為末大さんのつぶやきまとめ【なぜ何者かにならなければと思うのか】について

爲末大 Dai Tamesue　熟達論発売中 @daijapan

おはようございます。今日は【なぜ何者かにならなければと思うのか】について

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世間はある軸、優秀、容姿がいい、能力が高いなどで人を評価する。自分自身も結婚相手や、会社で社員を雇う時、仕事を振る時はある軸に従って判断する。だから人に選ばれる為に多少の好みの差はあっても、ランキングの上位を目指さなければいけない。

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人は自慢する事一つとっても、他人を抜きにしては成り立たない。人生の多くの幸福の条件と言われるものが実は他者の存在によって成り立っている。友達と一緒にいたい、伴侶が欲しい、社会的地位を得たい。友達も一緒にいる相手を選んでいる。

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世の中が自分に何者かになれと迫るんですと言うけれど、自分自身もまた一緒に過ごす相手を何かの評価軸で選んでいる。そこでは比較で相手を自分も選ぶ。社会のシステム上何者かにならないと選ばれないようになっていて、そして人の幸せは人に選ばれる事で得られるものが多い。

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重要ではない自分、誰からも見向きもされない自分でも、幸福感を自己生成できれば何者かになろうとするレースから逃れられるけれど、それほどの自己肯定感を持つのはとても難しい。人は人に自分がどう扱われるかによって自分の価値を計っている所がある

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世の中にある言葉、本のほとんどは何者かになった人のもので、でも実社会の割合ではそんなに何者かになった人は多くない。夢は叶うと叶った人がいい、モチベーションはあって当たり前とあって当たり前だった人が言う。

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【終わり】自分はそのままでいいと思う事ですら、他人に言ってもらわないとそう思えない。人は社会の中で人になるけれど、その社会に翻弄されて、だから僕は少しだけ距離を置いて醒めて世の中を見るようにしている。