モーリー・ロバートソン gjmorley さんの「グローバルから『ブレードランナー』へ」

ユニクロの賃金体系統一記事を受けてのツイート。 個人的にはキアヌ・リーブス×たけしの『JM』とか、 パンクやニューウェーブの頃のイギリスとか、 あるいはニンジャスレイヤーの世界観の到来とも感じます
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モーリー・ロバートソン @gjmorley

ユニクロ、世界で賃金体系を統一 役員から幹部、正社員まで - MSN産経ニュース http://t.co/2d0gKpcrC1 ☆「南北格差、解消だ!この水平化で君にもチャンスが…」と、ならない気がしています。いよいよグローバリズムの隠れた本領発揮ぢゃないのかな?MacJob。

2013-04-23 11:57:50
リンク MSN産経ニュース ユニクロ、世界で賃金体系を統一 役員から幹部、正社員まで カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは23日、全世界で働く正社員と役員の賃金体系を統一する方針を明らかにした。海外事業展開を拡大するため、高水準の給与を払い、新興国などでも優秀な人材を確保するのが狙いだ。
モーリー・ロバートソン @gjmorley

はっきり明言してくださいました> 「年収100万円も仕方ない」ユニクロ柳井会長に聞く - 朝日新聞デジタル http://t.co/ye2ncLC3HG

2013-04-23 12:27:41
リンク 朝日新聞デジタル 「年収100万円も仕方ない」ユニクロ柳井会長に聞く 「世界同一賃金」は、社員のやる気を生むものなのか、はたまた「現場の疲弊」をさらに強めるものにならないのか。導入の狙いや、社員を酷使する「ブラック企業」との批判に対する見解を、ファーストリテイリングの
モーリー・ロバートソン @gjmorley

記事から抜粋:「新興国や途上国にも優秀な社員がいるのに、同じ会社にいても、国が違うから賃金が低いというのは、グローバルに事業を展開しようとする企業ではあり得ない」

2013-04-23 12:28:07
モーリー・ロバートソン @gjmorley

想像を進めると(1)世界中から引きぬいた優秀な人材が本社や日本国内の支店で日本人の上司になる(2)他の企業も追随する(3)これが普通に(4)外国人労働者の大量受け入れ→雇用側から見た生産性向上(5)TOEFL必須(6)日本のシンガポール化(7)世界中とおともだちに!

2013-04-23 12:35:07
モーリー・ロバートソン @gjmorley

すでに街なかを歩くと、ここ数年如実に日本の「階層化」が進んでいるという印象が強まっていました。階層化というのはあらかじめチャンスが均等に与えられず、結果の違いをゆるやかになるよう補正してくれる安全網が消失していることを意味します。親から子へチャンスも教養レベルも希望も世襲される。

2013-04-23 12:36:52
モーリー・ロバートソン @gjmorley

この先、仮に何かの拍子に若者が大人数で失業するか、「未来のない」職場に行くしか選択肢がなくなるなどして勤労意欲が広範囲に低下したなら、80年代のイギリス・シナリオだと思います。職もないのにダンス禁止令→ライオット→日本版アンダーワールドへ。同時に国際クラスの超エリートも出現。

2013-04-23 12:39:44
モーリー・ロバートソン @gjmorley

記事からさらに柳井会長の発言を抜粋:「将来は、年収1億円か100万円に分かれて、中間層が減っていく。仕事を通じて付加価値がつけられないと、低賃金で働く途上国の人の賃金にフラット化するので、年収100万円のほうになっていくのは仕方がない」☆ジニ係数がアップ!

2013-04-23 12:42:02
モーリー・ロバートソン @gjmorley

「これは日本経済が北欧型からアメリカ型へとシフトしている、ということを意味しますね」とやさしい口調の経済学者がNHKで解説する場面を思い浮かべました。そこに呼ばれて「さあ。モーリーさんは東大とハーバードを出てやりたい放題なわけですが移民受け入れには賛成ですか?」→

2013-04-23 12:44:05
モーリー・ロバートソン @gjmorley

答えて「ぼくはみんながお互いにやさしくして、踊ってもいい国になったらいいと思います」タレント「でも年収100万円でも楽しく暮らしていく方法とかはあると思うんですよね」外国人出演者「ない、ない、そんなの!」タレント「そうかなあ…」経済学者にんまり。…という2015年の想像でした。

2013-04-23 12:46:58
モーリー・ロバートソン @gjmorley

あと民放でやる「格差ブートキャンプ!」という番組案も浮かんでしまいました。日本の一般人代表が世界のどこかにいきなり連れて行かれ、国際クラスの優秀な人材と競争させられるサバイバルもの。日本のスタジオからはタレントや視聴者が応援。現地に乱入する助っ人も登場して興奮はピークに!

2013-04-23 12:50:31
モーリー・ロバートソン @gjmorley

2016年:「遺伝子組み換え食品は、もう安心です。原子力もクリーンでおおかた問題ありません。格差はむしろあなたの良いところを引き出すきっかけなのです。英語や中国語を勉強して国際人になりましょう。提供はモンサントほか、でした」エンドロール〜BGM「ロッキーのテーマ」

2013-04-23 12:54:50
モーリー・ロバートソン @gjmorley

想像の続き:「イマジン」をサントラに人材派遣のコマーシャル。銀行と消費者金融が一体化。きつい単純作業をサービス残業しながらも英語の教科書とスティーブ・ジョブスのマネジメント本を「読んでおけ」と渡される。雇用から見たお気に入りは「金の卵世代」と呼ばれる、新しい日本へ。

2013-04-23 13:01:31
モーリー・ロバートソン @gjmorley

さらに想像:このゲームでは次第に99%が負け組になっていくが、それはゆるやかな構造上のシフトによって体感されるので、かつての炭鉱ストライキのような騒動は特におきない。自己評価が著しく低い結果の問題行動を起こす人は劇的に増えるけど。

2013-04-23 13:03:44
モーリー・ロバートソン @gjmorley

想像の最後:格差の最底辺では排外主義と陰謀論が渦巻き、日本版ティー・パーティーが結成される。だが個々に自分勝手な首長をぶつけあい、変化への憎悪と未来への不安でしかつながっていない集合体なので、選挙では負け続け、一部が尖鋭化する。極左と極右が街頭で衝突するギリシャ・シナリオ。

2013-04-23 13:05:47
モーリー・ロバートソン @gjmorley

ほんで、最終的にこの想像が行き着くところは「ブレードランナー」の世界です。すべてを集中支配する資本、かっこいい改造人間(つまり国際エリートたち)、海外への労働移民を勧めるアドを映し出す飛行船。いやー…あれが本当になっちゃうのかな?としばし。当時のアメリカはすでにそうだったのかも。

2013-04-23 13:08:47