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若島正先生(@propara)の洋書千一夜part3
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boppggun2012
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【洋書千一夜0138】R. A. Lafferty, The Man Who Made Models (2014)。短篇全集第1巻。ようやく届きました。それにしても、生きているうちにこれは完結するのだろうか…。 http://t.co/CQZ1pCdlKr
2014-02-25 13:14:44![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
My Secret Lifeは以前から秘かな愛読書の一つなのだが、通読するだけでも相当にアホなのに、それを全巻朗読するという、もっとアホなプロジェクトを進めている人がいたのにはびっくり(リンク先注意)。http://t.co/IyFaXQc5Ow
2014-02-25 13:21:15![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
Robert BorskiのWolfe論であるThe Long and the Short of It (2006)を読んでいるのだが、ところどころなるほどと思う発見はあるものの、全体としては象徴狩りなのでつまらない。自分が書くものはこうならないようにしたい、という自戒として。
2014-02-26 12:24:54![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
同業者の中では「秘密のお仕事」と呼ばれる業務があって、現在それに従事しているのだが、「秘密のお仕事」と呼ぶだけでそれが何か特定できるというのは、ちっとも秘密ではないような気がする。いわゆる公然の秘密というやつでしょうか。
2014-02-28 02:34:01![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
自注。毎日新聞に出したウルフ『ピース』の書評は、短篇"Suzanne Delage"の一節を少し変えて借用しています。
2014-03-02 14:17:53![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【洋書千一夜0139】Iris Owens, Hope Diamond Refuses (1984)。公務がほぼ終わり、ようやく小説を読む時間が取れるようになったので、Iris Owensの最後の小説を読みはじめる。 http://t.co/Sfbl6Ifmwj
2014-03-05 13:26:27![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
http://t.co/Sfbl6Ifmwj - 書き出しはこうだ。"I could hardly wait for Leo Hermann to arrive in order to get rid of him."もうこれを読んだだけで、この小説が傑作だと確信を持つ。
2014-03-05 13:28:43![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
紛れもなく、この鋭さはIris Owensしか書けない文章。英語で言えばacerbic witというのがぴったり。ちなみに、大傑作After Claude (1973)のimmortalと言うべき書き出しは、"I left Claude, the French rat."だった。
2014-03-05 13:35:03![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【洋書千一夜0140】Vladimir Alexandrov, The Black Russian (2013)。Alexandrov待望の新著がついに出版されたことを知りあわてて注文。ロシアで有名人になったアメリカ黒人の伝記。 http://t.co/snWy6WGo6o
2014-03-05 13:44:01![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
http://t.co/snWy6WGo6o - 著者のAlexandrovは、わたしが出会った中でいちばん酒の強い人の一人だった。京都で一緒に飲んでいて、相手のペースで日本酒をつきあっていたら、こちらがヘロヘロになってしまったことがある。
2014-03-05 13:45:49![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
Yale大学の教授なのだが、Harvardに非常勤で教えていて、本人の話では、そのときに大和田雅子を教えたことがあるらしい。らしいというのは、Alexandrovにはそんな学生がいたかどうか記憶になかったそうだが、後で報道機関の取材を受けてわかったとのこと。
2014-03-05 13:50:54![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【洋書千一夜0141】Evan Hunter, Strangers When We Meet (1958)。数日前に飲んでいて、なぜかKim Novakの話になり、それで思い出して『逢う時はいつも他人』のDVDを注文。 http://t.co/kYJ1GJmxrp
2014-03-05 14:42:29![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
http://t.co/kYJ1GJmxrp - DVDが届く前に、Evan Hunterの原作を再読しようと思って本棚を探してみたら、なぜか行方不明。おかしいなあ…しかし見つからないものは見つからないので、仕方なくこれも注文。
2014-03-05 14:44:45![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
http://t.co/kYJ1GJmxrp - ちなみに、我が家の本棚では、Evan HunterとWilliam GoldmanとIrwin Shawを同じ一列に並べている。いわゆる神の領域。この3人の作品は、死ぬ前に全冊読破しておきたい(Ed McBain物は除く)。
2014-03-05 14:48:30![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【洋書千一夜0142】William Goldman, Boys and Girls Together (1978)。というわけで、隣にあったGoldmanのこれをパラパラ読みはじめる(ただし、うちの蔵書は古いCorgiの版)。 http://t.co/lhG64H0A48
2014-03-05 14:57:55![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
【洋書千一夜0144】Hugh Fleetwood, The Dark Paintings (2006)。病気が出て、いままでまったく聞いたことのない作家の作品をまとめて衝動買い。ぜったいおもしろいはずだ、うん。 http://t.co/ctyBE1xlR6
2014-03-05 20:55:05![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
作者のHugh Fleetwoodは画家でもあり、自作のカヴァー・アートも描いている。これはFBより取った、"self-portrait"を製作中のFleetwood。これを見ただけで一目惚れしてしまった。 http://t.co/bH5tHPMgBM
2014-03-05 21:01:55![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
「女性作家につきまとうギャラリーストーカー」のまとめ記事を読んでいて、なるほどなあと思う。わたしが経験した同類は、学会ストーカーや講演会ストーカーだったが。http://t.co/5kaZwdDYEg
2014-03-05 21:22:32![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
やはりIris OwensのHope Diamond Refusesはめちゃくちゃにおもしろい。After Claudeとおんなじやんか、というイチャモンはつけられるが、それはこの際どうでもいい。こんな恐ろしい作家がいたということだけで充分。
2014-03-06 18:23:42![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
4月に来日するUC BerkeleyのEric Naiman教授について、少しお勉強をしておこうと思って、去年のTLSに載った"When Dickens met Dostoevsky"を読んだら、もうめちゃめちゃおもしろすぎ。http://t.co/2z3lg0kbAX
2014-03-07 01:19:18![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
しかしこれ、ほんとに本当の話なんかいな。あまりにも探偵小説的によくできすぎていて、hoaxについてのhoax、つまりはメタメタなフィクションじゃないかと思ってしまうほど。
2014-03-07 01:23:16![](https://tgfile.tg-static.com/static/web/img/placeholder.gif)
Dickens and Dostoevsky hoaxの犯人のインタビューが、すでにThe Guardianに載っていたのだった。大学で職に就けなかった歴史研究者の仕業だったというのが真相。奇々怪々ではあっても、妙にリアルな事件だ。http://t.co/e4C9BsGnhn
2014-03-07 12:45:32