【エアミス研名物】春の愛川晶マラソン2【お玉さんの読書マラソン】

愛川晶作品を取り上げた、お玉さんの読書マラソン第2部です。愛川作品の看板シリーズであった(はずの)美少女探偵 根津愛シリーズをレビューしてらっしゃいます。
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お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『堕天使殺人事件』 あとラストは、お話の中でちょっと浮いていた村田継弥のパートもちゃんと入れ込んでいるし、読んでる最中、失念するだよう篠田真由美のパートの変なジジイ、彼にも決着をつけているのが、とってもイカスぜ( ´ ▽ ` )ノ これで小森先生のアレも救ってくれたのなら……

2013-04-23 01:39:06
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『堕天使殺人事件』 さて、これは愛川晶マラソンなので、最終章トリ手前で繰り広げられる根津愛の活躍にも注視しなければいけないのだよ( ´ ▽ ` )ノ 堕天使は「一円切手四枚の謎」「だって、冷え性なんだモン」の二編きりで放置されていた根津愛&キリンさんの復活作品でもあるのですよ!

2013-04-23 01:39:40
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『堕天使殺人事件』 『光る地獄蝶』『霊名イザヤ』で地力をつけた愛川晶……だったら、正直根津愛を復活させなくても、他の作家さんが登場させた人物たちを操って、ある程度の事件収束の推理パートを構成できたのでは? と思うのですよ。 二十人あまりの死者が出ている事件に少女探偵を放り込むの?

2013-04-23 01:40:30
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『堕天使殺人事件』 推理を潤滑に進めるために天才型の探偵役が必要だった、その事情はよくわかるのだけれど……。 けど、それに根津愛あてるわけ? 故に、根津愛のメンタルをより強くしなきゃいけないわけで……、毒を盛られて死にかけなきゃいけないわけで……Σ(゚д゚lll)

2013-04-23 01:41:16
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『堕天使殺人事件』 この作品での推理力とメンタルの強くなった根津愛の描写がなければ、次の『夜宴』は書けなかったということは容易に想像つくわけで……(夜宴のネタは捜査員となった栗村夏樹の一編になっていた可能性が大!) えど、この作品の根津愛の推理の説得力と濃度と密度は素晴らしいなぁ

2013-04-23 01:43:42
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『堕天使殺人事件』 根津愛、小森先生のネタ(私、このネタ大好きなのです!)を拾うかにみせかけて、ウヤムヤに誤魔化しているゼ。 しかし、いろんな作家の展開したネタを上手く拾ってるし、根津愛をそのネタを上手く展開できるキャラに仕上げているのぉ シリーズ探偵として使いたくなるわけだわ

2013-04-23 01:43:57
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『堕天使殺人事件』 愛川晶がリレー小説のラスト一本前でなければ、天才型の探偵を必要とすることはなかった。となると、根津愛とキリンさんの出番はなかった。 うん、最初に近い位置の担当だったら、栗村さんを使っていたのだろうね。折原けいポジションで……。ニヤニヤ

2013-04-23 01:49:38
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

というわけで『堕天使殺人事件』終わりです。 事実上の根津愛シリーズ誕生となった作品であるということを再認識した次第ですよ( ´ ▽ ` )ノ これ、本当にいろんな作家さんがとてもいい仕事をしてますのでオススメですよ〜♫ 作家の創作の瞬発力ということが、よくわかりますよ

2013-04-23 01:50:14
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

ということで、次は『夜宴』ですね( ´ ▽ ` )ノ 根津愛長編第一作ですよ〜。 これはね、とても変なミステリなのよ。手がかりは全て提示されているんだけど……、そんなのわかるかぁっΣ(゚д゚lll)

2013-04-23 01:51:30
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

さて、春の愛川晶マラソンその11『夜宴』を読みましたよ( ´ ▽ ` )ノ 根津愛が活躍する初長編になります。 今回は北森鴻の解説がウレシい光文社文庫で読みましたが、親本の幻冬舎バージョンでは後半が袋綴じになっていた本作! さてさて〜?

2013-04-25 01:29:02
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『夜宴』 先に結論、この小説バランス悪いよなぁ、の一言です。 小説の題材、使用される題材、作者の狙いと読者の要望。超天才型の名探偵が登場する本格ミステリとしては、そこらが何か噛み合っておらず、チグハグな感でいっぱいなのですよ。 細かいトコロでな光るところもあるのですが……

2013-04-25 01:30:11
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『夜宴』 つまり、桐野刑事のドジっ子ぶりや真犯人の作為的なトリックを快刀乱麻で打ち払う根津愛ちゃんの活躍をもっと楽しみたいわけなんだよねぇ。 中盤の、社長の後妻のただれた性生活、そんなパートを延々としかもダラダラと読み続けたくはないんだよなぁ……\(´Д` )

2013-04-25 01:30:58
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『夜宴』 この小説の一番の見せ所である「絞殺された死体が起こしたかのように見える自動車事故」も、 「どうやってそういう状況になったのか?」という物理的トリックに重きが置かれており、 「何故そんな状態になってしまったのか?」というWHYがあまりにも軽んじられているのだよね……

2013-04-25 01:32:54
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『夜宴』 というか、ホワイダットの面白味が欠片もありはしないのですよ……

2013-04-25 01:33:27
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『夜宴』 で、その物理大トリックがね、あまりにも偶然を多用してるんよね 偶然その日雨が降っていて、偶然車がああなって、偶然運転手があれになって、偶然近くに人がいて写真を撮って、偶然前日にも不可解な事故があって、偶然縁石が落ちてしまっている状況で……、あーっΣ(゚д゚lll)

2013-04-25 01:36:40
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『夜宴』 あと全ての手がかりはちゃんと記載されているのに、物理的トリックの真相が、そんなの分かるか〜Σ(゚д゚lll)レベルなんだよね。

2013-04-25 01:38:15
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『夜宴』 というか、作内の図版があまりにもアレなの…… このトリックで驚くためには、事故現場の正確な地形図と状況がシッカリと見せてなければいけないはずなのでは…… 理解はできるけど……、腑に落ちないんよね http://t.co/aW9sMrlUtb

2013-04-25 01:39:37
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お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『夜宴』 そして、そんなのわかるかぁ〜レベルの解答を、何でそんな特殊な知識を知ってるの〜Σ(゚д゚lll)、と言いたくなるほどの博識さで読み解いていく根津愛。 愛川晶の小説は薀蓄が多いのだけど、根津愛シリーズはその特殊知識の全てが愛ちゃんの口からアウトプットされるのよね。

2013-04-25 01:39:57
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『夜宴』 この作品のトリック、もう少し煮詰めたらなぁ〜。 あと根津愛のキャラクター性をもっと前に出せるようなお話だったらなぁ〜。特殊な交通事故のお話だもんなぁ…… 偶然ではなく、全てが必然の犯罪だったら……、と想像しちゃうよ

2013-04-25 01:41:04
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『夜宴』 根津愛の社長の後妻に対する対応もすっげえ適当なんだよ。 あのトリックを中心にしてお話を構成している中に、天才型のキャラクターを嵌め込んだ、そんな印象かな。 根津愛と桐野刑事のやりとりは微笑ましいのですが……、事件とは調和してないな。 いろいろ惜しいというのが感想ですね

2013-04-25 01:42:49
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『巫女の館の密室』をちゃきちゃき読もう! 『カレーライスは知っていた』は今日昼ごはんを食べながら読了なのよ。 サンドイッチを食べながら「納豆殺人事件」を読むのは、なかなか苦痛だったよ( ´ ▽ ` )ノ

2013-04-25 01:52:33
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

春の愛川晶マラソンその12。『カレーライスは知っていた』を楽しく読んだよ。 根津愛ものの短編が3本、お父さんの信三さんものが2本。あとちょっとしたミニミステリやマンガなどなど。原書房の親本からの光文社文庫ですね♫ http://t.co/LWfrayIYoS

2013-04-26 23:44:43
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お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

『カレーライスは知っていた』これまで新本格作家に分類されながらも、あまりらしくない、端的に言えばちょっと古臭いタイプの作品を発表し続けていた愛川晶さん。 ですが、この短編集と次の『巫女の館の密室』だけはまさに新本格の冠をつけてもよいのでは、と私思いますわ

2013-04-26 23:44:59
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

「カレーライスは知っていた」 表題作。犯行現場に残されていたカレーを食べたら犯人がわかる! という趣向で有名な本作ですが、犯人の奇妙な心理もなかなか食べごたえがありますよ。 カレーのレシピに仕掛けられたちょっとしたトリックが本当に素敵( ´ ▽ ` )ノ

2013-04-26 23:45:43
お玉と毒をくらわば皿まで @ottama709

「だって、冷え性なんだモン!」 読者への挑戦状がいい感じの短編だ。これはね、ちゃんと考えれば解ける内容になっているのだよ。ステキ。 あと愛川晶なのに特殊な知識を必要としないトリックと解決編がいい感じ。 左右バラバラの装飾がなされた女性の死体の秘密とは……?

2013-04-26 23:46:40
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