フランス語の文字と読みの対応

フランス語たん @francoise_tan

そうだ。フランス語の読みが難しいように見えるから、それを説明しようと思っていたんです。

フランス語たん @francoise_tan

時間が微妙かもしれませんが、一通り準備したので説明しましょうか。

フランス語たん @francoise_tan

では始めます。今日はフランス語発音講座と題して、よく難しいと言われるフランス語の文字と発音の対応を見ていきましょう。フランス語の読みは確かに難しいと思われがちですが、普段使っている英語やローマ字と違うのは事実なのですが規則性は高いんですよ。では今回は、まず文字から。

フランス語たん @francoise_tan

フランス語の文字はほぼ英語と同じですが、アクサン記号といって文字の上などにつく記号があります。たとえばeとかですね。発音に関係するものもあるし、記号がついても発音が変わらない文字もあります。これは個別に説明していきますね。それでは発音に入ります。

フランス語たん @francoise_tan

まず発音の基本について。 ①語末に子音があったら基本的に読まない。 ②語末にeがあったら読まない。 ③hは発音しません。 以上です。次からは個別の文字について。単体の母音から行きましょう。

フランス語たん @francoise_tan

a,à,â→単体で「ア」です。日本語のアとほぼ同じで大丈夫です。英語のように「エイ」とかになることはありません。はっきり「ア」と発音してください。

フランス語たん @francoise_tan

i,î→単体で「イ」です。これも日本語と違いはありません。英語のように「アイ」ともなりません。単純に「イ」と発音しましょう。

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u,û→これは日本語にも英語にもありません。英語の「ウ」のように唇をすぼめ、「イ」と発音します。実際に「ユ」とかに近い音になりますが、日本語で「ユ」と発音するのとは違います。よく練習してください。

フランス語たん @francoise_tan

é,è→アクサン記号が付いたeです。eそのものやê、ëとは違います。これははっきり「エ」と発音してください。英語のように「イー」とはなりません。

フランス語たん @francoise_tan

e→単体のeです。条件によって発音が変わります。次のツイートで説明します。

フランス語たん @francoise_tan

①単語の終わりでは発音しません。②次に子音が来た場合、「ウ」と「エ」の間のような曖昧母音で発音するか、発音しません。どちらでもOK。一般的に「ウ」とカナ書きされます。③次に来る子音で単語が終わるか、次に子音が２つ来る場合、「エ」とはっきり発音します。

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o,ô→「オ」と読みます。英語のように「オゥ」となりません。普通に「オ」と読んでください。

フランス語たん @francoise_tan

y→フランス語ではこれも母音です。「イ」と読みます。日本語の「イ」と同じで問題ありません。次に２つ以上の文字が組み合わさって１つの発音となるものについて説明します。

フランス語たん @francoise_tan

ou,oû,où→この組み合わせで「ウ」と読みます。フランス語では単体で「ウ」と読む文字はないのでこう表現します。なおeの所で書いた曖昧母音の「ウ」とは違いますので、カタカナ転写のフランス語の読み方を読むときには気をつけましょう。

フランス語たん @francoise_tan

ai,ei→この組み合わせで「エ」と読みます。英語の「エィ」とは違うので気をつけましょう。単純に「エ」で、eやeと同じです。

フランス語たん @francoise_tan

au,eau→この組み合わせで「オ」と読みます。一般的にすこし長めに「オー」と読まれますが、フランス語には母音の長短の区別はないのでどちらでも構いません。

フランス語たん @francoise_tan

eu,œu→この組み合わせでは、「オ」と同じ唇の形で「エ」と発音します。唇をちゃんとすぼめると「ウ」に近い音になりますので、その音です。

フランス語たん @francoise_tan

oi→「ワ」と発音します。この組み合わせで「ワ」です。ただしフランス語を転写する場合には日本語のカナでは「子音+母音ワ」というのがないので例えば"toi"を「トワ」と書きます。実際には「トワ」と「トゥワ」の間で発音すると良いと思います。

フランス語たん @francoise_tan

oy→後ろに母音が来た場合、例えば後ろが"a"なら「ワヤ」となります。後ろが"au"なら「ワヨー」となります。つまり"oi+i"だと考えてください。「ワ」があって、その後に次の母音と"i"がくっついた発音が来ます。

フランス語たん @francoise_tan

次に鼻母音を紹介します。鼻母音とは「母音＋nまたはm」と表記した時に、母音が鼻に抜けた音になるものです。たとえば「暗雲」を発音するときに「あん」の部分で舌はどこにも付きませんよね。この「あん」の部分に近いと考えてください。

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ただし、この「母音＋nまたはm」の後に母音が来た場合は、nまたはmは後の母音の方とくっつくため、母音は鼻母音になりません。その点は注意してください。また、紹介する発音で「ン」の部分は舌をつけずに、鼻に抜ける音として考えてください。では順番に紹介します。

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an,en,am,em→「アン」と発音します。より口を開いて舌を奥にして発音し、「オン」に近い発音に聞こえたりもします。その中間と考えれば良いと思います。

フランス語たん @francoise_tan

in,un,ain,ein,im,um,aim,yn,ym→「エン」と発音します。「エ」の部分は日本語や英語の「エ」より口を広げるのですが、そこまで気にしなくても大丈夫だと思います。

フランス語たん @francoise_tan

on,om→「オン」と発音します。同じく日本語などの「オ」より広い「オ」ですが、気にしなくてもOKです。

フランス語たん @francoise_tan

oin→「ワン」です。「ワ」の部分の説明はoiと同じです。次のツイートで、「トレマ」について補足説明します