ottama709さんによる芦辺拓作品連続批評

自らの心覚えと励みのため、それと何より「お玉と偽しまじろう」氏に感謝をこめて。
書籍 文学 推理小説 本格ミステリ ミステリ 新本格 芦辺拓 ミステリー
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お玉と毒きのこ @ottama709
さて、今日も連続ツイートをするよ〜。規制されませんよ〜に( ´ ▽ ` )ノ
お玉と毒きのこ @ottama709
さて、芦辺拓固め読み企画その1 『殺人喜劇の13人』を読了したんだよ。 思い返せば、なんと21年ぶりの再読Σ(゚д゚lll) わふぅ。刊行直後に一度読んだきりだったのね……
お玉と毒きのこ @ottama709
『殺人喜劇の13人』の感想の前に少し思い出話を( ´ ▽ ` )ノ 私、いわゆる80年代の新本格ブームには乗り遅れてしまった人で、どちらかというと、90年代の本格ムーブメント(野崎六助曰くの第二期)の作家さんたちのほうがリアルタイムでの体験がある分、思い入れが強いんですよ〜
お玉と毒きのこ @ottama709
言うてしまえば、講談社系よりも東京創元系のミステリを当時好んで読んでいたわけなのですよ。 島田荘司推薦よりも鮎川哲也、マンセー( ´ ▽ ` )ノ だったのです。 88年からの〈鮎川哲也と十三の謎〉のシリーズはかなりシビレたのさ。勉強をさぼって図書館通いつめたあの日…(遠い目)
お玉と毒きのこ @ottama709
〈鮎川哲也と十三の謎〉はリスト見ているだけでもニヤニヤできるよね ( ´ ▽ ` )ノ 『倒錯の死角』は初折原一だったんだよ。完成度でいうとロンドなんだけど、初めて読んだときの「こ、こんなことがあってもいいのかΣ(゚д゚lll)」とビックリしたもんだよ。スゲぇ衝撃だった
お玉と毒きのこ @ottama709
山崎純『死は甘くほろ苦く…』は雰囲気あったよね。これは読み返したい一冊だ。 宮部みゆき『パーフェクト・ブルー』は「変わった趣向だけど活かしきれてなく惜しいのぅ」だったけど、その後、一、二年で『龍は眠る』を書いちゃうわけなんだよね。短期間で小説がメキメキ上手くなる様が楽しかったなぁ
お玉と毒きのこ @ottama709
有栖川有栖の『月光ゲーム』 しびれたなぁ〜( ´ ▽ ` )ノ 講談社系のエース綾辻行人に対する創元の若きエース候補! デビュー当初のあの時代、そんなプロレスちっくな対立構造の空気感があったよね。 まぁ、有栖川有栖は私の老後の楽しみなので、一度読んだきり再読してないんだけどね
お玉と毒きのこ @ottama709
〈鮎川哲也と十三の謎〉で少し見劣りするのが辻真先の『犯人』なんだよね。辻真先の気合いがちょっとどころでない空回りをしているんだよね。 〈創元ミステリ90〉の『合本・青春殺人事件』はマスト級の一冊なんだけどね\(´Д` ) 『犯人』は確か読者が犯人じゃなかったかしら? とネタバレ?
お玉と毒きのこ @ottama709
山口雅也『生ける屍の死』は、もう言わずもがなの大傑作だよね( ´ ▽ ` )ノ いつ読んでも古びない新鮮さよ〜♫ 現実とは違うルールで動いている世界でのミステリ。以後の同傾向の作品と比較しても頭が何個も抜けているぞ。 世界観の構築。世界観に沿った論理。 もう御馳走さまでした
お玉と毒きのこ @ottama709
で、北村薫『空飛ぶ馬』 よく日常の謎の元祖って言われてるが、この作品、 ハードボイルドから進化したエンタメミステリの文脈、と、不思議な謎を解く本格ミステリ この二つの楽しさを擦り合わせた小説としては唯一の満点解答じゃないのかしら? と最近思っているのですよ。時代作ってるなぁ〜
お玉と毒きのこ @ottama709
で、そんな〈鮎川哲也と十三の謎〉シリーズなのですが、最後の一冊が公募作品だったのですよね。 言うなれば第0回鮎川哲也賞♫ で、受賞したのが今邑彩の『卍の殺人』 ……けど、これがいわゆる館モノで、ごめんなさい、私、当時、あまり楽しめなかったのですよ\(´Д` )
お玉と毒きのこ @ottama709
今邑彩『卍の殺人』 2年前に再読したときはその伏線の巧みさにニヤニヤしたのですが、若い時分では館の特殊性にそれほど沿っていない事件の内容にあまりワクワクできなかったのですよね〜。 もうすでに『迷路館の殺人』を体験していたわけですから……、それと比較して読んでしったわけで……
お玉と毒きのこ @ottama709
ここまでが第一回鮎川哲也賞前夜の話。十三の椅子(実際は12冊だが)は、若き日の素敵な思い出だし、80年代後半のミステリ史を考える上で外すことのできない至高のシリーズだと、思うわけです( ´ ▽ ` )ノ
お玉と毒きのこ @ottama709
で、鮎川哲也賞の制定と公募にすっごく期待したわけなのですよ( ´ ▽ ` )ノ 当時のボンクラの私は! そして第一回鮎川哲也賞を受賞したのが、そう、みんな大好き芦辺拓! わぁい芦辺拓、お玉さん芦辺拓大好き〜♫ 『殺人喜劇の13人』なのですよ〜
お玉と毒きのこ @ottama709
『殺人喜劇の13人』 21年ぶりに読み返して思ったのは、芦辺拓、デビュー作のこの頃から120パーセントフルスロットルで芦辺拓Σ(゚д゚lll) だったということ! トリックてんこもり、ウンチクてんこもり、ボンクラ思考の登場人物てんこもり…… 美少女要素がないのが、あゝ、ザンネンだ
お玉と毒きのこ @ottama709
他の候補作、二階堂黎人『吸血の家』や西澤保彦『仔羊たちの聖夜』は、以後の二作家の作風を考えるとかなり端正でカッチリ仕上がっている、悪い言い方だと、作者独自の魅力には欠けている小綺麗な作品、賞レース向けの作品、なのよ 芦辺拓の『殺人喜劇の13人』だけが過剰で明らかにやり過ぎなんだわ
お玉と毒きのこ @ottama709
『殺人喜劇の13人』 文庫解説に目を通さずとも、鮎川哲也の『りら荘事件』へのリスペクトに溢れた作品なのが、もうニヤニヤ。 八人もの人が死ぬのですが(死に過ぎ〜やん)、それぞれに複雑な背景が設定され、細かなトリックが仕掛けられているのですよ。一体解決パート何ページあるのかしら☆
お玉と毒きのこ @ottama709
『殺人喜劇の13人』 再三語られてると思うのですが、前半の手記の部分、そこが作中人物の手による内容で、彼の個性を前に出そうとする口語のリズム感での記述なの つまり、語り口調の言葉で事件の様相が進行され、また膨大な情報の提示が行われるので、正直、異常に読みにくいのよ\(´Д` )
お玉と毒きのこ @ottama709
『殺人喜劇の13人』 手記の書き手である主人公に感情移入が出来るか否かが、この作品の最大の難関ではないかしら? 様々な伏線をばら撒くことに夢中な推理作家志望の主人公の手記だよ。 あぁ、登場人物一覧が欲しい。 凝ったの一覧表は載ってるけど、凝ってなくていいのよ。(講談社文庫版)
お玉と毒きのこ @ottama709
『殺人喜劇の13人』 だけど、一度飲み込めてしまえば、これほど美味しいミステリもないわけで。 トリック乱れうち。 ちょっとした言葉尻からその裏に隠された秘密を次々に明らかにしていく様相には思わず大興奮! あと理屈抜きで最終章は良い。本格ミステリに対する決意の現れがそこにはある!
お玉と毒きのこ @ottama709
『殺人喜劇の13人』 正直、私は初読のときキチンと飲み込めたクチなのですよ。 21年前に読んだとき探偵小説の新時代が来たぞコレ、と思ったモノですよ……。(遠い目) 第二作の『保瀬警部最大の冒険』の刊行まで、長かった〜。長かった〜\(´Д` )
お玉と毒きのこ @ottama709
保瀬警部はまだ面白く読めたけど、矢継ぎ早に出た『殺人喜劇のモダン・シティ』は挫折したなぁ…… 刊行された五年後くらい後に通読したなぁ〜。 『時の誘拐』を読み切って、大阪のこ詳しいのね、という前提が出来たから、楽しめたんだろうねぇ。
お玉と毒きのこ @ottama709
『殺人喜劇の13人』 糸による密室構成を最初の予告部分で見せて、他の密室のミスディレクションにしているのね。 うん、都筑道夫『最長不倒距離』みたいやね こういう細かなテクニックが光っているなぁ〜
お玉と毒きのこ @ottama709
『殺人喜劇の13人』 ツッコミどころが多いんだけど、それを言い出すとリスペクト元である『りら荘事件』の作品構造にも触れなければいけない部分もあるからなぁ〜。 そんなことで人殺すか〜? いやいや、その無茶を通すための細かな工夫が物語に落とし込まれて、ちゃんと機能させてるよね〜
お玉と毒きのこ @ottama709
『殺人喜劇の13人』 あっ、毒針のトリックはしっかり覚えていたよ。 あぁ〜、バカバカしいなぁ( ´ ▽ ` )ノ 喜劇だよ。こんなことで死んじゃうの。すごい稚気だよなぁ。 これが本当にくだらないから、リールトリックの箸休めになるし、次の誘拐の凄味が活きてくるんだよ。
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コメント

芦辺 拓 @ashibetaku 2013年3月4日
「ottama709さんによる芦辺拓作品連続批評」まとめを公開しました。 @ottama709
芦辺 拓 @ashibetaku 2013年3月28日
まとめを更新しました。
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