日本マンガ・アニメの海外普及について　その2

兼光ダニエル真 @dankanemitsu

@Sakai_Sampo 昔アニメＤＶＤとマンガの抱き合わせ販売などまったく想像できませんでした。書店とビデオソフト店では客層は異なり、興味ある人は両方行くから一緒に販売する意義を感じなかったのですが、ＴｏｋｙｏＰｏｐはこの点ではすばらしい戦略を立てました。抱き合わせ販売です。

兼光ダニエル真 @dankanemitsu

２）の（続）　個別には小さい市場でも複数合わせると意外と大きいという現象があります。どんなドマイナーな作品でも英語を併記すると接点が爆発的に増えます。これが一つの狙いどころです。@Sakai_Sampo: 竹熊さんの主張も「アメリカ向けにアメリカのコミックを出版する日本の出版社」

兼光ダニエル真 @dankanemitsu

海外展開には二通りを考えています１）特定市場や読者を狙う方法２）既存の作品の読者層を広げる方法。前者は当たればでかいですが、外れるとダメージがでかい。後者は母体支持層（本国）の読者がメインですから、大きな変更はダメ。英訳併記の成功は測りにくいが外れにくい。@Sakai_Sampo

堺三保/Mitsuyasu Sakai @Sakai_Sampo

@dankanemitsu これも藤本さんがご指摘されていましたが、世界中の市場を集めても日本の市場に匹敵しないこと、さらにダニエルさんのおっしゃるように「今はない市場」を目指すというのであれば、現行の日本市場も含めて横書き左とじへの変更を提案するのは経済活動としてムリでしょう。

堺三保/Mitsuyasu Sakai @Sakai_Sampo

@dankanemitsu その手間と経済的効果の兼ね合いも問題です。日本の出版物を海外でそのまま売るわけではないのですから。やはり、海外展開は、日本での展開とは個別に考えるべきだと思いますよ。

堺三保/Mitsuyasu Sakai @Sakai_Sampo

@dankanemitsu トーレンから昔聞いた話では、tokyopopはずっとキャッシュフローの問題を解消できないままだったような。あそこの功績は多々あるのはわかりますが。でも個人的には、「右とじでも売れるときは売れる」ことをいくつか実証してくれたことが最大の功績ではないかと。

兼光ダニエル真 @dankanemitsu

@Sakai_Sampo 個人的には私はあの会社のすごいところはＢｅｓｔＢｕｙでアニメＤＶＤと並んでマンガを販売したことだと思います。あれは革命的でした。キャッシュフローについてはあの会社のコスト体制が滅茶苦茶だったと思います。担当一人が40タイトルとか滅茶苦茶です。

兼光ダニエル真 @dankanemitsu

@Sakai_Sampo 絶対やりすぎです。しかも翻訳などのコストを低く抑えているのに、オフィスは日本の銀行並に豪華。日本のモノ作り現場の環境は劣悪ですが、アメリカは妙なコスト高があると思います。

堺三保/Mitsuyasu Sakai @Sakai_Sampo

@dankanemitsu そうなんですよね。あまりに一度に点数出し過ぎたのも、マンガバブルがはじけた一因だったんじゃないかという疑いも持ってたりします。

堺三保/Mitsuyasu Sakai @Sakai_Sampo

@dankanemitsu いずれにせよ、繰りかえしになりますが、理論的な裏づけはともかく、どんどんいろんな人や会社に、それぞれのアイデアで海外進出に挑戦していってほしいなあ、と思っています。理屈はどうあれ、当てたら勝ち！(^_^)

兼光ダニエル真 @dankanemitsu

まったくその通りだと思います。RT @Sakai_Sampo: いずれにせよ、繰りかえしになりますが、理論的な裏づけはともかく、どんどんいろんな人や会社に、それぞれのアイデアで海外進出に挑戦していってほしいなあ、と思っています。理屈はどうあれ、当てたら勝ち！(^_^)

堺三保/Mitsuyasu Sakai @Sakai_Sampo

@Sakai_Sampo アメコミの日本進出だって、今はもう5回目くらいの波なんですよ、確か（高橋良平さんの説によると）。わしなんか、90年代の4回目の時から翻訳やってるし。で今は、90年代みたいにバカ売れしてるわけじゃないけど、浸透はしてきてると思うんですよね。継続は力なり。

堺三保/Mitsuyasu Sakai @Sakai_Sampo

もちろん、商売なんで、儲けが出ないことには継続できないわけですが。だからこそ、商売上の知恵というか、「何をウリとして、どう宣伝するか」は、考えどころかと思います。それは日本でのアメコミも、アメリカや他の国でのマンガも、おんなじかと。

堺三保/Mitsuyasu Sakai @Sakai_Sampo

そのうえで、個々の人や会社が「それぞれの展開手法」を試行錯誤していってほしいなあ、ということで。いや、及ばずながら、末端の文筆／翻訳業者である自分も含めてですが。

平野耕太 @hiranokohta

@dankanemitsu なんつうか、竹熊氏の言は少しズレてる気がしますよ。左読みの漫画だすだけで云々があるなら海外版は今でも黎明期の左右反転印刷のままだと思いますよ

兼光ダニエル真 @dankanemitsu

@hiranokohta 竹熊さんと完全に同意しているわけ無いので。それぞれの読者層に合わせてもっと色んな形式をあったらいいのにと思っています。左右反転を望む読者も居れば、そのままの方がいい読者も居る。単純に翻訳家として言うと綴じよりも縦書き横書きの面倒くささは半端ないです。

兼光ダニエル真 @dankanemitsu

@hiranokohta Ｕボートとか元の役者さんが英語吹き替え版作っているじゃないですか。あんな感じです。想定読者を国内に限定にしたい人は今のままで、想定読者を海外にも広げたい人は左綴じで。本当によい作品は体裁がちょっと変でも人に響くと思います。小津安二郎とか良い例です。

平野耕太 @hiranokohta

@dankanemitsu それは海外流通を狙える作品は日本国内で流通させるものも左綴じで、ということですか？　

兼光ダニエル真 @dankanemitsu

そうです。野上さんのマンガは右綴じですが、英語併記のがあるのはその所為です。 RT @hiranokohta: それは海外流通を狙える作品は日本国内で流通させるものも左綴じで、ということですか？　

雷門風太(杏東ぢーな)オタクバー店主「汽界淫偵＠MACHIDA」連載中 (日)東5 ハ-20a @JeenaAndow

@dankanemitsu @hiranokohta 翻訳漫画レイアウト経験者からしても、縦書き用の縦長フキダシに横書きを入れるのは大変です。日本語だとかな漢字混じり(主語も無く)で数文字なのに、英語だと何十文字にもなったり。

兼光ダニエル真 @dankanemitsu

@JeenaAndow @hiranokohta デジタルならフキダシを別レイヤーにするという方法論があるんですが、重要なのが「フキダシも絵の一部」。フキダシを弄ることは作者が想定している読者の目線の流れを弄ることになるので気をつけないとダメ。変更不可の人も想定しないと。

兼光ダニエル真 @dankanemitsu

「敷居を低くさせる」は本当は表現として間違っていて、正しくは「敷居の高さを和らげる」の方が良かと。すみません。

兼光ダニエル真 @dankanemitsu

土俵を変えるのではなく追加する考え方ですね RT @juangotoh: @hiranokohta 少なくとも現状主流の漫画雑誌に左綴じの本はないわけで、世界を狙って綴じまで変えた漫画を描くということは単行本描きおろしでいくか、左綴じ漫画雑誌を創刊するくらいのパワーがいりますよね