- tantanQtan
- 11940
- 1
- 3
- 7
@Dr_yandel 癌ってどうして3年とか5年とか10年とか経ってから再発するんですか?その間その癌細胞はどこで何してるんですか?人間の体の細胞は約2年で全て新しいものと入れ替わるそうですが、癌細胞は死なずに生き続けてるんですか?そして何をきっかけに再び増殖し始めるんですか?
2013-03-27 21:29:38(1) 胃がんを例にとると、一般的な胃がんが「細胞1個の状態で発生してから」目に見える1cmくらいまで成長するまでに、約10年かかると言われています(かなり個体差は大きいが)。がんの成長スピードは、小さいときは遅いのです。 @myumyuARMRPRTR
2013-03-28 09:15:54(2)すなわち、「がん細胞が腫瘍本体から離れて、どこかに細胞1個の状態で生着した場合、それが目に見えるサイズに育つまでに数年かかってしまう」という可能性が一つ考えられます。しかしこれは説の一つにすぎません。「腫瘍転移理論」は無数にあります。 @myumyuARMRPRTR
2013-03-28 09:16:53(3)たとえば、「一部の」(これすごく大事)乳癌や腎癌などは、体の中で何年も「ひそんでいる」ことがあると言われます。10年、15年後に再発する例がまれながらあります。これは先ほどの「成長するまでに時間がかかるから」だけでは説明できません。 @myumyuARMRPRTR
2013-03-28 09:17:46(4)がん細胞が転移してそこで成長するために必要な因子の一つに、「がん細胞がしっかりと根を張れること(依存できる足場があること)」があります。がんの中には「比較的どこにでもくっつけるもの」と、「決まったところにしかくっつけないもの」があるのです。 @myumyuARMRPRTR
2013-03-28 09:19:16(5)この理論でいうと、たとえば(繰り返しますが一部の)乳癌は、「なかなか足場にくっつけないので、ずっと生きたまま体内を循環しているか、あるいはリンパ節などの中でひっそりと生活している時間が長い」ことが予想されます。@myumyuARMRPRTR
2013-03-28 09:20:10(6)これが、何かのきっかけで(未解明)ようやく足場を見つけ、そこに立脚した時点でようやく再増殖を始めると、「10年以上たってるのに転移した」という状態が完成します。ただ、これも一例にすぎません。 @myumyuARMRPRTR
2013-03-28 09:20:55(7)転移理論は他にもいっぱいあるのでここでは説明しきれませんが、転移という現象を考える上で一つ知っておかなければいけないのは、「がん細胞は不死である(寿命がない)」ということです。このため、転移理論が完成するまでは生き続けることが可能です。 @myumyuARMRPRTR
2013-03-28 09:22:05(8)ただし、がん細胞に「寿命」はありませんが、体内の免疫機構はがん細胞を攻撃して殺すことができます。また、がん自身も、自分が増えすぎたなというシグナルを受けると「部分的に自殺」することもあります。しかし、がんは基本的「不死」なのです。 @myumyuARMRPRTR
2013-03-28 09:23:02(9)これらの膨大な理論を踏まえた上で、「がん細胞を不死じゃなくする」「がん細胞が転移したときに足場にくっつけなくする」「がん細胞に自殺させる」「がん細胞を直接殺す」などの多数の「抗がん剤理論」が生まれてきます。 @myumyuARMRPRTR
2013-03-28 09:24:05(10)だんだん脱線してきますので、「がんはなぜ数年たっても転移できるのか」「がんは死なないのか」についての説明はここまでとします。また次の機会にお会いします。では。 @myumyuARMRPRTR
2013-03-28 09:24:35※たいていの培養細胞は足場が無い状態では生存はできるが成長(増殖)はできないのですざくは早く足場を見つけないと培養液のちょっとした変化で容易にアポトーシスして死ぬ
2013-03-28 09:34:21一見アポトーシスしないしなんなら成長もうながされるように見えるけど実は腫瘍化させられて脱分化させられて本来の形態に戻れなくなる培養液ならしってるけど知りたいだいがくいん?
2013-03-28 09:37:50