空間中の放射線の量の表現に関してのまとめ

モニタリングポストの変更とかの話題で、1cm線量当量とか空気吸収線量とか分かりづらい言葉が出て来ていたので、ちょっとまとめてみました。 最初のグラフは。。。出典がちょっと行方不明になってしまったので、同じグラフが載っている http://www.aesj.or.jp/~rst/fukushima/120726_01.pdf を提示しておきます。 今回は空気吸収線量や1cm線量当量、実効線量がそれぞれどのような関係があるかを説明したもので、実際にはそれぞれを測定する為にきちんと校正された機器で測定されます。 続きを読む
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cwt @clear_wt

@yoka72 こちらは,それらの物質からの直接線のスペクトルであればその範囲だけで良いのですが,実環境では散乱線による低エネルギー側の成分が(かなり)あるのでそこも考慮するとより正確です. RT Cs137やCs134は0.5~1.3MeVくらいなのでその辺の範囲を見れば良い。

2013-04-19 18:30:07

指摘(2)、緊急時に空気吸収線量→実効線量 に変換する係数が変わる理由に関して。

yoka72 @yoka72

じゃぁ、実効線量はどうなのかといえば、それはグラフの青・赤・緑のグラフを見る。三種類あるのは、前面からの被曝なのか、全方向からなのか。。。とか、被曝の仕方の違い。これは割愛。

2013-04-09 21:35:31
cwt @clear_wt

@yoka72 こちらは「被曝の仕方」ではなく,緊急時に正確な評価は困難なので,より安全に配慮した(どのような照射条件よりも)高めとなる係数で換算しておくという考えに基づくものと思われます. RT 被曝の仕方によって比が変わるから、緊急時と平時で変換係数が変わるんだね。

2013-04-19 18:36:56

若干補足がありました。

cwt @clear_wt

@yoka72 こんにちは.まとめで以前お伝えした,「(どのような照射条件よりも)高めとなる係数で換算しておくという考えに基づくものと思われます.」の()内は不正確でした.すみません.空気吸収線量×1がAPに比べると高目とはいえませんね.  @leaf_parsley

2013-05-21 13:39:47
cwt @clear_wt

@yoka72 ただ,モニタリングポストの使われる場面を考えると,APで照射されることは考えにくいため,結論(緊急時は安全側になる係数で換算している)は変わりません. @leaf_parsley

2013-05-21 13:43:38

指摘(3)、モニタリングポストでの測定値が一部下がった理由として、サーベイメーターから変更になった事を上げている事に関して。

yoka72 @yoka72

可搬型モニタリングポストでは周辺線量当量(=1cm線量当量)を測定していたものがあって、それが空気吸収線量の測定に変更になった際に2割弱程度(計算上おおよそ1-1/1.2)低く表示される可能性があるという意味です。サーベイメーター云々はあまり関係無いので紛らわしいですね。

2013-04-11 09:46:55
cwt @clear_wt

@yoka72 こちらは,まとめ http://t.co/mJzcZy0VcE でも示したように,福島県の一部ポイントではサーベイメータを実際に使って測定しておりましたので,関係があります. RT サーベイメーター云々はあまり関係無いので紛らわしいですね。

2013-04-19 18:39:48
yoka72 @yoka72

@clear_wt こちらに関しましては、サーベイメーターでも空気吸収線量と1cm線量当量の両方を切り替えて測定できる物もわりとあるようなので、サーベイメーターから切り替わったことを理由とするのは不適切に思います(様は、測定している物が変わったと明言すべきという意味です)。

2013-04-20 01:21:20
cwt @clear_wt

@yoka72 こちらについてはもう少し摺り合わせを.yoka72さんの言われるように,「測定しているものが変わったと明言すべき」は私も主張しているところですし,もし仮に「サーベイメーターから切り替わったこと」<だけ>を理由としてあげているとすれば不適当というのは同意します.→

2013-04-20 11:30:29
cwt @clear_wt

@yoka72 →しかし,県の発表資料では,測定対象が変わったこととセットで述べているので妥当というのが一つ.そして,もう一つは本来可搬型モニタリングポストとは呼べない(少なくとも,本来の可搬型MPと区別すべき),サーベイメータをH*(10)測定モードで使ってきたことも考えると→

2013-04-20 11:33:50
cwt @clear_wt

@yoka72 →県の発表資料は妥当だと思いますし,「サーベイメーター云々はあまり関係無い」と言ってしまうのは言いすぎかと感じます.実際,機器の種類を書くことで,機器により達成できる測定レベルが変わること,交換する必然性に対しても重要な情報を同時に与えていると思われます.

2013-04-20 11:38:21
cwt @clear_wt

@yoka72 なお,県の災害対策本部に2011年7月に問い合わせたところ,県の公式測定ではTCS-171Bと172B(こちらは空気吸収線量率は測れない)をH*(10)を測定するモード使っているとのことです.→

2013-04-20 11:41:50
cwt @clear_wt

@yoka72 →また,一般的に出回っているサーベイメータのほとんどが実用量であるH*(10)を表示するものであることから(少なくとも,表示単位はμSv/h)市民向けの説明として「サーベイメータ」での測定であったこと,以後は変わることの説明は有効かと思います.

2013-04-25 11:04:26
yoka72 @yoka72

@clear_wt あの説明だと、「サーベーメーター=1cm線量当量を測定する」と、【断定的に】考えてしまうかもしれないというのが私の懸念です。この辺の感覚的な違いは、知識量の違いではないでしょうか?clear_wtさんは、無意識に付帯情報も含めて判断出来てしまっているのでは?

2013-04-20 14:43:57
cwt @clear_wt

@yoka72 サーベイメータについて補足.「サーベーメーター=1cm線量当量を測定する」で基本OKなんです.JISでγ線測定用のサーベイメータはJIS Z4333「X線及びγ線用線量等両立サーベイメータ」に規定されていますが,1cm線量当量率の測定用として定めれられています.

2013-04-20 21:50:21
cwt @clear_wt

@yoka72 他のサーベイメータ規格は表面汚染用等で,γ線の空間線量率測定用に相当するものはこの規格だけの様です(JISが全てではありませんが,一つの基準にはなると思われます).また,各社の市販品を調べていただくと分かりますが,基本は1cm線量当量の測定用であり,→

2013-04-20 21:54:09
cwt @clear_wt

@yoka72 アロカのTCS-171Bの様に,空気吸収線量率を測定できる物の方が特殊です.また,用途を考えると,実用量であるH*(10)を測定する方が合理的で,少なくとも事実上はサーベイメータ=H*(10)を測定するものと言って良いかと思います.

2013-04-25 11:05:36
cwt @clear_wt

@yoka72 一般の方も,線量計(サーベイメータ)はμSv/hで測定するもの,という認識と思われます(少なくとも私の知る範囲では).そのような機器がほとんどないこともありますが,サーベイメータがμGy/h単位で空気吸収線量率も測るという認識は特殊で,厳密でもないと思います.

2013-04-20 22:05:16
yoka72 @yoka72

@clear_wt これはどうでしょうか。。。一般の方(どこまで一般とするかは微妙ですが)は、こういった基礎情報に対しての興味が薄いように感じます。clear_wt さんと私の環境の違いですかね。今回は大変参考になりました。ありがとうございました。

2013-04-22 17:33:00
cwt @clear_wt

@yoka72 これは,一般の方が詳細に測定対象を意識しているという意味でないです.「線量計は(詳しくは分からないけどテレビでも言ってる)シーベルト(実際にはSv/h)を測れる機械」,ぐらいの認識かと.それでも大筋で問題の無い認識,という意味での先のツイートです.

2013-04-23 00:13:12

指摘(4)、空間線量率の定義に関して。

yoka72 @yoka72

もうひとつ、紛らわしいのに「空間線量(率)」というのがありますが、これは空気吸収線量(率)と同じものを指す場合が多いようです。http://t.co/Vm3ynNiXzk http://t.co/26MN553vN0

2013-04-11 10:19:30