簡単な日本のヘリコプターの歴史
敗戦直後の日本の空に奇妙な爆音を響かせながらけったいな航空機が飛んできて、米軍が進駐してきた飛行場の周りの住人はびっくりしました。飛んできたのはシコルスキーさんが作った米軍のR-4、これが日本に現れた最初のヘリコプターだと思います多分。
2013-03-12 19:52:22ベル47の歴史は日本のヘリコプターの歴史
1950年の朝鮮戦争でベル47が患者搬送に使われた、というのが大々的に軍事分野でヘリコプターが活躍する最初の話の定番なのだが、この機体1980年代位まで日本でバリバリ現役だったので日本のヘリの歴史というと大体47の歴史になってしまう気がする
2013-03-12 20:03:17「宗谷」に乗ったのもベル47、東大に籠城した学生に催涙液撒いたのもベル47、三島由紀夫の頭の上をぶんぶん飛んだのもベル47、だったような気がする
2013-03-12 20:05:43世界中でライセンス生産されたベル47、日本でも川崎重工でKH-4としてライセンス生産され日本の産業航空界の礎となった。一定以上の年齢の回転翼のパイロットや整備士はみんなベル47のライセンスを持ってる筈である。
2013-03-12 20:14:20国内だけで二百機くらい作ったので今でもどっかの公園とかで全国で野ざらしにされたベル47を見ることが出来るかも知れないし意外と出来ないかもしれない。静岡の静岡ヘリポートで一機野ざらしにされていて、消火訓練で水を掛けられたりしているらしい。現実は過酷である。
2013-03-12 20:17:16昔NHKか何かの番組でベル47がひたすら好きだという人が協会を作ってベル47保存運動みたいなのをしていた。ヘリコプター歴史保存協会でググれ。目が怖かった。
2013-03-12 20:19:09特徴的な全周風防にトラス構造、レシプロエンジンに二枚ローターという愛らしい外見のベル47はかつて盛んだったヘリコプターによる水田への農薬散布で日本中を飛び回っていた。散布シーズンになると桜前線の様に南から北へ機体が移動していくのである。田舎のジジイとかババアは覚えてるかも知れない
2013-03-12 20:23:08レシプロ非力なりき
今の馬力があるタービンヘリと違ってレシプロを積んでたベル47は燃料満載(知れた量)にするとヨタヨタと浮き上がりおまけに遅かった。「燃料満載時は先ずパイロットが乗り込み、浮き上がって地表を滑るように移動して勢いづき始めたら整備士が飛び乗ってそのまま空輸した」等エピソードに事欠かない
2013-03-12 20:28:51@buran2086 燃料と整備とパイロットだけならまだ軽いけど、散布装置だの工具だの出張荷物だの色々を積んでると重くなったらしい。
2013-03-12 20:32:39