《原発事故発生後、3度目の米の収穫期を前にした警告》
- karitoshi2011
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原発事故発生から、というか放射性物質ばら撒き開始から、丸2年2ヶ月が経過した。次の米の収穫は(2期作を除けば)事故発生後3度目になる。放射性物質も、山地に降下したものがかなり下流に移動しているはずだ。そろそろ、下流の汚染に気をつけた方が良いと、私は考えている。
2013-05-11 22:58:56そこで、今年は、改めて警戒心を喚起しておきたい。上流に当たる山に、相当の放射性物質が降下した水系にあたる水田で取れた米は、今年は最低でも、計測後に食べたほうが良いと思う。できれば、他の産地を選んだほうが良いと思う。
2013-05-11 23:29:48今年、昨年以上の警戒をしてほしい米の産地は、以下の通り。山形県南部。新潟県。関東。これらの地域は、上流に当たる山間地に相当な量の放射性物質が降下した。山地の放射性物質除去(除染)は、福島県同様、実施していない。当然放射性物質は下流に向けて移動する。蓄積した可能性もある。
2013-05-11 23:03:40本来なら、先ほど上げた地域は福島県中通りと同程度の、放射性物質移行防止の対策を実施してから米作りに入るべきだった。淡水系と山地が汚染されていることは、湖沼や山菜、動物の放射性物質汚染量である程度推測できるはずだ。実施すべき対策を行わなかった以上、汚染の覚悟はしなければならない。
2013-05-11 23:07:00本来ならこの警告は、関東在住の、福島県の農作物に関して警告を発した、あの大学教授が行うべきだと思ったので、今まで私は積極的に書いてこなかった。
2013-05-11 23:08:27しかし、まもなく今年度産の米が店頭に並ぶ時期が近づいてしまった。今警告を発しないと、手遅れになる恐れがある。原発事故が起きた後で、私は事故前に十分警戒を呼びかけなかったことを後悔したので、今度は後悔しないように呼びかける。
2013-05-11 23:10:37今からならできる対策が、2つある。1つは生産者と消費者が協力して実施すべきものだ。米の収穫前に、できる限り多くの米を検査する体制を整えることだ。これは、福島県が「風評被害対策」として行っていることだ。名目は「風評被害対策」でも何でも良いから、予算を確保して、大急ぎで準備してほしい
2013-05-11 23:13:06もう一つの対策は、消費者が行うものだ。検査体制が整わない地域があるなら、どれだけ汚染されているかわからない米を避けるためには、西日本で取れる米か、北海道で取れる米を確保するしかない。西日本の米の収穫は、比較的早い。早めに確保する段取りをつけた方が良い。
2013-05-11 23:15:262つの対策をあわせれば、話は進みやすくなるはずだ。「汚染度がわからないから、可能な限り全量検査に近い体制を整備してほしい。それができないなら、遠い地域で取れた米を買う。」と地元でJAや自治体や県に呼びかければ良い。
2013-05-11 23:31:59検査機器を購入する予算なら、ある。消化しきれない復興予算があるのだから、今年の分は、米の検査体制拡大・充実に予算を回せば良い。これは、東日本大震災関連の、日本の農業復興の為に必要な予算だ。堂々と支出してもらえば良い。
2013-05-11 23:18:57こんなニュースが福島で流れている。「除染で金銭トラブルか 福島の逮捕監禁容疑事件 犯行の車?市内で発見」 http://t.co/LRqmBjblRG 「除染」ビジネスは暴力団が狙う資金源になっている。「除染」よりも食料の検査に使ったほうが良い。
2013-05-11 23:21:22国民が、将来健康を維持できるようにすることは、日本の将来にとって必要だし、有益だ。国民の健康を無視して、未来も復興もありえない。一度購入した放射性物質検査の機械は、校正などの調整をすれば、何年かは使える。効果が限定されるとわかった「除染」よりも有益なはずだ。
2013-05-11 23:23:53いまさら、放射性物質の拡散が県境で止まっているかのように、福島県にばかり注意を集中させるツイートを繰り返す、福島県外の「科学者」の皆さん、今年はもう少し視野を広げてください。あなたの所の淡水魚の汚染は、どうですか?野生動物や山菜の汚染はどうですか?地元に検査機器を導入しませんか?
2013-05-11 23:27:40