「パブコメを出すにあたっての基本的な情報」
原子力規制庁との会合はじまる。市民および福島みずほ議員とで規制基準などについて質問を提出。とくにパブコメを出すにあたっての基本的な情報について確認する。
2013-04-22 13:59:16規制基準についての話が始まる前に、福島議員が汚染水について質問。原因は?「原因はまだ確認中。一か所かも数か所かもわからない」。「海や外にどのくらい漏れたか?」「漏れてはいない」「なぜわかるの?」「…」
2013-04-22 14:03:30質問1.「5年猶予」に関する記載はどこにあるのか? 質問2.法令上の根拠は何か? 回答)「5年猶予」は「附則」に書くべきもの。今回「附則」については条文を確定しておらず、今回パブコメに付している条文にはのっていない。4/10に公開した「別紙4」にかかれいてる。
2013-04-22 14:14:25質問:「5年猶予」についてパブコメに書いて出しても対応されるのか。回答Yes。 質問:「5年猶予」は誰がどのように決めたのか? 回答:検討チームでは技術論を議論してきた。「更なる信頼性の向上のための施設」としてとされてきた。
2013-04-22 14:16:58当方:3/19の田中私案で、いきなり「バックアップ」という言葉がでてきた。市民からみえないところで決められてしまってきた。田中私案には、「混乱がないように」と書いてあるが、特に理由はない。明らかに再稼働のための便宜を図っているにすぎない。21回もやっている検討チームでは議論がない
2013-04-22 14:18:47当方:「5年猶予問題」について。「5年」という言葉がでてきたのは、3/19の田中私案ではじめてでてきた。規制当局の側で、対策を「5年」先送りすることを許していいのか?
2013-04-22 14:22:51規制庁:通常、すでにある基準に上乗せをしている。必要な基準に関しては即座の対応を要求している。しかしバックアップについては猶予を設けることとする。 当方:しかし、福島原発事故があった。バックアップ対策が必要であったというのが福島原発事故の大きな教訓の一つ。
2013-04-22 14:26:01当方:「5年猶予」の根拠がわからない。最高基準の安全性を設けるのであれば、すべてを即座に求めるべきではないか。 規制庁:諸外国でも日本でも、新たに規制を導入するときは、すでに設置されているものについては一定の猶予期間を設けるのがふつう。
2013-04-22 14:29:33当方:私たちは、5年後にここまで要求するのであれば、いま要求してくれということ。いまできるベストの対策をやってほしい。 規制庁:私たちとしては7月までに100点を求めている。「5年猶予」はさらに上乗せするものである。
2013-04-22 14:38:14パブコメについて大論争。当方:私たちは素人なりに真剣にパブコメをだした。しかし根本にかかわるコメントほど、ほとんど対応されなかった。原子力の安全という、みんなが関心をもつ分野について、ここまでパブコメを軽視するのはどうか?
2013-04-22 14:44:54当方:パブコメをだしてもだしても、無視されるということではやる気がなくなる。国民の声を聴く気があるのか?規制庁の信頼がなくなる。 規制庁:いや、無視するということではなく、きちんと精査して我々の判断で、対応すべきものについては対応している。
2013-04-22 14:48:30当方:「設置に5年くらいかかる」から5年猶予するということは、これは安全を犠牲にして現実を優先するということだろう。電力会社への便宜供与以外の何物でもない。
2013-04-22 14:54:09Q:単一故障の仮定と共通原因故障に関する対応はどのような扱いになったのか? A:設計基準は単一故障の仮定、共通要因故障はシビアアクシデント対策でみる。 Q:設計基準で単一故障では甘いのでは? A:それを超えるものについてシビアアクシデント対策でみる。
2013-04-22 15:00:42Q:放射性物質の放出量の制限はどこに記載があるのか? A:書いていないが、「100テラベクレル」。これが安全目標(100万年に1回の事故)。
2013-04-22 15:04:01当方:放出制限の「100テラベクレル」が今回のパブコメ文書のどこにも書いていないのはおかしい。 (私見:距離や住んでいる人の数といった立地審査がなくなるということは、規制を緩めることにならないか?)
2013-04-22 15:13:42質問:重要度分類の見直し、原子炉水位計、逃がし安全弁に関する規制要求に関す る検討を先送りにしたのはなぜか。 回答:技術開発がどのようになされるのかをみながら、時間をかけて規制を検討していきたい。
2013-04-22 15:15:10質問:複数の事故シーケンスが同時に起こる場合の対応は要求するのか。 しない場合にしなくてもよい根拠は何か。 回答:確率的安全評価でやっている。確率的に相当低そうなものについては、イベントツリーの評価まではやっていない。
2013-04-22 15:17:44質問:大飯原発の評価会合において、ヒアリング対象は事業者のみか? 同原発 の安全性に対して問題提起をしている外部専門家、市民の意見をきくべきではな いか。 回答:関西電力の提出した資料の確認という意味で、関電からのヒアリングを行う。外部専門家については、必要に応じて。
2013-04-22 15:20:02質問:事業者(関電)からのヒアリングを非公開にするのはなぜか?議事要旨のみの公開だし。 回答:評価会合は公開している。事務方の確認なので、非公開。
2013-04-22 15:24:57今日は、規制庁と新規制基準について交渉。なぜシビアアクシデント対策を5年間猶予ができるのか、なぜ5年間なのか明確な答弁はない。5年間かければ準備ができるとするが、結局は電力会社の都合にあわせているだけ。なぜ100%の安全設備を要求せず、猶予ができるのか!
2013-04-22 23:47:54昨日の規制基準に関する規制庁との会合の報告⇒ http://t.co/OWY57qHB0n 市民:(5年猶予について)なぜ「5年」? 規制庁:施設の設置にそのくらいかかる。 市民:放射性物質の放出量の制限はどこに記載? 規制庁:記載はない。安全目標の100テラベクレルを採用。
2013-04-23 11:11:55