ぼろたさん(futaba_AFB)と整備兵氏(seibihei)によるドゥーエから始まる航空戦力のお話
@seibihei WW2の航空戦ってどれもかしくも分散していて、全体としてはどういう指向があって概ねこういう方向性があったけど、各国ではこういうふうに差異があったよねとかそういう俯瞰できるものがさっぱりなくて自分が困っているんですよ、、、なので日本軍も調べたく
2013-04-22 02:26:34@futaba_AFB あれもに当たり外れがありすが、鉄道網の破壊や港湾の機雷封鎖は地味に効いていますね。必要な時・必要な場所に必要な兵器や物資が届かないことがドイツ軍の首を締めていったようです。
2013-04-22 02:31:51@uchujin17 「industrial web theory」は目標選定がすごく難しいですし、産業が発達している国じゃないと効果が薄かったり、効力を発揮するまで時間がかかったり他国から輸入ルートがあったりすると、効力が弱くなりますからね...ドイツを追い詰めたのは確かですが
2013-04-22 08:15:29WW1時代の航空戦理論については、各国ともいろいろ試行錯誤を重ねたうえ、欧州ではBoBにつながり、極東ではノモンハンになる。非常に興味を引くところであるが、残念ながら本日語れる範囲ではない
2013-04-22 02:33:17↓ここから翌日
どちらかというと、第一次世界大戦の教訓を受けての航空戦力の定義と役割の考察、それを用いた戦争についてどのような想定をしていたかについてになりますけど
2013-04-22 08:54:02ドゥーエの制空論は爆撃機万能論とよくセットに語られ事実誤認だったみたいに言われることもあるように思えますが、ドゥーエが戦闘機や高射砲に対して何故あそこまで懐疑的だったかについては彼の戦時中での体験があったようです。
2013-04-22 09:02:43ドゥーエは21年版の制空論の中で新兵器である飛行機(この場合は敵国爆撃機)に対抗するため自然発生的に空中と地上双方で防御策が取られ対空高射砲部隊と掃討機部隊(この場合は迎撃を目的とした戦闘機部隊)が誕生し
2013-04-22 09:06:56敵の航空迎撃に立ち向かった訳ですが、まだ実験色の強い稚拙な航空攻撃であっても、イタリアでは効果的な迎撃が出来ず。制空論の中でドゥーエは防御部隊のすべての能力は任務達成に不足と判明したとまで書いています。
2013-04-22 09:09:22理由としてうまく体系化された通報システムにあったにも関わらず、迎撃機が地上から迎撃に上がるのでは遅すぎて既に手遅れで、かと言って当時の戦闘機では常時戦闘機を滞空させるのは事実上不可能であったこと
2013-04-22 09:11:53地上の高射砲部隊も敵機への命中弾はほぼ運の領域で命中を期待できず(実際レーダー連動も取り入れ高度に発達したWW2ドイツの高射砲部隊でも数百発に1発当たるかどうかだったそうなので当時の命中率は1%以下だったのは間違いないです)
2013-04-22 09:15:41そして当たらなかった砲弾は地上に落ちて被害をもたらし、これを行うためにどれだけ大量の人的リソースが24時間何日も緊張状態を強いられ浪費されたかについて指摘しており
2013-04-22 09:18:29さらにドゥーエは敵の爆撃機が20の目標を射程に捉えているとした場合、たった一つの爆撃機でこれに対抗し得るだけのリソースを20個分用意する必要があるという攻撃側の優位を強調しています。
2013-04-22 09:21:42ドゥーエは爆撃機の攻撃力を過信しており(それに似合うだけの攻撃力を持たせるため航空機による毒ガス攻撃も繰り返し主張していますが)第二次世界大戦では彼が言うほど攻撃側のメリットはなかったわけですが
2013-04-22 09:25:11これは戦闘機や高射砲の効率を最大限に高め運用出来るレーダーと高度に発達した地上管制システムの合わせ技をを第二次世界大戦中に準備できたからこそでしょうね、そしてレーダーないですし地上管制システムはドゥーエの頃には極めて原始的なものしか存在しなかったですしね
2013-04-22 09:28:16爆撃機万能論についても双発爆撃機が戦闘機よりも早い時期があったからだけ記述しているのも見たことがありますが、それ以前の問題としてバトル・オブ・ブリテンとカムフーバーライン登場以前は敵爆撃機への接敵自体がとても困難だったことを留意しないといけないかもです。
2013-04-22 09:32:04