NHKラジオ第1 私も一言!夕方ニュース 夕方特集 「シリーズ震災から2年(3) 魚介類への放射性物質による影響は 今どうなっているのか」

●NHKR1『私も一言!夕方ニュース』(@nhk_hitokoto)さん ■WEB http://nhk.jp/hitokoto ■twilog http://twilog.org/nhk_hitokoto 2013年3月 6日「シリーズ震災から2年(3) 魚介類への放射性物質による影響は 今どうなっているのか」 東京電力福島第一原発の事故で、福島県の沿岸でとれる魚介類の放射性物質の濃度は低下する傾向にありますが、一部の魚で続く基準超えの原因の解明が、漁業の本格的な再開に向け、大きな課題になっています。原発事故の発生からおよそ2年が経過し、福島県の沿岸の海水からは、放射性物質がほとんど検出されず、魚介類の濃度も低下する傾向にあるため、相馬市沖を中心とする海域ではキチジやミズダコなど13種類で試験操業が行われています。 続きを読む
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その上で、青森県で水揚げされた魚でほかに基準を超えた例はなく、沿岸の海水から放射性物質はほとんど検出されていないとして、

2013-03-06 17:24:52
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「基準を超えたマダラは、原発付近から移動した可能性が高い。原発から離れた海域の魚から基準を超える放射性物質が検出されるのは、魚の回遊が関係している」と指摘しました。

2013-03-06 17:25:00
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発表会ではこのほか、湖や沼の魚は、海の魚に比べ放射性物質の濃度の低下に時間がかかっていることから、影響が長期化するおそれがあるといった報告もありました。こうした研究成果は、水産総合研究センター http://t.co/NWfjKggQZM でも紹介されています。

2013-03-06 17:25:36
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きょうは、原発事故から2年近く経ってようやく明らかになった放射性物質による漁場への汚染の現状を見つめ、被災地の漁業の復興に求められる対策などについて考えていきます。

2013-03-06 17:25:47
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独立行政法人水産総合研究センター研究主幹の中田薫さんに電話でうかがいます。

2013-03-06 17:31:38
  • 研究推進部
    試験、研究、調査及び技術開発、さけ類及びます類のふ化放流に係る企画立案、総合調整及び推進、外部資金の獲得、国内外の関係機関等との連携、交流、研究開発等に係る管理と支援等を行います。

研究主幹
部長を補佐し、研究推進部の業務を分掌します。
■本部組織と業務内容 水産総合研究センター
http://www.fra.affrc.go.jp/soshiki/honbu.htm

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中田「海の中はどうなっているか、科学的側面から調査」

2013-03-06 17:33:09
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中田「(出荷制限)海の底にいる魚で、比較的いつづける魚が多い。他に淡水魚類は体内の塩分を排出する速度が遅く、なかなか濃度が下がらない。淡水域と海水域をいったりきたりする魚も。スズキ・クロダイなど」「(奇形の報告は)ない」

2013-03-06 17:38:11
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中田「今は、水深50~100m付近の放射性物質濃度が高い。濃度が高いところは原発20km圏内でも見つかっている。また、原発の南側に濃度の高い地域が比較的広がっている。沖の方に拡散しながら広がっている」

2013-03-06 17:38:33
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では、被災地の漁業関係者は、最新の研究成果の報告をどのように受けとめているのでしょうか? 宮城県ではスズキやクロダイなど、現在4種類の水産物の出荷が制限されています。気仙沼漁業協同組合製氷冷凍部長の熊谷浩幸さんに電話でうかがいます。

2013-03-06 17:38:46
リンク www.kesennuma-gyokyou.or.jp 気仙沼漁業協同組合
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熊谷「今は、ヨシキリザメ、カツオ・マグロなどが水揚げされている」「震災から2年たつが、水産業の復興は40~50%かなと。地盤沈下でかさ上げが進まなかった。これから、冷蔵庫・工場の復旧を急ぐ流れ」

2013-03-06 17:41:21
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熊谷「ヨシキリザメは震災前よりはちょっと少ないかな。と」「漁は復旧しているが、一部工場を再開して始めている状況なので量的に多く扱えない」

2013-03-06 17:42:48
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熊谷「風評被害にさらされないように検査体制をしっかりしているところ」「風評かどうかよくわからないが、値段は低調。風評か魚食の減少によるものかはわからない」

2013-03-06 17:45:34
リンク www.kesennuma-gyokyou.or.jp 気仙沼漁業協同組合-市況情報
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中田「(放射性セシウム)筋肉に多く分布。水・エサからの取り込み。浮き魚(表層に分布する魚)はほぼ心配ない」

2013-03-06 17:50:05
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中田「比較的高い濃度が検出される魚類、3つの特徴的なグループ」

2013-03-06 17:50:13
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中田「環境があまり汚染されていない海域に散発的に高い濃度の個体が出現する、マダラ・ヒラメ」「比較的高濃度の個体が比較的多く出現する、セシウム濃度の低下が遅い魚、スズキ・クロダイ」「非常に高い濃度の個体がまれに出現する、アイナメ・メバルなど」

2013-03-06 17:50:21
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中田「貝類・海藻は、魚にくらべて蓄積しにくい。今は、ほとんど検出されないものが多い。魚にくらべて海水中の濃度を反映しやすい。水の濃度が低くなっているので、もう、検出されない」

2013-03-06 17:56:00
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中田「淡水魚ではアユに注目して調べた。2011年には最大4000Bqを超えるものも。アユは1年魚。今年のアユではほとんど高い濃度を超える個体は見られない。これはアユが生息する中下流域ではかなり浄化が進んでいることを示している」

2013-03-06 17:56:09
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中田「ヤマメ・イワナなどの渓流魚、マス類ではまだ高い値が検出。落ち葉→水棲昆虫→魚類と移行が考えられ、空間線量が比較的高い森林中にある小さな湖などでは、魚類の放射性セシウム濃度が高く維持されやすい」

2013-03-06 17:56:24
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5時台に引き続き、独立行政法人水産総合研究センター研究主幹の中田薫さん気仙沼漁業協同組合製氷冷凍部長の熊谷浩幸さんに電話でうかがいます。

2013-03-06 18:06:57
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熊谷「気仙沼で水揚げされる魚は、すぐに検査結果が出なければ販売できないので、簡易式の検査機器で基準を超えないことを確認している。とにかく安心・安全であることを証明されない限りは出荷できない」

2013-03-06 18:11:24