『収容所の架空少女』の原典
だからもしかしたらロオマン・ギャリィ(ロマン・ガレー)が兵士の話をレジスタンスにしたのかもしれない。だけど『自由の大地』という話であれば、やっぱりレジスタンスであるべきだし、そこから派生したなら兵士にするべきでは、あんまりない気がする。原作リスペクト的な意味で。
2013-04-10 00:27:38でもやっぱり至高体験にはgirlってあった、って言うのを教えてもらったので、そこが微妙に引っかかってるんだよねー。少女の方は。うーん。貴婦人のほうが…個人的にすごくいいんですけどw
2013-04-10 00:29:30@nagathuki おお、調査ご苦労様でした。原文らしきものも見つけたのですが→http://t.co/4hts6keb9n、該当する部分は"femme invisible","grande dame imaginaire"でどう考えても「美少女」じゃないですね。
2013-04-10 00:32:43@hkazano いえいえー!意外と関連引用箇所が長かったですw 原文のご教示ありがとうございます!!あーおもいっきり成人の貴婦人な感じですね。これは…!
2013-04-10 00:40:46@nagathuki "grande dame"というフランス語は、辞書を引くと"A highly respected elderly or middle-aged woman"だそうで中高年のイメージらしいです。ということは美少女化の戦犯はコリン・ウィルソン?
2013-04-10 00:38:18@hkazano おお…中高年…!それはもうやはりコリン・ウィルソン先生に濃厚な疑惑が!彼の疑惑を払うにはやっぱり『別の実話とされる挿話』を探さなきゃで、戦後すぐのフランスの雑誌投稿記事とかだったらと思ってるとこですw あ明日『人は何故ウソをつくのか』も入手予定なので確認します。
2013-04-10 00:43:32そしてドイツ語訳でも Dame または Frau の語が用いられていて、少女という描写はなかった。じっくり読んでしまった。構成うまくて読み物らしい読み物だし、収容所からの解放で終わってればただの超いい話だったのに…ニコニコ動画だったらイイハナシダッタノニナーって弾幕が出るレベル
2013-04-10 05:43:59うーん、ギャリイがネタとして兵士からレジスタンスにしたなら話の構造としてはわかるけど、わたしよくわからんけど、やっぱりレジスタンスっつのはアチラの国にとって特別な響きなんじゃん?もしギャリイが元ネタだったら…なんかうーん…
2013-04-10 00:33:56なんつーの、フランスの戦後すぐとかのカストリ雑誌みたいなもんの投稿記事とかが初出だったりしたら、マジでホントお手上げなんすけどwwww(けっこうあるじゃんな、日本とかでもwww)
2013-04-10 00:46:47あとは兵士とレジスタンスだな。うーん…最近実はずっと考えたんだけど、やっぱり悪意のない伝播っつのはある意味残酷なのかも知れんなーって。いやコレが元ネタならね。何度も言うけど。そして断っとくけど、話から受ける感動や感銘やモロモロと、真実を探すことによる露呈は別感情だからね!!ね!
2013-04-10 00:49:12なま、けーやびたん。今日はローマン・ガリ『天の根』がドイツ語訳だけど図書館にあったから『収容所の架空少女』の原典にあたると思われる部分を読んでみた。面白い。すごくよくできた物語で、コピペのと違ってしっかり肉付けしてある。これだけを読んだらちょっと実話と信じたくなるかもしれない。
2013-04-10 05:37:48【天の根】なんかチョイ役で出てくるモブがいちいちそれっぽくて楽しくなった。直情的な共産主義者の鉄道員とか眼鏡の冷血なSS司令とか。後者は『神の代理人』で出てきた邪悪の権化「ドクトル」を彷彿とさせる似非紳士っぽい嫌らしさ。「彼の微笑みは常より不快であり、鼻眼鏡すら楽しげだった」とか
2013-04-10 05:53:57【天の根】コピペの「収容所の架空少女」は改変がひどい。レジスタンスが兵士になってて、婦人が少女になってる。それで、かなり元の物語の意味が損なわれてしまう。そりゃ後味の悪い再会もカットされるわけだ。コリン・ウィルソンの紹介では「ドイツの強制収容所でフランス人の囚人たちが」と不明瞭。
2013-04-10 06:00:16さて。ここんとこ続いてる「捕虜収容所の見えない美少女」の件。TLから見た「朝日新聞の天声人語で読んだ」って証言から、天声人語の日付は特定したけど、そこに『引用元』として載ってた赤塚行雄『人はなぜウソをつくのか』について。コレはコレで…うーん…て奥歯に物が挟まる感じである…。
2013-04-11 21:27:16とりあえず、なんていうか…ロマン・ガレーが「もし実話を訊いて創作してたとしたら、かなりそのまんま創作作品に入れ込んだんだな」としか捉えられないくらいの、ロマン・ガレーそのまんまなエピが書いてあった。そしてやっぱり少女になっとる。
2013-04-11 21:30:19例の『収容所の架空少女』話を「天声人語で読んだ」との証言から1991/7/12と特定できtmblr.co/Zpi7ftiCbNji 引用元とされた赤塚行雄著『人はなぜウソをつくのか』から。ロマン・ガレーと酷似だが絶妙にいい話。うーんw http://t.co/clYHeDoU3N
2013-04-11 22:00:27この『人は何故ウソを付くのか』では、収容所にいるのはフランスの軍の将校ロベール。『自由の大地』のレジスタンスであるロベールと名前一緒。でもって正規軍人で、あえて『ウソ』と部下に事前に告げて実行してる。自由の大地ではちょっとガチ的な書き方で、懐疑的な連中(正論含む)もいたのに。
2013-04-11 22:03:04どうもなあ…穿った見方であるけど、これは『自由の大地』をベースに、子供に向ける教訓話として改変されたものっぽいんだよねー。見えない「少女」も(本来の読者と共感されやすい)子供向けだし。なにより慰安所がソフトに給仕になってるし。
2013-04-11 22:06:14しかも象が出てくるんだよね。『フランス軍将校ロベール』の想像にも。これは…ww!ロマン・ガレー自身が実話を元にした場合、象の想像を考慮して話を作ったのだ。と思うには、ちょっと…うん。そうだったら、ロマン・ガレー研究の人が既に言ってる気がするんだ。
2013-04-11 22:08:52こう思うの。ロマン・ガレー『自由の大地』が大元の元ネタ。コリン・ウィルソン『至高体験』で架空の貴婦人が少女となる。そことは別に、赤塚氏が「子供のために」改変または改変したものを聞いた→貴婦人を少女とすることで子供に共感を。また部下を思う上官で『ウソを自覚』で話の辻褄あわせ。か→
2013-04-11 22:13:37→そしてなにより日本において『成人男から愛される美少女』という大テーマがニーズに合致したのかなって。特にオタク系層の(オタクとローティーン少女は一方的に親和性あるよね)。別のバリエでは13歳ロリとかあったし。あくまでローティーン設定で日本で流布された意味。いやそれの善悪は問わんが
2013-04-11 22:16:05イヤほんと、フランス兵士の団体様が、ロリ妄想設定共有ってほんま考えられなかったのでwwww ええーってww13歳ロリ美少女と、33歳貴婦人だったら多数決的に33歳貴婦人選択するやろ。って。いや13歳のニーズはあるだろうが、割合的にうん。って言う偏見からの疑問だったんだよね。
2013-04-11 22:18:11まあ別に赤塚行雄『人はなぜウソをつくのか』で、ものすごいイイハナシダナーに改変されてる意味はある。そういう話を元にもっと別のテーマの話を書いてるんだから。でもなぜかこの架空美少女エピは出典が書いてないんだ。他は資料のページ数まで書いてあるのにね。エピソーとがって書き方、故意犯ぽい
2013-04-11 22:21:09だって「収容所の架空少女」エピをいいとこ取りして抽出して、でもエピ自体は細かくロマン・ガレーの小説から剽窃(とは言い過ぎか)してあんだもん。これはロマン・ガレー自体がどっかからエピ全体を小説の根幹テーマ化して入れ込まない限りアレだけど、そこまでではないんだよね。美少女想像エピは。
2013-04-11 22:24:58