵がちゃんと描かれている。黒太子がフランスで略奪の限りを尽くしたのは兵站のためではなく、シャーマンの「海への進軍」と同じく、計画された作戦行動としてです。
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs
兵站は原則としてアウトソーシングで、14世紀からは商人がほぼ全面的にその役目を引き受けるようになります。これが、前近代までそのまま受け継がれるシステムとなります。軍に随行して人馬の食事の世話に当たる人員も、もちろん雇われなければなりません。
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs
このような戦争と資本主義の同盟は、映画『ブレイブハート』の時代あたりから顕著となります。具体的には、これは『戦史の名画をよむ』の「ポワティエ」の回で書きましたが、軍隊がそれまでのように決戦を恐れなくなります。あるいは、決戦を前提とした作戦行動が可能となるのです。
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs
先ほどコメントの例からお借りして言えば、私有の高価なカスタム・スーパーロボットの集まりだったものが、国家が編成したザクの軍隊に変わるわけですね。数がものを言う長く激しく大きな戦争で、どちらが有利であるかは言うまでもありません。
T うんちく@作品委託中 @t_unchiku
@thorn_the_socrs 横から失礼します。つまり中世の兵站システムは現在イラクで行われている「兵站専門会社による請負」と同じような形態が取られていたという事でしょうか?
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs
@t_unchiku 皮相的には、PMCの兵站業務は先祖返りと言えるかも知れません。ただ、近代の所産である主権国家の支配と監督を常に受けている点で決定的に異なると考えます。形だけを言うならば、例えば海上輸送におけるアウトソーシングなどはずっと前から行われていることですし。
お菓子っ子 @sweets_street
@thorn_the_socrs @tsukasafumio 調達や輸送の体制を組織化したということでしょうか?かなり難しそうです。日本史上空前の兵站体制を組んだはずの小田原の役ですら、早い時点で食料が不足し始めていましたし
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs
@sweets_street @tsukasafumio もちろん国家にはまだ全部を自前でやる力はありませんが、国家は計画、調整、監督しつつ下に丸投げし、下は資本主義に丸投げし、という方法が可能だったわけですね。
お菓子っ子 @sweets_street
@thorn_the_socrs @tsukasafumio 必要な物量を計算して調達計画を立て、領主に供出量の規定を徹底させ、各地の領主や都市が保有する流通網の連携を調整する。近代のように全部政府が担当するよりはコストが少なさそうですが、それでも大事業ですね
MURAJI @murajidash
@thorn_the_socrs 日本の南北朝時代に騎射戦が減って徒歩戦が増えたのものも、長期間の内戦で馬の生産インフラ崩壊で騎兵用馬補充が困難になったのも一因な気がしてきました。欧州と違って馬の輸入とかないですし
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs
@murajidash 中世の軍隊のサイズは、世襲戦士(それほど急には増やせない)の数と軍馬(ある意味戦士より増やせない)の数にかなり制限されていましたが、歩兵が戦場で再び使いものになるようになったことは、その制限の除去につながったとも言えますね。
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs
ちなみに、14世紀における平均的な軍馬1頭の値段は、富裕な農民の収入おおよそ3年分。最高級の軍馬だと80年分、とされています。「戦いは金だよ兄貴(キケロ、意訳)。
¡No me arrepiento de nada! ⋈ noteにプロフィール掲載しました @m_m1941
現在の競走馬がこのぐらいの相場かと思います。最高級馬はより高価ですが… RT @thorn_the_socrs: ちなみに、14世紀における平均的な軍馬1頭の値段は、富裕な農民の収入おおよそ3年分。最高級の軍馬だと80年分、とされています。「戦いは金だよ兄貴(キケロ、意訳)。
有坂純@ターナー展 @thorn_the_socrs
@m_m1941 ご教示ありがとうございます。「代用戦争としてのスポーツ」を、お金の出入りという視座から考えてみるのも面白いかもですね。
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コメント

しひまさん療養中 @hisima 2013年2月7日
今の乗馬用の馬でも300万ぐらいか。
KAMO nang-bang @dead_san 2013年2月7日
乗馬用の馬、レース引退したサラなら、手続き費用ぐらいで本体タダなことも。ただし、再調教が大変なのと、維持費が毎年300万ぐらいかかるかなぁ。乗馬クラブに預けて他の人も乗せていいならもっと安くなるけど。
ささた さひこ スイフトスポーツは気持ちいい車 @kuro_kuroyon 2013年2月7日
馬ではないが牛を徴発された義祖父の手記には兵隊よりも、牛馬の方が大事にされていた理由が理解できた。
石部統久 @mototchen 2013年2月16日
参考リンクです。 源平時代の軍馬 http://www.suma-kankokyokai.gr.jp/modules/tinyd0/index.php?id=6 合戦場の馬 戦国の城と馬 -馬の博物館特別展より- http://www.bajikyo.or.jp/pdf/journal201010.pdf
こぎつね @KogituneJPN 2013年3月4日
@Historian_nomad とっくにご存知でしょうが、Ⅴ拡張版で塩が高級資源(幸福資源)に入りましたね。ようやく
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