《『福島民報』連載 「安全の指標」第22回》

「専門家」って、この記事では誰のことを言ってるの? 「100ミリ」って、何が100ミリなの? ごまかしばかりで、何が何なのか、わからなくなってきました。
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宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

25 「住民からは、専門家が以前説明した100ミリシーベルト以下の被ばくは心配ないという発言について質問が相次いだ。」と記述があり、その後にも「専門家」が「100ミリシーベルト以下の低線量被ばくで健康影響が出た確かな証拠はありません。」と、完全に日本国内限定通用の話が反復される。

2013-04-07 20:23:23
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

26 今回の記事で特に強調されているのは、国の一般基準の年1ミリでも、連載途中で専門家である丹羽氏たちの本音とされた年5ミリでもない。100ミリだ。しかも、その被曝に関する期間が書かれていない。ただ単に「100ミリ」。それだけ。年100ミリの話なのか生涯100ミリの話なのか不明。

2013-04-07 20:31:03
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

27 一言で言えば、今回の記事での「専門家」は卑劣だ。「100ミリ」という数字だけを強調し、1年なの生涯なのか、空間線量なのかガラスバッジ線量なのか実効線量なのか、全く言わない。これなら、後で都合が良いようにいくらでも言い訳ができる。繰り返す。卑劣だ。

2013-04-07 20:34:27
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

28 一方、住民が求めているものは何か、記事の中にも書かれている。「1人ずつ話を聞いてもらえて心強かった。」と住民の一人が語っている。事故発生から2年間、不足しているのはこういうことだ。しかも、避難自治体の首長でさえ十分に話を聞いてもらえていないのだ。

2013-04-07 20:39:15
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

29 避難者でさえ、専門家はおろか、一般の人による経緯の聞き取りも行われていない。まして、年1ミリ超えの地域の一般住民を対象にした聞き取りなど、全く行われていない。今、福島県を含む原発事故由来の放射性物質が飛散した地域で、全く行われていない特徴的なことは、これだと私は思う。

2013-04-07 20:45:52
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

30 今回の原発事故で、どこに住んでいた人がどんな情報を得、何を感じ、どのように行動したのか。そして、どのような広報や報道が行われたのか?この国が形式だけでも民主主義の社会なら、事故の影響を受けた人たちに起きたことを、何とかまとめることができる筈だ。

2013-04-07 20:48:25
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

31 強調しておきたい。「私に何ができますか?」という外部の人たちは、まず避難者や被災者の話を聞いて欲しい。そして、ネットワークを作り、聞いた話をまとめて欲しい。どんな情報を得ていたのか、どんなことが不安なのか、どんなことに不満を感じているのか、何が知りたいのか。

2013-04-07 20:57:22
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

32 今回の記事でただ一人固有名詞が出ている飯舘村役場の職員の見解が正しいかどうか、私には疑問だ。村役場自体が不信感をもたれているのではないか、という可能性を記事は無視している。

2013-04-07 21:03:56
宍戸俊則(shunsoku2002) @karitoshi2011

33 「何に不安を感じているのか分からないのであれば、リスクコミュニケーションをするにも限界がある。」と記事は言うが、そもそも不安とは別に不満があるのではないか?不満に関する調査もしない内に不安に関して語るべきではないだろう。順番が間違っていると思う。

2013-04-07 21:08:28