梶原一騎の凄み

私の好きな『タッチ』を批判しつつ、最後は梶原一騎の認識に敬意を表しました。
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大塩高志 @ohshio_t

前略 物語三昧オフ会感想、九回目。今日で物語論は終え、次は来週の土曜日を予定。といっても次の話題はすぐに終わることも想定されます。本題ですが、まず私にとっての「理想の物語」。(主題から外れない範囲で)描かれていない劇中世界からの干渉があることが、一つ目で。

2013-02-16 09:32:12
大塩高志 @ohshio_t

二つ目に登場人物の関係が連載当初と変わること、さらに人物の使い切りも評価点。だから後半に新しい人物を使い捨てた「オレンジロード」や、最初設定した男女十人の仲間が活躍できなかった(を活躍させなかった)『みゆき』は、評価が下がる。上記の基準ですぐ思いつくのは『めぞん一刻』ですね。

2013-02-16 09:58:47
大塩高志 @ohshio_t

私とが一番考察した『タッチ』にしても、原作では特に主要人物以外のナインは「物語」がないし、和也と達也を見守った黒木と西尾佐知子もブログで私が推察したように、語られなかった「物語」があるはずだから。しかし「亡き弟を越える」という主題のために削除した形。

2013-02-16 10:07:36
大塩高志 @ohshio_t

仲間内とともにさらに外の世界が描かれ、両方の「世界」に因果関係があれば、なお良いと考え。しかし私も『映画 けいおん!』を楽しんだし、小説『2001年宇宙の旅』の壮大な主題に堪能した。でも上記の二作が世界の読みとりの訓練にならないとも、理解でき。最近二、三年梶原一騎の凄さを認識を。

2013-02-16 10:25:50
大塩高志 @ohshio_t

簡単に言えば「大きいことを成したら世間は無視しない」こと。大リーグボール1号による勝利も、ジョーが出所後にプロになるために起した騒動も、新し物好きな新聞が取り上げてくれ。さらにウルフ金串との対戦後、段平は丁寧に記者に応対したし。つまり梶原はつねに「世間」を考察している。

2013-02-16 10:42:32
大塩高志 @ohshio_t

ジョーはさらに世間を動かした戦略家であり、ダカールで演説したシャアと同じと私は仮説。しかし自分から行動を起す人間とともに、世間が祭り上げて有名になった人物が、「著名は責任」と認識して行動する物語も見たいのですよ。草々

2013-02-16 10:55:58