宝島社の女性誌マーケティング
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宝島社のマーケティングセミナー終了。正直な感想としては「大手の消費財メーカーなら必ずやっていることを、きちんとやってると伸びた」という感じ。それが大事ということなんだと思うけど、それだけで業界トップになれるという出版業界の特異性を再認識した。あとで気になった点をtweetします。
2010-09-07 21:35:03【宝島社】なぜマーケなのか?⇒①流通の変化。アマゾンやコンビニなど多様化するなかで、良い本が気付かれなくなった。②話題=売上増。QRコードを使った仕掛けで、3冊のシリーズ本の最終巻が初巻の1.5倍売上。③書店員のパワー。POPセットを送付したら文庫本含めて150万部のヒットに。
2010-09-07 21:44:15【宝島社】宝島社のマーケティングの中心であるマーケティング会議には、社長、書店営業、広告営業、編集、宣伝、広報、WEBが参加。全雑誌(月1)+MOOKなどが対象なので、月に20日くらいやってる。話の内容は4Pが中心。
2010-09-07 21:47:18【宝島社】Product:付録についていろいろあったけど、細かいことは割愛。ただ04年から全紙全号に付録をつけ始めたが、雑誌が右肩上りになったのはマーケティング会議を始めた07年から。付録をつけるだけでは効果がない。
2010-09-07 21:49:02【宝島社】Product:表紙は商品パッケージと考える。お客さんにどう見せるかが重要。だからコンビニでも訴求できるように付録などの情報は表紙の上12センチに載せる。
2010-09-07 21:50:18【宝島社】Price:InRedは価格弾力性を踏まえた試算をもとに値下げしたところ試算通り部数が3倍に。ただし試算は「想い」が多分に含まれている。また、コスパ重視のため、毎号コンテンツに合わせて10円単位で価格変更している。
2010-09-07 21:51:48【宝島社】Promotion:ここは特筆すべき点なし。読者だけでなく、広告主・書店も対象としている。出版社は取次・書店を大切にしてこなさすぎた。書店員とつがなることは非常に重要、とのこと。
2010-09-07 21:53:24【宝島社】マーケのポイント:①雑誌のライバルは雑誌ではない。雑誌を買わない人にどう買ってもらうかを考える。②既成概念にとらわれない。出版社も企業。いいものを作るだけでなく、いかに売るかも考える。③わかりやすい目標をもつ。戦略によって社内がまとまる。宝島社は一番誌戦略。
2010-09-07 21:55:42【宝島社】あと、個人的には他の出版社ができないフツーのことを宝島社ができたか、の鍵は「社員の半数以上が中途社員」ということにあるとおもう。商社とか事業会社でビジネス感覚を身につけた人が過半数なことは非常に大きいはず。
2010-09-07 21:57:53それもあるみたいですね。フラットな組織。中途が多い。社員はプロデュース・コーディネートに専念。など企業風土が影響している部分も多いかと思います。RT @otomokazu: あの会社の強さは、私は社内の特異な企業文化とみてます RT @editoryokota ですよね RT
2010-09-07 21:59:33お会いしたことはないですが、話しを聞く限りは相当大きい存在のようです。マーケ会議では社長が即決(持ち帰りほぼなし)。マーケはリスクと言い切る、とか。RT @editoryokota: それを実現した経営者… RT @otomokazu あと強い競争意識。これが原動力とみてます
2010-09-07 22:11:44250人の定員が埋まるだけあって、みなさん興味津々で聞いてましたし、実際セミナーは面白かったですよ。RT @minoguchi: 一連のレポート、とても興味深いです。 RT
2010-09-08 01:10:25