Shirley Turcotteさんの動画。アボリジニの精神療法、フォーカシング指向心理療法、複雑なトラウマについて
- hirokiharoki
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(2/4)もっとたくさんの側面がある。たくさんの、全ての、あなたに連なるものが、あなたのためにいる。あなたは、それ抜きには死なない。あなたに連なるもの全てが過去もあなたと共にあったし、今現在もあなたと共にあると。アボリジニの精神療法では、ある種の受容がある。それは、
2013-04-02 23:39:18(3/4)受容であるはずのものだ。なぜなら、この思想、考えは、過去の虐殺政策の結果から来ているからだ。子供の42%が死んだ。そのような経験。寄宿学校にて死んだのだ。寄宿学校では、「親が愛してくれている」とか「親が愛そうとしてくれている」といったような、
2013-04-02 23:39:18(1/6)親の愛情は、子供達に与えられなかった。アボリジニの人々。そこにあるものを、受け入れるしかなかった。残虐行為があった。欲しいものが、必要なものが、なかった。そこにあるものは絶対に欲しくなかった。酷い時だった。抜け出そうとした。生き残ることが難しい時代だった。
2013-04-03 10:18:36(2/6)人々はもがいた。我々全員が生き延びたわけではない。多くの者は死んだ。生き残った者達は、もがきながら生きていった。生きていくことも、楽なことではなかった。 でも、この土地だけは私達と共にある。それを知っていた。自分の周りにあるもの。すべて。
2013-04-03 10:18:36(3/6)全部が精気にあふれ生きている。すべては自分の周りに満ちている。岩、木々、水、動物達。そこに生活がある。自分がいる。生きてる。そこにあるものたちが、自分を支えてくれている。困難な時も。だから、本質的な意味で、
2013-04-03 10:18:37(4/6)(西洋的な見方で言うところの)孤独で独りぼっちということはあり得ない。このことは大きな助けになる。あなたが、以下のような場所に行った時。激しく孤独な場所。何とも誰とも繋がれない時でも、大地とは繋がっていられる。あなたと繋がって、共にいる。だから、実は、
2013-04-03 10:18:38(5/6)あなたは共にある。持っている。必要なものを。思っていたような形ではないかもしれないが。たくさん、持っている。癒してくれるものを。回復させてくれるものを。本当は、欠けていない。欠けていないのだ。
2013-04-03 10:18:38(1/2)私が感じる、フラストレーションが貯まるもう一つのこと。孤独や激しい苦痛により、ひとりぼっちになった状態から、人々が回復するのに、何年も何年もかかること。それは、つまり、従来のサイコセラピーは、その土地と結びついているといったような哲学を欠いているからだ。
2013-04-03 21:23:17(2/2)それがあれば、その結びつきはあなたと共にあり、とてもとても大きなサポートを得られ、抜け出してゆく助けになるのに。それは、デザインされている。身も毛もよだつような経験をも対応。間接的に繋がっている。
2013-04-03 21:23:18(1/5)しかし、独りで行くのはとても難しい。だから、開いて、繋がって行くこと。アタッチメントに接続してゆくこと、ものすごく助けになり、いやしになり、回復になる。西洋的に、子供達を「保護して守る」ことは、とてつもない間違いだ。子供達を回復させることを阻害する。なぜなら、
2013-04-03 21:46:50(2/5)子供達は生まれてくる。完全に、スピリチュアルに、ホリスティックで不足のない形で。巨大な受容性を持っている。愛し、繋がり、助けることのできる、巨大な受容性を持って生まれてくる。100%成熟し成長した形で。生まれる前は、完全に満ちた形だったのだから。生まれる、
2013-04-03 21:46:51(3/5)完全な形で。そして、すばらしいスポンジのような柔軟性。周囲に悲惨なことがあっても、それを引き受け、吸収できる力。悲劇的なできごとを吸収する。激しい苦痛の全体を完全に。そうすることによって、家族が前に進めるように。その事実、事象は、しばしば、
2013-04-03 21:46:52(4/5)賞賛されないままになっている。されるべきだ。信じられないぐらいのパワフルな、尊い、すごい、才能、力。我々は皆、仕事、役割を持っている。子供達の役割。家族を前に歩き出させられる力。子供達。生まれたすぐ後から。子供達は、トラブルを見つけて、トラブルを無効化する。
2013-04-03 21:46:52(5/5)もうそれはトラブルではなくなる。だから、もっと皆がうまく機能するようになれる。子供がそのトラブルをピックアップしなかった場合に比べて。
2013-04-03 21:46:53(1/6)(子供が吸収しなければ)トラブルはより大きくはっきりと機能し顕在化する。人は、自然に、周りのトラブルを吸収しようとする。残念ながら、土地に根ざした哲学を伴った精神療法を使わない場合には、吸収してしまったものを吐き出させられない。その場所に、がっちりと居座ってしまう。
2013-04-03 23:33:05(2/6)セレモニーがないから。毎回のセッションは、アボリジニの精神療法の場合、セレモニーだと私は思っている。家族を助けるためにあなたが吸収したものを出すためのセレモニー。だからここでは、以下のような見方はしない。「母の鬱状態の感情を、受け止めていた私は、
2013-04-03 23:33:06(3/6)なんとかわいそうなのだろう。なぜ私が、その激痛を、大人達のものを、受け止めないといけなかったのだろう」 そうじゃない。 ここではそうでなく、「でかした!よくやった!すごい活躍だぞ!赤ちゃんだったあなたこそが、家族みんなを生存させたんだ。やるじゃないか。」ここでは、
2013-04-03 23:33:07(4/6)もっと讃えて賞賛する。尊敬されるべきだ。また、ここで、'犠牲者'として保護するべきではない。そうでなく、その子は、「私は、機能不全におちいった私の親、その親の重荷を長い期間に渡って引き受けたのだ。それは私の知恵となる。トラブルとはならない」と。ところが、
2013-04-03 23:33:07(5/6)西洋式の精神療法で、問題を保護するように、減算式で見てしまうと、周囲まで含めた全体図が見えない。各個人。それぞれの繋がり。全部含めた。つまり、例えば私自身のニューロバイオロジー(神経生物学)は、私自身だけでは成立しないということ。あなたのもの、私の父のもの、
2013-04-03 23:33:08(1/8)トランスフォーメーションについて。変身すること。すごい力。生き残るためのパワー。 ここで興味深い、もう一つの例を。先日の心理ワークのセッションでのこと。彼は言った。彼は、(子供の時に)酷い虐待をされてきた人だった。決断。判断。父の。虐待。何を使ったのだったかな。
2013-04-04 11:08:39(2/8)確か、工具のプライヤーや電源延長コードを使っての虐待。子供に。そこでの、選択。 (大人になったその子は)今、私の目の前で、言った。「私は、自分で何かを決めること、決断することが全くできない。昔から。全然。虐待されたから。私の目の前で、父が、恐ろしい
2013-04-04 11:08:40