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Gensou_Project
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あんな家、もう絶対帰らない。わからず屋ばっかりだ。本当なのに。僕のボールは本当にお月様なのに僕のこと嘘つきだなんて酷いじゃないか。その上ボールを捨てるだなんて! お月様がなくなっちゃったらどうするんだよ。 少年のボールに描かれたうさぎが瞬きした。 #空想話
2013-02-10 18:25:14![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
【月の王子さま 第三話】 月には朝も昼も夜もありません。だから王子さまは“星屑のランプ”に明かりを灯して、本を読んだり勉強をしたりします。それ以外の時間ははねうさぎと空を飛んだり、青い地球を眺めたり。王子さまは地球に憧れているのです。 #月の王子さま #空想話
2013-02-10 21:19:44お祭りも3日目、最終日
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その南の島では月のない夜に外出してはいけない。決まりを破るのは元より光を知らない少年だけ。皆が息を潜める深夜、こっそり島中の捨てられた椰子の実を拾い集める。その南の島では満月に椰子の木の影を見る。少年はそっと椰子の実に耳を当て、まだ見ぬ月の姿を夢想する。#twnovel #空想話
2013-02-11 00:07:16![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
月が蒼い夜には、不思議な事が起こるなんてフレーズを随分昔に聞いた気がする。光の粉を撒き散らす蝶、それとも百万回生きた猫の奇々怪々なお話か。どちらにせよ僕の心は浮かぶ浮かぶ、摩訶不思議な展開を望む僕の心は、月の輪郭まで。その輪郭をなぞって、数回瞬き、のちに目を伏せた。 #空想話
2013-02-11 00:47:39![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
なんだかね、僕、月に好かれちゃったみたい。僕がどれだけ速く走っても、どれだけ遠くに行ってもね、月は僕のこと追いかけてくるんだ。夜に空を見上げると、決まって僕のこと見てるんだよ。だから今度、僕も追いかけてみようとおもってる。絶対に僕が先に捕まえて、一緒に夜空を歩くんだ。 #空想話
2013-02-11 00:49:39![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
少年は夜になると月に行って遊んでいました。しかしいつもお母さんに見つかってしまいます。なぜ見つかっちゃうんだろう。夜空を見上げると月にウサギの影が映っていました。 次の夜、少年は月の裏側に行きました。そこでは同じ年頃の少年がたくさん遊んでいました。 #空想話 #twnovel
2013-02-11 01:11:28![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「あの時は幸せだったんだ。あの人がいなくなるまでは。月が見えるこの丘で再会しようって、指切りしたはずなのに……。どうしてあの人は……来ないの? あの人に再会したら、俺──自分の気持ち、伝えるつもりだったのに……」少年は静かに嗚咽をもらした。 #空想話 #書き出し
2013-02-11 01:56:37![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
月の欠片で万華鏡を作ろう。美月ちゃんは月が大好きだから、月の欠片の万華鏡をきっと気に入ると思うんだ。美月ちゃんににプレゼントして、意地悪してごめんねって謝ろう。美月ちゃんの前に立つとなんだかそわそわ落ち着かなくて意地悪しちゃうんだ、ごめんね。もうしないよって、謝るんだ。 #空想話
2013-02-11 10:35:46![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「ねぇ、たま。お月様に行きたい」と優斗君が言います。「宇宙飛行士にでもなれば?」化け猫のたまは化け猫のくせに夢の無いことを言います。「今行きたいなぁ」「無理だな」 その夜から毎晩優斗君は月面でたまと遊ぶ夢を見ます。たまのいたずらです。 せめて夢の中だけでも……。#空想話
2013-02-11 10:48:53![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
その少年は、ある人をずっと待っていた。それは遠い昔の約束。どんな暗い闇に引き裂かれようとも、明るい月の元でまた再会することを願った。少年は今でもひとりぼっち。それは、彼女が幸せである証拠でもあった。「僕はずっと、ここで待っているよ」少年は月から、今も彼女を見守っている #空想話
2013-02-11 16:08:41![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
かぐや姫は、月から下界を眺めていた。遥か昔、物語に紡がれた彼の姫の子孫である、何十代目かのかぐや姫が。「私の罪は、なにかしらね」ぼそりと呟かれた言葉に、「何千年物もの間、子供たちを魅了し続けることですよ」と月は優しく答えた。「そうね。これから先のかぐや姫も、きっと」 #空想話
2013-02-11 16:27:57![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
月がどんどんちっちゃくなってってる。息子にそう言われたときは、新月が近いのかと思っただけでした。引っ張る息子につきあって窓まで行っても、まだ気づかなかったものです。夜空を見たとき月が見つからず、曇りなのかと思いました。しかし私が見つけたのは、米粒大の三日月だったのです。 #空想話
2013-02-11 18:52:58![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
月のみえない夜を選んで、少年は空からそっと月を外す。細く削れたその月に、綺麗で緻密な絵を描く。欠けては消える儚いその身を月が後悔するような、それほどの絵をいつかはきっと描きたい。#空想話 #twnovel 月は思う。満ち欠けよりも甘美なことってあるのかしら。ねえ、あるのかしら。
2013-02-11 21:57:42
残るページ数は少なく、
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月ウサギは、隙をみては逃げ出そうとするかぐや姫にうんざりしていました。自由な時間が欲しいからです。お月さまにそう言うと「では、私が地上を照らしている間はお休みをあげましょう」と言いました。新月の夜は、月ウサギのお休みの日です。月が欠けてなくなるのを今か今かと待っています #空想話
2013-02-11 23:49:51![](https://s.togetter.com/static/web/img/placeholder.gif)
「ぼくは本当にあなたになりたい。」ひとりでも気高く、清く、浮かんでいるお月様。焦がれては見上げ、うさぎを追う少年。(私はひとりじゃない。何故なら君がいてくれるから。)月の独り言が聞こえてきそうな、静かな夜のお話です。 #空想話
2013-02-11 23:50:54