発達障害児教育〜日本とシンガポール

発達障害のお子さんを持つシンガポール在住の方と、日本で発達障害児童の教育に携わる先生のとても有用な会話です。
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KJ @BadBoyBaller
@YuriL お返事遅くなりました。ごめんなさい。まず、始めにお伝えしておきたいことは、私のキャリアがまだ浅いため、私の知り得る教育現場が広くないということです。その点をご理解頂いた上で、少しでも参考になればと思います。
KJ @BadBoyBaller
@YuriL では始めますw ディスレクシアの認識というより、そもそも、学習障害を含めた発達障害全般に対する認識が未だに薄いです。教員の友人に「発達障害の子を教えている」と言うと、大半の方は知的障害の子をイメージします。この認識の差は、私の周辺だけではないと思います。
KJ @BadBoyBaller
@YuriL ですから、ディスレクシアの認識は皆無です。学習障害ということすら、よく分かっていません。トム・クルーズやS・スピルバーグの例を挙げても、「あー、はいはい。字が読めない天才な人たちね」程度です。日本の特別支援に対する一般知識の現状はこんなもんです。
KJ @BadBoyBaller
@YuriL 症状の重い自閉症児は特別支援学校に入学し、毎日を一般の学校とは違うカリキュラムで学習します。「自立活動」という名目です。ここでは話がずれてしまうので、重度の自閉症児については説明しないことにしますね。
KJ @BadBoyBaller
@YuriL 東京都では(区市町村によってシステムは色々ですが)発達障害や学習障害の児童は、普段は普通クラスで普通に授業を受けます。そんな彼らが週1〜2回、最大8時間、私が所属している「情緒障害等通級指導学級」に通ってきて、自分の苦手なことをちょっとでもできるように学習しています
KJ @BadBoyBaller
@YuriL 「情緒障害等通級指導学級」は教科学習は普通のクラスで問題なくできるけれど、対人関係やソーシャルスキル、読み書き困難など、特定の苦手さをもっていて、それによって普通のクラスの友達と毎日を過ごすことに「困った感」が生じている児童が通ってきます。
KJ @BadBoyBaller
@YuriL 情緒障害等通級指導学級(名前が長いのでここでは「情緒クラス」とでもしておきましょう)の対象児童は、知的障害ではない自閉症、ADHD、学習障害などを持っている子どもたちです。彼らは自分の障害に対して自分のクラスを離れて、特別な指導を受けているわけです。
KJ @BadBoyBaller
@YuriL 情緒クラスは公立学校全てにあるわけではありません。区市町村が情緒クラスを設置する学校と、その情緒クラスが受け持つエリアを決めます。情緒クラスに通ってくる対象の児童は、そのクラスが受け持っているエリア内にある小学校に通っている児童です。
KJ @BadBoyBaller
@YuriL 私のいる情緒クラスはA小学校にあります。エリア内に、近隣の9つの小学校(B〜J小学校)があります。つまりA〜J全部で10校の児童の中で、発達障害を持っている子たちが通ってくるんです。B〜J小学校の子達は、自分の学校を離れて、ソーシャルスキルなどを学習します。
KJ @BadBoyBaller
@YuriL 情緒クラス、と言う位ですから、学習障害の子は少ないです。私のクラスは現在23名が通っていますが、学習障害の診断が出ている児童はたった2名です。このパーセンテージは、たぶん私のクラスだけではないと思います。
KJ @BadBoyBaller
@YuriL 日本でも学力に応じて、グループ別に授業をするケースはあります。主に算数です。しかし単純に学習への理解度を基準に分けているだけです。学習の理解が遅れている少人数グループの中には、きっと学習障害の児童もいるんだと思います。が、「勉強が苦手な子」と思われて終わりでしょう。
KJ @BadBoyBaller
@YuriL 学習障害も発達障害も一般家庭レベルで認識されていない為、「そのうちできるようになるだろう」「これは個性だ」と思って専門家の医者に診察してもらわないことがほとんど。それに「障害=社会的弱者」のイメージが強く、障害者のラベリングをされることを親が一番拒否します。
KJ @BadBoyBaller
@YuriL 親の心理、思考として、自分の子どもが障害者だと言われることへの恐怖と未来の不安は計り知れないことは承知しています。しかしそれ以前に日本全体として、障害に対する認識が諸外国に比べて遅れている為、学習障害などへの正しい認識が定着しないのだと、私は思っています。
KJ @BadBoyBaller
@YuriL 私の今の仕事は、Yuriさんのおっしゃる特別教育サポート担当者に似た内容かもしれません。でも私はただの一般教師です。特別な資格はありません。それと普通のクラスで授業している一般教師が、認識を深める為に講習に参加することを強く求められているわけではありません。
YuriL @YuriL
.@BadBoyBaller お返事有り難うございました。成る程、つまり各学級クラス内、あるいは学校内で日常レベルでのサポートがある、というよりは、サポートクラスがある学校の児童以外は、学校外部で実施されているサポートグループに別途通うという形なのですね。
YuriL @YuriL
.@BadBoyBaller 23名というのはサポート対象の生徒全体の数ですか?それとも他にも同じくらいのサイズのクラスが何クラスかあるのでしょうか。それにしても10校くらいから集まっているとしたら随分少ない印象です。
KJ @BadBoyBaller
@YuriL 質問ですが、シンガポールでは発達障害や学習障害への認識が一般家庭でも広く浸透しているのですか?学習障害の子がサポート受けるには医療の診断があるはずですが、子どもの発達段階で早期に発見、診断が出ているということでしょうか。
YuriL @YuriL
.@BadBoyBaller 成る程。ディスレクシア(識字障害)に限って言うと、何故か日本語や中国語などでは症状が出にくいのも、日本での認識度が低い理由の一つかもしれません。ちなみに我が家の次男は幼稚園の時に、他の子に比べて大きく読み書きが遅れていたのを指摘されて気づきました
YuriL @YuriL
.@BadBoyBaller シンガポールでは、ADHDなどはかなり広く認識されているせいか、子供が発達障害を持っている、ということで周囲からネガティブな対応を受けたりすることはまずありません。社会が障害を持つ人に対して寛容かどうか、というのはかなり大きな要素だと思います。
KJ @BadBoyBaller
23名は現在私のクラスが受け持っているサポート対象の児童数です。私の勤務する区は70数校の小学校を9つのエリアに分けて、エリアごとに情緒クラスを1つ設置しています。クラスのよっては30人以上が通ってくる所もあります。 RT @YuriL 23名というのはサポート対象の生徒全体の数
YuriL @YuriL
.@BadBoyBaller でもこと学習障害となると、確かに「子供に学習障害がある」ということを認めようとしない親はまだまだいるようです。我が家の場合は早めに次男の診断ができたので、専門医の助言を受け入れて一年間就学を遅らせました。遅らせた1年間はホームスクールしてました
YuriL @YuriL
.@BadBoyBaller さんのクラスのように、障害を抱えた児童たちだけで安心して色々サポートを受けられる環境ももちろん良いと思いますが、できれば普段彼らに対応している一般クラスの教師も認識を深めて日々の勉強や生活の中でサポートしていける体制がベストじゃないかなぁ、と思います
KJ @BadBoyBaller
@YuriL シンガポールの幼稚園のカリキュラムは分かりませんが、日本の公立幼稚園は読み書きを教えてないはずです。だから読み書きの遅れを指摘されにくいのかも知れませんね。小学校に入学してから先生が「おや?」と思って指摘します。そこが難しい。(続)
YuriL @YuriL
.@BadBoyBaller はい。かなり浸透していると思います。政府自体が効率学校内での特別支援プログラムを強化している上、各学校に最低1人以上の特別支援指導担当教師が配属されており、いつでも相談できる心療セラピストも常駐しています。
KJ @BadBoyBaller
@YuriL (続)日本の教師は「あなたの子、障害かも」と保護者に思われることを極端に嫌う傾向があります。それは日本の社会が障害に対して、非常にネガティブな印象をもっているからだと思います。それによって子どもたちは、長い時間、「困った生活」を強いられるわけです。
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コメント

lilyko731 @lilyko731 2013年5月13日
夕べこちらの会話を読みながら「起きたらまとめよう」と考えていました。ありがたいです!
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