『福島民報』山下俊一氏関係連載第4回

今日は、講演開始から、講演の終りまで。 かなり、間違いがありますね、記事に。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

50 そして、中継市民の威力が発揮されたのも、ゴールデンウィークの山下氏講演からだった。講演会の様子を中継配信する市民が出てきて、ツイッターで中継予定を呟く。講演会に参加できる他の人が、関連して質問項目を募る。当日の講演会を中継で見ることが可能になり、質問が収束していく。

2013-03-16 16:47:29
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

51 2011年5月3日の二本松市講演会では、三保市長の前で答えに窮する山下氏の姿が中継された。二本松市には、原発付近から避難してきた住民もいたし、原発の元作業員は「年100ミリ」や「年20ミリ」を子どもに無防備に被曝させることの異常さを知っていた。

2013-03-16 16:50:34
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

52 そして、記事にある5月5日の喜多方市の講演会になった。過去の講演会とは異なり、山下氏をガードする県関係者が配置され、質問さえも受け付けない状態に罵声が飛んだのだ。この局面に関しても、『福島民報』の記述は正確さを欠いている。

2013-03-16 17:15:51
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

53 2011年6月に山下氏のアドバイザー解任を求めた団体には、「子ども福島」も含むのだろう。『福島民報』は山下氏の説を「正論」と言っているが、本当に正論だろうか?そもそも、山下氏の説を拡散した輪の中に『福島民報』自身も参加している。

2013-03-16 16:55:35
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

54 今日の記事で、特に目に余る事実誤認がある。ICRPがいう「緊急事態の100ミリシーベルト」は、避難する過程でやむを得ず被曝する線量の事だ。避難せずにそこにとどまる場合、20ミリを超える数字を許容することは、ICRPの基準でもない。いわば「山下基準」か「日本基準」だ。

2013-03-16 16:58:33
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

55 山下俊一氏や、その後国の低線量被曝ワーキンググループの責任者になる長滝重信氏、二人の師匠筋に当たる重松氏たちだけが、避難途中でもない時期の20ミリを超える被曝を許容する学説を提唱しているのだ。

2013-03-16 17:04:43
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

56 さらに、ICRPが言う「復旧時」の定義も間違ってこの記事では伝えている。「復旧時」とは、ICRPの概念では、原発事故が収束したあとを表現するものだ。つまり「冷温停止」していない「冷温停止状態」では、「復旧時」に入れないのだ。まだ、福島の原発は「緊急事態」のままなのだ。

2013-03-16 17:07:27
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

57 「緊急事態」が続いている間は、事故がさらに深刻になる可能性(放射性物質の放出が続く可能性)が高いので、避難地域は縮小できない。それが「国際基準」だ。この間に「避難区域の見直し」をするなら、それは縮小ではなく、拡大だ。日本政府が行っていることは正反対だ。

2013-03-16 17:09:58
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

58 他にも突っ込みどころはあるが、とにかくはっきりしてほしいことは2つ。山下俊一氏の主張は「正論」では、断じてない。山下俊一氏の主張が最初から拒絶されていたわけではない。今も山下氏を支持している県民もいるし、正面から拒絶することも難しい。 以上。

2013-03-16 17:12:45